たけくまメモMANIAX

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2010年7月27日

紙の「マヴォ」は次回の5号でいったん休刊します。

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すでに夏休みに突入しておるのですが、夏コミで出す「マヴォ5号」の入稿が追い込みで、今回はDVD『海からの使者』も出しますのでシッチャカメッチャカになっております為、「たけくまメモ」の更新も滞ってましてどうもすみません。

夏休みに入って、いったん京都の部屋から神奈川県の自宅に戻っているのですが、連日、いろいろな人との打ち合わせが続いています。秋以降の、俺個人の活動に向けての布石なのでありますが、もちろん大学についての話もあり、この夏休みは、全体で三分の一くらいは京都で過ごすことになりそうです。ただでさえ頭がワヤクチャになりますのに、この暑さが加わって脳味噌が沸騰しそうです。

このまま脳梗塞が再発して路上で倒れて日干しにならないとも限りませんので、倒れた俺を見かけた人は119番通報していただけますと助かります。

とにかく忙しいのですが、打ち合わせで新宿や渋谷に出ますとつい映画を見てから帰ろうなどと考えてしまいまして、この土曜日にはレオ様主演の『インセプション』、本日は『借り暮らしのアリエッティ』を見てしまいました。

『インセプション』は、アニメの『パプリカ』と『ドグラマグラ』を足したような映画でした。難解なテーマとストーリーを強引にハリウッドアクションでつなげたみたいな映画でした。おもしろかったんですが、途中でわけがわからなくって30分ばかり寝てしまい、はっと我に帰ったら「007」風の雪山アクション映画になっていて、かと思えば橋の上から主人公たちを載せた車が超スローモーションで落下するシーンになったりして、何がなんだか全然わかりませんでした。

どうも、「夢の中で夢を見る」みたいなことが何層にも積み重なって、複数の夢が相互に影響を与えながら同時進行する映画のようです。おもしろそうではあるのですが、本当にわけがわからなかったので、体調を万全にしてから再度視聴してみたいと思います。

何度も繰り返し見ることを想定した作りの映画だと思うんですよ。DVDが出たら買っちゃいそうだな。

それで本日見た『借り暮らしのアリエッティ』なんですが、見る前にいろんな人から「つまらないよ」と聞かされていて心の用意ができていたためか、案外おもしろく見られました。アルコール中毒患者や麻薬中毒患者はよく小人を見るそうなんですけど、別にそういう映画ではなく、心臓の弱い少年が小人のアリエッティと出会う映画です。小人の世界のディティール描写が、宮崎の好きな『バッタくん町へ行く』みたいで楽しい映画でした。少なくとも『ゲド戦記』の26倍はおもしろい映画だったと思います。DVDは買うかどうかわかりません。

それで唐突なんですが、次の5号を持ちまして、「紙のマヴォ」を一時休刊することにしました。理由はいくつもあるんですが、一番大きい理由は、これ以上「紙のマヴォ」を続けるためには本格的な編集部が必要になってきたからです。要するに俺一人の編集体制と、ポケットマネーで刊行し続けることが困難になった、ということです。

現時点で、俺は『マヴォ』のために町田に部屋を借りてアルバイト要員を雇っており、月々20~25万円を俺の給料から出費しております。このため個人的な貯金が全然できません。そればかりか今回はDVDも出すため、夏のボーナスはあらかた「趣味」のために消えてしまいました。このやり方では早晩行き詰まることは明らかですので、ここらで一度刊行を中止して、やり方を見直そうと考えました。たかが同人誌ではあるのですが、定期的に「紙の本」を出すことにはそれなりのリスクがあり、正直個人として負担が大きくなってきたということです。

とりあえずは、この10月頃からある電子出版サイトを間借りして「電脳マヴォ」を創刊します。「マヴォ」での連載と、いくつかの作家の作品は「電脳マヴォ」に引き継ぎます。詳しいことは後日告知しますので、よろしく。

これから数日は、「マヴォ5号」の最後の追い込み作業に集中します。8月に入ったら告知を開始しますのでお楽しみに!

