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2009年5月31日

村山知義「三匹の小熊さん」展

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Kogumasan02↑上の図版をクリックするとさらに拡大します。

6月6日から7月12日まで、渋谷・松濤のギャラリーTOMで、「村山知義と三匹の小熊さん展」が開かれます。

村山知義は大正時代末期に日本最初のアヴァンギャルド芸術集団「マヴォ」を結成し、日本の前衛芸術運動に一石を投じた人物ですが、美術以外にも舞踏・演劇・舞台美術・映画・脚本・小説・絵本・デザイン・イラストレーションなど多方面に才能を発揮し、昭和初期のマスコミから「日本のダ・ビンチ」と呼ばれた人物。今では「戦前の寺山修司」と呼ぶのがピッタリするかもしれません。間違いなく、近代日本が生んだ天才の一人に数えられるでしょう。

今回は彼が手がけた絵本の代表作である「三匹の小熊さん」(原作・村山籌子)を中心に、村山の童画・マンガ・アニメーションを集めた回顧展になります。

特に貴重なアニメーション『三匹の小熊さん』(昭和6年)を会場内で随時上映するとのこと。この作品は村山が深く関係していた婦人之友社の製作ですが、村山知義を中心に少人数のスタッフで作られ、ごく一部で自主上映されただけの幻のアニメーションです。

これまでこの作品は婦人之友社から出されたVHSビデオ(1800円)で見られる以外、DVDでは紀伊国屋から出された38万円もする研究者向けの高価な選集にしか収録されていませんでした。当日は会場での上映の他、特別に制作した「三匹の小熊さん」DVDをギャラリーTOMで販売するそうです。

俺は以前、紀伊国屋の選集でこのアニメを見て、そのモダンで超ナンセンスな面白さに驚愕しました。今回は「三匹の小熊さん」の絵本版の原画や、戦後に描かれた「ぼくとTOM」の原画も展示されるそうです。滅多に見られない貴重な展示ですので、ぜひ足を運んでみてください。

●村山知義と三匹の小熊さん」展・案内

●開催期間 6月6日(土)~7月12日(日) ※月曜休日
●会場 渋谷・ギャラリーTOM
http://www.gallerytom.co.jp/(サイト)
http://www.gallerytom.co.jp/map.html(アクセス)

ちなみに俺が編集するマンガ同人誌「マヴォ」は、村山知義にオマージュを捧げてつけたタイトルです。今回の会場となるギャラリーTOMは、知義の息子夫婦(村山亜土・治江氏)が設立したギャラリーです。詳しくは公式サイトをご覧ください。


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