たけくまメモMANIAX

2005年10月30日

楳図かずお・幻のデビュー作品

Amazon.co.jp:本: 完全復刻版「森の兄妹」「底のない町」完全復刻版「森の兄妹」「底のない町」

今年は画業50周年ということで、もうマスコミに出まくりの楳図かずお先生ですが、これから来年に向けても、復刻企画が続々と実現していくとのこと。

そんなわけで先日の『へび女』『ねがい』『蟲たちの家』(以上小学館)に続き、今度は小学館クリエイティブからななななんと、楳図先生の処女作品『森の兄妹』、そして幻の貸本サスペンス『底のない町』が出ました!出ました!出ました!出ました!

これはすごいことですよ。『森の兄妹』はヘンゼルとグレーテルを原作にした童話なんですけど、これを描いたときの楳図先生、なんと14歳! 習作として描かれたものでしたが、その後18歳のとき(1955)に、東京のトモブック社から立派な本となって出たのであります。

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2005年10月28日

【業務連絡】「色単」復刊記念サイン会のお知らせ

Amazon.co.jp:本: 色単 ―現代色単語辞典色単 ―現代色単語辞典

このたびポット出版から復刻されました『色単』ですが、先日見本が届きました。昔の版をスキャニングしているので仕上がりに不安がありましたが、ほとんどオリジナルに近い出来で、近年のコンピュータ技術の底力を示された思いであります。

それはそれとして、以前もちょこっとお知らせしたサイン会、いよいよやることになりましたので、告知いたします。竹熊のツラを拝みたいという危篤奇特な人は、ぜひいらしてください。

◆「色単」刊行記念サイン会◆

●出席 竹熊健太郎(共著の友成純一氏は地方在住ゆえ、参加しません。残念)
●日時 11月6日(日)午後3時より
●場所 中野タコシェhttp://www.tacoche.com/

なお一般書店売りは来週頭くらいからになりそうです。初版部数がそれほど多くないのでアマゾンで買うのが確実かも!

色単 ―現代色単語辞典(←クリック!)

詳しい内容は下のURLを参照してください。

http://memo.takekuma.jp/blog/2005/04/post_1.html
http://memo.takekuma.jp/blog/2005/10/post_fde7.html

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2005年10月26日

中川翔子と切込隊長と

えーと、先週末から「たけくまメモ」も大変な状況になっておりますて、いろいろ書きたいネタも後回しになっていました。ぼちぼち通常業務に戻したいと思います。

goninnokabe-P1000734←左から清水厚監督、金子デメリンさん、俺。

とりあえずこないだの日曜に例の『クイズ五人の壁』(BSフジ)の収録に行って参りました。俺以外の出演者は、UMEZZ.COMの金子デメリンさん、「ねがい」を映画化した清水厚監督、恐怖のオタドル中川翔子さん、そしてミュージシャンのローリー寺西さんであります。

クイズは……やはり難しかったな。なんかやたら『まことちゃん』から出題されてて、俺の楳図歴で一番苦手な部分。まことちゃんに「どど彦」っていうキモメンキャラが出てくるんだけど、「これの本名は?」って言われて思わず「●●●●」って書いちまいました。ちょっとマニアックすぎたのか、司会の笠井アナとブラザートムさん、意味がわからずポカンとしてしまった。TV的には大失敗。もちろん解答も間違ってます。

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2005年10月24日

「盗作問題&ライブラリ構想」討論スレッド

なんかここ数日の「某マンガ家の盗用問題」にはじまる一連のエントリにおいて、コメント欄が爆発してしまい、もはや全部読むのも大変な状況になっております。一応俺のほうは「フォトライブラリ構想」まで含め、この件に関する意見は一通り述べたつもりです。が、皆さんもご指摘の通り、コストの見積もりを含めて、非常に穴だらけの構想ではあります。

ひとつ書いておくと、俺のライブラリ構想は、出版界は長年マンガで儲けてきたのだから、多少は創作現場の利便性のために利益を「還元」してもバチは当たらないのではないかと思ったことがきっかけなわけですね。また写真トレスなどで生じる著作権侵害問題は、マンガ界長年の宿痾でもあったわけで、こうしたライブラリを設けることで「訴訟リスク」が少しでも軽減できれば…と考えたからでもあります。

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2005年10月23日

マンガ専用フォトライブラリー構想

一連のエントリのまとめとして、エントリやコメント欄でも話題になった「マンガ家用のフォトライブラリー」について、再度書いてみたいと思います。

現代のマンガ表現において、マンガ家が作画参考用に写真を使用することは、ごく当然の行為になっています。まあ『フリテンくん』とか『ぼのぼの』のような作品でどれだけ使うかは疑問ですが、リアリスティックな描写を要求する劇画やストーリーマンガでは、写真は、まず必須の作画資料と言っていいでしょう。

さてこうした写真を作家がどう調達するかというと、たいていは、あらかじめ用意しておいた雑誌写真のキリヌキや、写真集などを使うことが多いわけです。ここで写真はあくまで参考にして、十分な程度のアレンジを加えることができれば、著作権的な問題は生じにくいわけですが。

しかし「単純トレース」から「創作性を持ったアレンジ」までの間には巨大なグレーゾーンが存在するのは確かで、本人はアレンジしたつもりでも他人はそう思わないケースもあり、これこそがまさに、マンガ家がしばしば写真家などから訴えられる土壌になっているわけです。ちなみに資料が写真でなく絵画であった場合でも、考え方としては一緒です。

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