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| コメント(10)

“紙の「マヴォ」は次回の5号でいったん休刊します。” への10件のフィードバック

  1. xcc より:

    同人誌は大手の雑誌と比べれば未だ未来がありそうですが、正直もう分厚い紙の漫画雑誌なんて処分するのが面倒だから買いたくないというのが今の気持ちです。
    ある電子出版サイトってまさか漫画onWEBじゃないでしょうね!?

  2. めきし粉 より:

    たけくま先生の事だから、ぬかりは無いかと思いますが、電子出版サイトって、さりげなくアレな契約を結ぼうとする所が有ると思いますから要注意です。
    最低でもデーターは取り戻す。拘束は無し。抜かりがちなのは、宣伝の交渉をする事。
     電子出版って実は、会員制ビジネスに非常に近い(言い換えると一般化されていない?)面があると思いますから、会社のさじ加減って多少あると思います。また会社によって売れる物がガラリと違ったりしますから、複数会社との契約を前提として考えるのもアリかも。
     また、自前のファンがいて「外から新たな客をおたくのシステムに引っ張ってこれるから」って言う面を、会社との交渉に持ち出すと、有利な交渉が出来るかもしれません。
     

  3. たけくま より:

    >めきし粉さん
    僕が今交渉しているところは、口頭での説明のみですが契約による縛りが一切ないとのことですので(他社での出版も自由、他サイトへの乗り換えも自由、当面は参加費も無料)、実際の契約書の文面を見なければわかりませんが、今はここにしようと考えてます。
    参加費無料というのは、実は先方から「ぜひともマヴォに参加して欲しい」という依頼があったためです。データーの変換や、アップロードも先方でやってくれることになっています。
    まあ、実際に始めてみなければわかりませんが、今はここでいいかなあと。
    宣伝に関しては、基本的にはこちらでやる形になると思います。サイトの中に「電脳マヴォ」のコーナーを作っていただけるので、そこに「たけくまメモ」からも直リンする形です。たぶん、俺のWEBサイトの一コンテンツのように見える格好になると思います。
    当面は完全無料公開になります。課金も可能なのですが、原則的にWEB雑誌は無料公開、単行本は紙の本として有料で出す、単行本の電子公開は紙の5分の1くらいの値段にする、または月額300~500円程度で読み放題にする、などを考えています。最後の読み放題は、十分な数のコンテンツが揃わなければ意味がないかもしれませんが。
    ちょっと、このあたりの話は後日書く「電子出版ははたして儲かるのか?2」に譲ります。今しばらくお待ちください。

  4. けおら より:

    インセプションは、途中を見逃すとイメージだけの映画になってしまうと思いますが、
    辛抱強く頭から観ていけば、話の流れ自体はとてもシンプルな作品だと思います。
    何段階も夢の階層を降りて行って、下の階に行くほど、
    浦島効果ばりに体感時間が引き延ばされるのがミソですが、描写としては厳密じゃないので、
    車のシーンだけが延々スローモーションになっています。
    なんせ脳に負担が掛かるので、体調万全で再挑戦される事をお奨めします。

  5. 忍天丼 より:

    電子書籍の戦国時代が始まりましたけど勝つのはどこか?
    その前に勝者はいるのか?全員負けそうな気がしないでもないですが。

  6. より:

    読み放題ってビジネスモデルとして破綻してますよ、著作者にとって。
    編集者にはまったく気にならない話でしょうけどね。

  7. ww より:

    ↑そうかな?決め付けるには考察不足だよ

  8. 観陸 より:

    電脳wwwwwwwww

  9. ぬるはち より:

    うん「電脳」って懐かしい響き。
    昔電脳遊園地などという富士通の発表会思い出した・・
    (だったっけ?ちっとだけ手伝いしたがほぼ忘れてる)
    あの頃結構頑張ってたけどなFMタウンズ。
    それはさておき
    ありていな「電子版」でなく「電脳」というからには
    まさか電子頭脳のことじゃないだろうし、
    頭の後ろのソケットに“ジャックイン(懐かし語)”して
    「マヴォ」をインストールで大トリップ。
    「るーしーは金剛石持って空の上~!」とか叫ぶくらい
    やってくれるんでしょうな!

  10. はっく より:

    雑誌の定期購読(郵送されるもの)ってあるいみ「読み放題」だよね。
    そういう風に考えたら一概に破綻しているとはいえないんじゃない?

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