たけくまメモMANIAX

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2005年2月2日

「電車男」…まだ読んでません!

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ついこないだ原稿依頼の電話が来たんですよ。なんせ出版不況じゃないですか、もう来る仕事は全部ありがたいですから、なんかちゃんと用件を聞く前から「あ、書きます書きます」って言ってしまいました。それは某社から出るという『電車男』のファンブックなんですがね。「ブームではありますが、竹熊さんには、読者に“こんな読み方もあったんだ”と思わせるような、新しい切り口でその、ひとつ」と言われたんで、「ハイわかりました」と。

で、電話を切ってからハタと気が付いたんです。俺まだ『電車男』読んでないんですよ。いやさすがに有名な作品なんで、だいたいの概要は知っているんですけど。アキバ系のオタク男が、電車の中で一目惚れした女とよろしくやる話でしょう? それが全国のオタクに希望を与えたとかなんとか。ちょっと違ってたらすいません。

とにかく仕事は引き受けてしまったから、これから読みます。本も入手しているんで、この週末にでも。しかしねえ、すでに有名すぎる作品だし、ネットでもあらゆる人が語り尽くしているわけではないですか。いまさら俺なんかに書くことがありますかねえ。それになんですか、「電車男=ヤラセ説」もあるそうじゃないですか。なんか検証サイトとかもいろいろあるらしい。

ああ、だんだん心配になってきたな。それで編集者からは「ファンブックですので、作品に対して肯定的な内容でお願いします」って言われているし。そのうえ「こんな読み方もあったと読者に思わせるような、新しい切り口で」ですよ。無理じゃねえのか? てなわけで、とにかく頑張って読んでみます。ああ不安だ。

※(2)につづく→

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| コメント(40)

“「電車男」…まだ読んでません!” への40件のフィードバック

  1. nomad より:

    えっ買ったんですか?
    まあ、借りたにしろ献本にしろ、本として読むべきものとは思わないんですよねえ。
    「電車男」でググればいくらも出てきますのでご確認いただきたいですが、本としてのマンガ、Webマンガの差に比べるまでも無く、ネット上にあるからこそ生きるコンテンツだと思いますよ。
    とりあえず下記参照
    (2chはご存知と思いますので割愛)
    公式まとめサイト(このまとめのうち一部が電車男)
    http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Aquarius/7075/index.html
    電車男検証サイト「電車男の時刻表」
    http://subway.seesaa.net/
    電車男@全過去ログ
    http://f41.aaa.livedoor.jp/~outerdat/
    その他にももちろんいっぱいあるのでご確認下さい。

  2. たけくま より:

    ↑いや編集者に送ってもらいました。
    ネット上の関連サイトはあまりにも多くて、読むのに気後れしてたというのが本音です。
    電車男に関しては完全に乗り遅れましたねえ。
    気が付いたらもう話題になってましたから。
    ともあれ、いろいろご紹介くださってありがとうございます。

  3. 池本 より:

    僕も随分後手後手(単行本化よりは前)で、まとめサイトに目を通した口なんですが、内容はまぁ…いい話と言えばいい話だけど特にどうこう言うような物でもなく…だから、肝となってるのは『共鳴』とかそういった物ではないかと。例えば「ビューティフル・ドリーマー」を見た時に共有する『学園祭前夜の高揚感』。「電車男」を取り巻く、あの場の当事者達と共通する部分を多少なりとも持った人間が読んだ場合に、適当に面白がれるネタなんだろう思います。「電車男」の本がヒットしたのは、ただ単に『売れてるから売れた』だけ…としか思えないですね。

  4. naga より:

    >その他にももちろんいっぱいあるので…
    その内の一つ↓
    『ARTIFACT -人工事実-』
    2005/01/15
    『電車男まとめサイトでまとめられているスレの共通点』
    http://artifact-jp.com/mt/archives/200501/dennsyamatome.html
    ↑ここは、読んで損はないと思いますが…
    >作品に対して肯定的な内容
    たいへんですねぇ…
    『電車男』の話を聞いて、思いだしたのは
    『35歳・童貞のかずくん』の話なんですが↓
    http://216.239.63.104/search?q=cache:bwH3esZb3AQJ:hpcgi3.nifty.com/BWP_XP/topic.cgi%3Fdate%3D2001050900+35%E6%AD%B3%E3%83%BB%E7%AB%A5%E8%B2%9E%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%81%9A%E3%81%8F%E3%82%93&hl=ja&ie=UTF-8&inlang=ja
    結末が、バットエンドの他は話の流れが同じような…
    これもどちらかと言えば否定的な話だしなぁ…
    前、NHKで放映された、荒俣宏夫妻の番組を見て思ったのですが、
    これは、『しろはた』
    http://ya.sakura.ne.jp/~otsukimi/index.html
    で、よく言われる
    「オタクと負け犬を無理やりくっつけて脱オタさせる」
    流れなんですかねぇ…

