たけくまメモMANIAX

カテゴリー「書籍・雑誌」の記事

2010年1月30日

それでも出版社が「生き残る」としたら

http://www.apple.com/jp/ipad/

↑apple「iPad」公式

ついに噂のiPadの全貌が公開されて、ネットもマスコミも上を下への大騒ぎであります。ここに来て、すでに報道されているアマゾンのKindleをはじめ「電子出版」を普及させるための役者(インフラとデバイス)が出揃った感があります。日本ではまだ普及以前の段階ですが、昨今の出版不況を脱出するための突破口は、もはや電子出版しかないというのは、衆目の一致するところではないでしょうか。

(続きを読む…)

| コメント(113)

2009年11月1日

マンガ原稿紛失とその賠償額について

Nishijima01

↑魔法なんて信じない。でも君は信じる。 (本人本)

えー、これは珍しい本ですよ。どう珍しいかと言いますと、マンガ家が入稿前の生原稿を編集者に紛失され、その顛末をマンガにして出版したという、たぶんマンガ史上初めての本だからです。

(続きを読む…)

| コメント(1)

2009年10月28日

雑誌が“休刊”するとき

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20091026_sho5_6/
↑小学館の学習雑誌「小学五年生」「小学六年生」が休刊、87年の歴史に幕を閉じる

http://sankei.jp.msn.com/culture/books/091026/bks0910261352002-n1.htm
↑「小学五年生」「小学六年生」が休刊 小学館(産経新聞)

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091026k0000e040071000c.html
↑小学館:「小学五年生」と「小学六年生」今年度で休刊(毎日新聞)

http://www.asahi.com/culture/update/1026/TKY200910260317.html
↑「小学五年生」「小学六年生」休刊へ 小学館が発表(朝日新聞)

すでに一昨日の報道になってしまいますが、遅まきながらここでもとりあげたいと思います。昨日はテレビのニュースにもなりましたのでご存じの人も多いと思うんですが、小学館の老舗学習雑誌「小学五年生」「小学六年生」の休刊が発表されました。

ここ十数年は部数低迷が伝えられていましたので、この出版不況下では予想された事態とはいえ、いざ休刊となるとインパクトがあります。今回休刊が発表されたのは「小学五年生」「小学六年生」、それと少女マンガ誌の「ChuChu」ですが、これで事態が収拾すると考えるのは早いと思います。ひとまず無事だった「小学一年生~四年生」も、決して楽観できない状況だと思われます。

(続きを読む…)

| コメント(4)

2009年9月8日

就職しないで生きるには

Syuusyoku1 ↑就職しないで生きるには(上の図版は旧版。現在刊行中の表紙は色が違っているが中身は同じ)

レイモンド・マンゴーの『就職しないで生きるには』は、1979年にアメリカで初版が出版され、81年に晶文社から日本語版が刊行されました。今なお現役で刊行されている大ロングセラーであります。

(続きを読む…)

| コメント(5)

2009年9月1日

竹熊君、“紙”はもう、ダメだよ…(後編)

これから紹介する話は、ごく最近、知人のA君と俺が交わした会話をまとめたものです。登場する人物名はすべてアルファベット表記(イニシャルとは限りません)ないしは記号表記にし、意図的にぼかしている記述がありますが、話の大意はこの通りで、特に金額の数字についてはA君の発言のままにしてあります。

A君は俺と同世代ですが、学生時代にライターデビューし、現在は小さい編集プロダクションの営業と経営に徹しています。社員は社長であるA君と、奥さんのみ。しかし、最近まで常時3~40人のライター・エディター・デザイナー(すべてフリー)を抱えていて、A君が営業をかけて出版社からもらってきたムックや単行本の仕事を、その都度自分の抱えるフリーから4~5人選んでチームを組んで、丸々一冊を1~3ヶ月かけて編集・制作していました。こうした請負仕事(その中にはA君の企画もあります)を彼の会社では常時、8~10冊は抱えていたのです。

ある日、俺の携帯にA君から電話がかかってきました。

A「もしもし。竹熊君さ、誰かマンガ家を紹介してくんない?」

「あれ、マンガ家方面だったら、A君もいろいろ知っているんじゃないの?」

俺がこう言ったのは、A君のプロダクションはマンガ専門でこそないものの、マンガ関連書籍を多く手がけているからです。マンガ界に彼は独自のコネがあるので、こういう相談を彼から持ちかけられるのは珍しいことでした。

(続きを読む…)

| コメント(7)

« 前のページ | トップページ | 次のページ »