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2008年11月27日

身辺雑記は苦手である

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マンガ雑誌ネタの続きを書こうと思っているのですが、今度も長文になりそうで、なかなか書けずに滞ってます。今週は他の〆切りもあり、長い更新ができないかもしれないので、近況報告でお茶を濁そうかと。

と、書いて思ったんですけど、そもそも普通はブログって近況報告とか身辺雑記とか、今日は何を食べたとか飼い猫がどうしたとか書くことがほとんどですよね。俺みたいに必ずテーマやネタを考えないと書けないとか、長文を書かねばならないみたいな強迫観念にとらわれているブロガーというのはあまりいないかもしれません。

いや、いるかも知れないけれども、そういう人って「燃え尽き症候群」になったりするじゃないですか。ブログにばかり時間がとられて、そのうち本業の時間や生活時間を圧迫するようになって「燃え尽きて」しまう。しだいに更新が面倒になって、しまいにはそれが重荷となってブログから離れてしまう人が多いみたいです。

ブログについての心得とか読むと、燃え尽き症候群を防ぐためにも、短い身辺雑記で結構ですから毎日更新するようにしましょう、とか書いてあると思います。俺もそれはそうだよなあ、とは思うんですけどね。でも俺、前も書いたかもしれないけれど、日記とか身辺雑記書くことが苦手なんですよ。

だって今日(もう昨日か)の出来事を書こうとしたところで、今日は午後3時まで「ちくま」の原稿を書いて、編集者にメールして小田急線に乗って新宿でマッサージ受けました、帰りはロマンスカーの車内でウェンディーズのハンバーガー食べました。それからアイフォーンで2ちゃんねる見ながら帰宅しました、終わり。と書くしかないですよ。これのどこが面白いんですか。

若い頃、俺は日記つけようとしたことが何度かあって、毎年暮れになると来年の日記帳を買ってですね。箱入りハードカバーのごつい日記帳ですよ。それを買って、大晦日に来年こそ日記をつけるぞ、と決意を新たにするんですが、2月から先まで日記帳が埋まった試しがないんです。なんというか、読み返しても無味乾燥な生活の記述があるばかりで、自分で読んで面白くないんですよ。

せめて今日近所を歩いていたら空から謎の物体が墜落して、中から全身緑色で顔が中村玉緒ソックリの宇宙人が出てきました、なんてことがあったら面白いんですけどね。現実にはなかなかそういう出来事には遭遇しません。

あ、そういえばこの前、新宿の雑踏をベンジャミン・フルフォードが歩いているのを目撃しましたよ。俺、あの人のファンなので、思わず駆け寄って、アメリカがいよいよ来年に迫ったというドルのデフォルトを見越して密かに準備している新通貨「アメロ」はどうなるんでしょうとか、今回の金融恐慌はやはり国際ユダヤ資本の陰謀が失敗したと考えるべきなのでしょうか、それともこれこそが陰謀なのでしょうか、なんてことを語り会いたいと思ってしまいましたよ。話しかけませんでしたけど(このことは今思い出しました。近いうちエントリにするかもしれません)。

それはさておき、日記を続けている人の中には、他人に対する悪口とか、恨み辛みを膨大に書いている人もいるようです。なるほど怒りくらい、ものが書けるスタミナ源はないかもしれません。まあ日記ならそれでいいけど、ブログでそれやったら確実に炎上でしょうね。やってる人もいるみたいですが、俺は怖くてとてもできません。

それで俺は、毎日毎日ブログのネタをどうしようと考えながら、日々を送っているのです。そんなことしていたら本業(文筆業)に影響が出ませんかって? 出ます。確実に悪影響があります。雑誌にエッセイ書いたら、ああこれでブログに書くネタがひとつ無くなった、と思って悲しくなるとかですね。

だから俺が今連載している産経新聞夕刊のコラムは「出張たけくまメモ」というタイトルにしていまして、ブログとネタかぶりますよとあらかじめ宣言しているわけです。とは言っても書いているうちに別の文章になりますから、いいんですけど。まあ、原稿料をいただくわけですから、ブログとはなるたけ異なる切り口にしたいと努力しています。

それで、俺が今持っている商業誌の連載は、産経新聞夕刊のコラム(毎月)と、「ちくま」の連載しかありません。ちくまのこれは、俺と森川嘉一郎・伊藤剛の三者の持ち回り連載でありますから、〆切りは三ヶ月に一回しか来ない。しかも、年明けにあと一回書いたら終了する予定であります。

産経新聞については、俺が脳梗塞で入院する前に連載が始まったのですが、入院してからの数ヶ月、中断していたのですね。俺としては、当然連載は消滅したと思っていたのですが、なんと数ヶ月後に「そろそろ再開しませんか」と連絡が来たんですよ。その恩義もありますので、この連載だけは、向こうから「もういいです」と言われるまでは続けたいと思っています。

そんなこんなで、文筆業者としての俺は、はたから見れば開店休業状態なのですけれども、たまに来る仕事も、今は基本的にお断りしていることが多いです。それもこれも、一本でも多くブログにエントリをあげたいと考えているからです。

別に文筆家を廃業するつもりはないんですが、おそらく50歳以降の俺は、このまま行くとブログと同人誌が文筆家としての主要舞台になりそうな気配です。まあ実家暮らしですし、親父には年金があるので特別俺が養う必要もないし、来年は大学の仕事も増えますので、生活はなんとかなりそうですからご心配なく。

この「たけくまメモ」を始めてからも、半ば冗談で「50過ぎたらライターを廃業してブロガーになる」と周囲に言っていたのですけど、冗談ではなくそうなりそうな気配になってきました。しかしまあ、頭の中に脳梗塞が六つある人間としては、いつなんどきポックリ逝ってしまうかもわかりませんし、物書きとしてはロートルですから仕事が先細ることは目に見えてますし(もう先細っている)、こないだ風呂上がりに鏡を覗いたら頭頂部の地肌が妙に目立って見えてドキリとしましたし、なんか今、好きなことをやっておかないと死んでも死にきれないという気分になってきました。

そんなわけで近況報告ですが、こないだ「マヴォ」の表紙が上がってきて、原稿もかなり集まって来ています。なんとか来月頭には、印刷屋さんに入稿できる模様。12月に入ったら丸山薫さんの表紙絵を公開します。なかなかカッコイイ表紙になりましたよ。お楽しみに。


たけくまメモMANIAX

| コメント(2)

“身辺雑記は苦手である” への2件のフィードバック

  1. テレ朝 前田有紀ラ.ブホ流.出.衝.撃写.真とデジカメ映.像!!期.間限.定大.公.開!

    テレ朝 前田有紀ラ.ブホ流.出.衝.撃写.真とデジカメ映.像!!期.間限.定大.公.開!

  2. ロード・ウォリアーズ

     私が中学生の頃は大変なプロレスブームでした。
     初代タイガーマスクは引退してしまっていましたが、全日本と新日本の興行戦争が真っ盛りの頃でして、プロレス会はまだまだ元気な時代。
     エース級のレスラーの引き抜き合戦で盛り上がっていたのでした。
     たとえば、新日本を長年支えた悪役レスラーのエース格だったタイガー・ジェット・シンが全日本に移籍し、ファンクスと血の抗争を繰り広げたアブドーラ・ザ・ブッチャーが新日本に引き抜かれたりしていたんです。
     
     ウエスタン・ラリアットで一世を風靡し始…..

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