  5. ヒロト より:

    「電車男」一見いい話だけどハタチそこらの若者が30代の女性と純愛するってのが摩訶不思議です。

  6. Dboy より:

    大槻ケンヂ氏いわく…
    『相手は「気持ち悪いオタク野郎にも愛を注いでいる」というものに酔っているんです。電車男に限らず、秋葉原系の男の子がオタク系でない女の子といい感じになったときは、それですよ』
    だそうです。本人も生粋のアレなので説得力あるなぁと思ったり…俺もオタクですし!

  7. 電車男

    なんでもあり巨大ネット掲示板 2ch の とあるスレッド(話題別の掲示板)で、ある男が皆に助けを求める書き込みをした。
    「めしどこか たのむ 」

  8. 匿名 より:

    >ハタチそこらの若者が30代の女性と純愛するってのが
    30代ちがうっつーの
    朗読劇で彼女の役がベルダンディー喜久子と知ったときは、あー主催者さんわかってはるわーと思った
    『まどぎわのトットちゃん』のときの揚げ足取りと似てるという指摘が某所でありました。私ならそこから切り込むんだけど

  9. たけくま より:

    おう、なんか面白そうだな。
    まだ読んでないけど(笑)

  10. 無人駅の駅員さん より:

    電車男に乗り遅れた。
    というのに笑った。
    駆け込み乗車で、終電には間に合ってね。
    といいながら読んでないんだ。私も。
    昔、鶴光のオールナイトニッポンであった、なんちゃっておじさんのような大人のメルヘン童話かなとおもってるんですが。あの頃は深夜放送。いまはネットかな?なんて。厨房消防なら充分だまされるでしょうが、いいおとなはね~。

  11. 忍天堂 より:

    自分は結構楽しめたんですけどね「電車男」
    メグ・ライアン主演の映画「ユーガッタメール」では
    メールが恋愛ドラマのツールとして使われていましたが
    インターネットの掲示板を恋愛ドラマのツールとして使ったものは
    世界的にも「電車男」が初めてではないでしょうか
    そういった面では新しい切り口の恋愛ドラマといえましょう。
    メディアミックス化が早く「ヤングチャンピオン」「チャンピオンRED」「ヤングサンデー」
    の3誌で漫画化されましたが
    ヤングサンデーの原秀則氏の漫画が一番出来が良いと思われます。
    たけくまさんの専門は漫画なので漫画版の論評をされた方が良いのではないでしょうか
    あと切込隊長のところのオフ会ビール党大会で
    http://simon.txt-nifty.com/blog/2005/01/post_4.html
    >隊長いわく「電車男書いた奴は知っている、
    >あんなに売れてしまって本人は困っている」
    >「つくりなの?」「ええ、まあ…でもお前ら読んだろ!!感動したろ!!」
    という話があったらしいです。
    これを知って2ちゃんねるのプロ固定って
    本当は実在するんじゃないのかなと思った訳ですが(笑)

  12. 奈々氏 より:

    読んでてつまらないので途中でなげだした。
    アスキーアートが絵本みたいで売れたのかな?
     アスキーアートの歴史みたいなネタでも……新しい切り口って難しい。キーワードは、おたく、純愛、2ちゃん……?? 本読んでないし。

  13. ドメス より:

    >アスキーアートが絵本みたいで売れたのかな?書籍版「電車男」は、ネームが膨大な「漫画」の一種なんだ! という切り口はどうでしょう。
    あと個人的にやって欲しいのは、ベタですが、「サルでも書ける電車男」。

  14. nomad より:

    切込隊長の発言を信用するのはほあsぢsdふぃdっ
    こないだ、僕の友達の女の子的女の人40歳が、30歳の男の熱烈な求愛でケコーンしたので世界中で年上の嫁さんは憧れのマトの可能性ありです。

  15. 匿名 より:

    >厨房消防なら充分だまされるでしょうが、いいおとなはね~。
    この手のもう一杯のかけそばには騙されないぞという大衆心理が宮崎アニメをカリスマ化させてしまったのではないか、という分析がこの本であった
    http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4886298761/250-2893205-9332203
    正直、こっちのほうがたけくまさん向き

