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2009年3月27日

定額給付金をどうするか

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うちにもついに来ましたね。いや給付金そのものではなく、申請用紙ですけど。一人12000円ですから、俺のぶんと父親のぶんで、あわせて24000円。(※)微妙な金額ですね。お小遣いとして考えればまあまあですが、生活費として考えたら微々たるもの。まあしかし、用紙に名前書いてハンコ押して、あとは保険証と預金通帳の写しをつけるだけで、お金を振り込んでくれるというのですから、早速記入してポストに入れてきました。

※ 父親は76歳なので、8000円プラスされてトータル32000円でした。

得したような、でも考えてみれば原資は税金なのだから、単に取られたものの一部が還付されるだけであり、どこまでも微妙な気分です。とりあえず、くれるものはもらってしまえという、庶民としてはしごく当たり前の行動に出てしまいましたが。

これってあれでしょう。来る総選挙を睨んだ、麻生さんの有権者に対するご機嫌とりなんでしょう。だから、まるでアリバイみたいに「給付が不要の場合は、ここにシルシを入れれば給付しませんよ」という欄まで作ってある。つまり「私は12000円のハシタ金で選挙を有利にしようというさもしい考えには同意できません」という意志表示の手段まで、あらかじめ作ってある(※)わけで、それを含めて微妙だと言っております。

※いや、あくまで定額給付金の目的は経済活性化であって、選挙対策ではないということなのでしょうが、誰がそんな建前を信じるというのでしょう。

まあ、かつて小渕内閣の時に実施されたクーポン券みたいなのがあったじゃないですか。クーポン券じゃないや、地域振興券。あれ、経済活性化の効果があったかどうか、まるで不明でしたけどね。そもそも俺、地域振興券の現物、とうとう見たことなかったですし。アレに比べれば、今度はまだ現金であるぶん、潔いのかもしれません。

市役所から届いた給付金申請書に記入していて、俺は小学校の頃に住んでいたC県の田舎町での選挙を思い出してしまいましたよ。

俺が当時住んでいたC県A市は金権政治の最たる地域でして、選挙になると地元の世話役みたいなオッサンが腹巻きに札束入れて一軒一軒回って来ましたよ。いや本当の話。今はそこまで露骨なことはやってないと思いますけどね。70年代の初頭でしたから、田中角栄が首相だった頃ですよ。角栄さんほどキャラの立ってた総理はいませんでしたので、今でも嫌いになれないんですけど。でも金権政治のご本尊みたいな人ですから。そりゃ凄かったです。

ともあれ、俺が居間でテレビ見ていると、玄関先で母親が応対していて、オッサンの胴間声が響いてくるわけです。「○○センセよろしく。おたくん家、有権者何人だっぺか。2人ぃ? んじゃ1万」って、腹巻きから万札出してきて。1人あたり5000円。お袋がそれを受け取ったのかどうか、はっきり記憶してないんですけど、たぶん受け取ったんじゃないかな。70年代初頭の1万円って結構でかいですしね(※)。だいたい、地元の有力者が「くれる」というものを拒んだりしたら、後でどんな目にあうかわかったものじゃない。田舎ですから、そういうものですよ。

※金額についてはちょっと自信ないです。さすがに70年代初頭だから、一人1000円とかそんなものだったかも。ただ感覚としては、今の5千円くらいの感じでした。

それで俺が強烈に覚えているのは、その頃担任の先生がですね。ホームルームの時、生徒に向かってこういうことを言ったんですよ。

「今、選挙で君たちの家にもどこかのおじさんがお金を持って回って来ていると思います。構うことありませんから、受け取ってしまえとご両親に伝えてください。たとえ受け取ったとしても、投票するしないは両親の自由なんですから。受け取っておいて、その人には投票しなければいいんです。くれるものはもらってしまいなさい」

本当に先生がこういうことを言ったんですよ。未だに俺、耳にこびりついてますもん。その時以来、そうか、選挙でお金もらっても、投票する義理なんかないんだ、という信念が俺の中にはあります。

そういうわけですから、俺は胸を張って定額給付金をもらいますが、自民党には投票しません。自民公明以外のどこかにするつもりですが、まだ考え中です。選挙までには決めたいと思います。


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| コメント(3)

“定額給付金をどうするか” への3件のフィードバック

  1. 狐の王国 より:

    ハシタ金で人が動くのは貧しいからじゃないか?

    たけくまメモ : 定額給付金をどうするかという記事。 ウェブではあちこちで書かれてて「定額給付金ってまっとうな政策だよね。反対してるヤツらがバカなんじゃね?」くらいの雰囲気にまでなってたように思うのだが、意外にもかの竹熊健太郎さんが異論を唱えてたので非常に気…

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