たけくまメモMANIAX

2005年1月31日

中尊寺ゆつこさんのこと

さっきのワイドショーでマンガ家の中尊寺ゆつこさんが亡くなったことを知った。「オヤジギャルで一世を風靡した…」とアナウンサーが読みあげたとたん、いやな予感がしたのだが。
ビックリ、としか言えない。彼女がデビューした直後の、まだ売れてない頃をよく知っている。育ちのいいお金持ちのお嬢さんであるにも関わらず、鼻っ柱が強く、上昇志向が強かった。こんなお嬢さんがなぜ、と思ったのを覚えている。いやまあ、上昇志向が実は育ちとあまり関係ないのは、手塚治虫とか見ればわかるわけだが。
マンガ家にはあまりいないタイプで、なんか芸能人みたいだな、と思っていたら、実際に子役あがりで、ある時期まではタレントを目指していたそうだ。大学に入ってからはナゴムというインディーズ・レーベルでバンド活動をしていたが、同期の大槻ケンヂのようには売れなかった。マンガ家になったのは、三度目のチャレンジで、それが正解だったということになる。

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2005年1月31日

先週のアクセス0124-0130&雑談

050124-050130さてまたもや月曜がやって参りました。先週は後半いよいよ1万ヒットを切りましたが、まあこんなもんじゃねえかな、とは思います。なにしろ目玉企画がマッケイですからネタ的にシブすぎですね。しかし前からきちんと書きたかったことですんで、積年の念願がかなってほっとしております(あと1回続きますが)。むしろ地味なネタのわりに反響は大であったといえるでしょう。
マッケイが典型例なんですが、こういうのが書ける媒体ってほとんどないんですよ。研究者や、よほどのマニアならいざ知らず、一般にはまったく知られていないのがその証拠です。だからその意味では、webサイトやblogというのは革新的なメディアだと思うわけです。図版はおろか、音声や動画まで扱えますからね。『リトル・ニモ』にしても、スチル写真だけだったらピンと来なかった人が大部分だと思います。

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2005年1月30日

W・マッケイ(4)沈みゆくルシタニア号

lusitania_000『沈みゆくルシタニア号』(1918)は、それまでのマッケイ・アニメとは異なり、背景が静止画となっている。ここから考えて、部分的に切り抜き法やセル方式も採用されているようである。だが主要な動画部分は、変わらず紙アニメの手法が使われている。セルでは、マッケイの求める微細なタッチが表現できないからであろう。

マッケイは、これをマンガではなく「実写」として観客に見られることを望んだ。したがって作画は徹底した写実的描写に貫かれている。彼はこのわずか9分30秒の作品のために、私財を投じ、丸3年の月日をかけたのだ。

こと作画の労力という点において、筆者はこの作品以上のものを知らない。それはすべての画面が細密なペン画で描かれているのであり、しかも1コマ打ちのフル・アニメーションとして動くのだ。数名のスタッフが雇われたとはいえ、この作品に込められたマッケイの執念はすでに狂気の域に達しているといえよう。

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2005年1月29日

W・マッケイ(3)恐竜ガーティ現る

Mos01アニメ版『リトル・ニモ』を発表した翌年、マッケイは『蚊はいかにして行動するか』(1912)を制作した。ここで彼は2つの試みに挑戦する。ひとつは作品に簡単なストーリーを与えることであり、もうひとつは「背景」を描くことであった。

前者はともかく、後者にはかなりの技術的困難が予想された。それというのも、この時期はまだセルが発明されておらず、背景とキャラをすべて一枚の紙に描かなければならなかったからだ(セルの発明は1915年)。数千枚も描くとなると、これにかかる手間は想像を絶しよう。またどんなに正確にトレースしたとしても描線に揺らぎが生じるので、完成したフィルムでは静止すべき背景がビリビリと振動してしまう。

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2005年1月28日

本業がヤバイ2

特定の人たち向け業務連絡です。例の本業の件ですが、本日中にインタビュー部分はそちらに送れます。とにかくこの終末で全部片づけますのでご安心ください。いや、なんとかします。別の本業のほうはもう少しお待ちください。
本当はプライヴェートでやらねばならんことも山積しているのですが、もう笑うしかありませんので、五分に一回くらいは笑っています。しかもおとといは、実はここだけの話ですけど新宿で人待ちしていて3時間ほど時間が空いたので、『エイリアン対プレデター』を見てしまいましたよ!たぶんこんなことでもなければ劇場で見ることもなく、深夜テレビでひっそりとやったらひっそり見るくらいの作品なんですけどね。まあ時間つぶしにはもってこいの映画でした。
しかしこの、なんというかギリギリの中での「忙中閑あり」で、無為に時間を潰すのも自虐的な快感がありますね。

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