  16. kaoru より:

    >厨房消防なら充分だまされるでしょうが、いいおとなはね~。
    ほんとかネタかに異様にこだわる人の心象風景はちょっと興味深い。
    いわゆる「王道ノンフィクション」も、誰かが演出・編集している時点である意味「虚構」になってるわけですが。
    私はこういう人達を「野暮」の一言で斬って捨ててしまいコメントで反発されたりもしたんですが、初めて電車男をwebで読んだ時のグングン次にスクロールする感覚は覚えています。
    各所で言われている事ですが、編集の妙でしょう。
    それはともかく、編集者ってキビシイ注文をしてくるんですね・・・

  17. arg より:

    電車男って、あれですよね、「たまごっち」っていうか、
    部屋にいながらにして、ある人物の行動をどんどん支配していくような、
    ゲームでいうと「ルーマニア#203」とか、
    安楽椅子探偵っていうか、そういう感覚が面白いんでしょうね。
    私は、なんだかあまりにあざとくて、「電車男」は受け付けませんが、
    ペットが「愛情のはけ口」であるように、
    現代の人間は皆「善意のはけ口」を求めているのかもしれませんね。

  18. arg より:

    電車男って、あれですよね、「たまごっち」っていうか、
    部屋にいながらにして、ある人物の行動をどんどん支配していくような、
    ゲームでいうと「ルーマニア#203」とか、
    安楽椅子探偵っていうか、そういう感覚が面白いんでしょうね。
    私は、なんだかあまりにあざとくて、「電車男」は受け付けませんが、
    ペットが「愛情のはけ口」であるように、
    現代の人間は皆「善意のはけ口」を求めているのかもしれませんね。

  19. 電車男

    出版されてだいぶたつけど、漫画になったり、映画になったり、まだまだいきそう。 実は、私、リアルタイムで体験してたんですよね。2ちゃんの鬼女板で紹介されていて、の…

  20. 忍天堂 より:

    ↑ふむふむ面白い見方ですね
    という事は「電車男」とは
    電車男というキャラクターを成長させ、エルメスというキャラクターとの恋愛を成就させる
    ネットトーク型多人数参加の恋愛ゲームだったという事ですか
    出版された本は所謂プレー日記になるのでしょうかね
    今回は電車男の中の人がGM(ゲームマスター)としての腕がかなり良かったといえますね。

  21. 匿名 より:

    /  \
    ─  ─   生きるのもメドイが
      △      死ぬのもメドイ

  22. たけくま より:

    電車男、現在読み中。
    とりあえずエルメスとデートにこぎつけるところまで読んだ。
    なるほど、面白い。
    上でも誰かが言っているように、編集の妙を感じる。
    臨場感と、読みやすさのバランスを考えたレスの取捨選択がうまい感じ。
    もう少し進行したら、別スレ立てます。

  23. 電車かぁ より:

    このスレの伸び方を見る限り、
    今だ皆さんの感心度は比較的 高いようですね。
    『電車男』っていう印象度の強いネーミングも
    数字の伸びに加担してると感じます。

  24. ダダカン より:

     たしか三誌で漫画化されていますが、「原秀則」って、こんな企画モノをやらされるランクだったでしょうか?男に都合のよい話を世に送り出してきた氏に、ぴったりだとは思うんですけど。

  25. たけくま より:

    なんか小学館も秋田書店も、競作になるとは全然知らなかったらしいですね。特に悲惨なのが秋田で、社内競合ですからね。…と、昨日あった小学館の人が言ってました。

  26. naga より:

    >なんか小学館も秋田書店も、競作になるとは全然知らなかったらしいですね。
    たいへんですね…
    関係ないかもしれないですが
    『ちゆ12歳』で、
    ◇バトルウォッチャー・哭きの竜さんの12年◇
    http://tiyu.to/n0502_sp.html
    という記事があったのですが、
    ここを読むと、パソコン通信からインターネットへと、
    動く流れが再認識できておもしろいですよ。
    『電車男』も、2chからでてきたもの。
    これも『ウソをウソと見抜け…』ということですかねぇ…

  27. vio より:

    ビール党の党大会で件の事に関してこの耳で直に聞きました。間違いないですよ>隊長の言った事
    片側でゴーストライターまでやる隊長の事だから、80%の信憑性があると思われ。にしても、ホイチョイの人達が2ちゃんねるを取り上げると言う事実は、やはり2ちゃん未だホットポイントだと言う事なのでしょうか。ヤンマガのdeep love関連のネット発のストーリーに対する昨今の見解を竹熊さんから伺いたい今日この頃。ウフフ。

  28. nomad より:

    ↑切込隊長は確かにそう言ったのでしょうね。
    誰かが言ったことの全てを真実だと信じる人はきっと天国へ行けるでしょう。あやかりたいあやかりたい。

  29. vio より:

    ↑↑「80%の信憑性があると思われ」と書きました。話半分なトコロも少し残してます。ハイ。
    ワタシも電車男に関しては、まとめスレで大まかな事しか読んでない有様です。偉そうな事は言えません。荒れるのは本意ではないのですが、何故に「切込隊長の発言を信用するのはほあsぢsdふぃdっ」と書くのかを逆に伺いたいですな>nomadさん
    「ええ、まあ…でもお前ら読んだろ!!感動したろ!!」このクダリで爆笑した自分は天国にはいけませんな。いや、他意はないです。

  30. 新田 より:

    電車男って、真実でも虚構でもいいんですけど、あの話を読んで感動してピュアぶっている人が、何か、もう…
    純愛に感動しちゃうピュアな自分が好き! って恥ずかしいんですが。
    っていきなりのコメント失礼しました。

  31. 『電車男』の主人公は、電車男じゃない。そして純愛物語でもない。
    『電車男』のストーリーを創り上げたのは、名無しさん。そしてこれは、群衆劇。
    普通の群衆劇と違うのは、それぞれの名無しさんが際立っているところ。逆に、それでも群衆劇なのは、ストーリー作りに貢献した人々が匿名の立場をとっているから。
    そう見れば、話の根幹がネタでも気にならないと思うんですけどね。名無しさんの中にサクラが混じってたとしても、まさか全員がそうだってことはないだろうし。2ちゃんのスレは実際に存在したんだから。
    「純愛」だの「ネタ」だのというキーワードに囚われた見方ばっかりで、こうした点に着目した論評って見たことないんですよね。おれは自分のところで散々書いてますけど、顧みられた風も無く(苦笑)。

  32. たけくま より:

    ↑納得できる読み方です。
    しかし困ったな<俺
    どういう風に書こうかな。

  33. 匿名 より:

    名無しさんの創り上げた観衆劇でなっとく。
    創り上げたであって、作り上げたじゃないところにまた納得。
    確かに私もスレたてて実際に名無しさんたちから書き込んでいただいておもいましたもん。匿名の寄り集まりで書き込みあって、ひとつレスあるたびに、同時進行でまたいろんな人が考え、書き込む。終わってみて読み返すとあんまり面白くもないのに、その瞬間瞬間の異常な充実感。その場の盛り上がり。そしてまた、参加せずに多くの人が見てるのだが、そういった観客の姿も反応もうかがい知れない中で、参加者という反応のある観客が新たな展開をつくってゆく。
    閉鎖的に見えて、どこからどこまで真実なのかもわからない範囲に書き込みが広がってゆく。真実も真実味もおんなじ意味になっていく。
    そして、できすぎてるとか、ネタという人が必ず出てきて。そんなのどうでもいいかんじの普遍な話になってゆく。だってもともと名無しさんの話なんだし。実像があってないようなもの。
    観衆劇。いいえて妙。
    結局展開のすべてに意味を見出したり、重要だったりするのは、スレタイたてた本人にとっての意味しかないんだもん。書き込んだ人はたまたま乗っかっただけかな。かかわったっていう、ささやかな喜びかな。なんて。
    先生もやってみるとか?
    漫画男とか。

  34. nomad より:

    ↑Francois Quevouxquienさん、心の底から納得のホームラン。山田君座布団2枚持ってきて。

  35. 匿名 より:

    切込隊長の発言を信用するのはほあsぢsdふぃdっ

  36. nomad より:

    ↑えっ?
    つまり、真意を知りたい、というリクエストでしょうか。
    僕も他人のblogに角が立つような書き方をしたのはちょっとまずかったな、と反省しています。
    林家三平的に解説しますと、
    「電車男はネタ」という文脈の中で、きわめてネタ発言の多い人である切込隊長の言葉を援用している行為が無自覚で皮肉なことだ、という意味です。
    ここで勘違いしないで欲しいのは切込隊長が嘘を言っている、という文脈ではないところに趣を感じていただければと思います。

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