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2005年4月30日

樹海が俺を呼んでいる

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jyukai樹海の歩き方

久しぶりに書評書きます。どうしたわけかまたイースト・プレスですよ。俺も本出してますが、別に回し者じゃないですよ。ただ最近ここは、俺がとりあげたい本を出す率が高いんで仕方がないです。

それで『樹海の歩き方』ですけど。もうタイトルズバリっつーか。でも場所は特殊ですが、観光ガイドとして異様によくできている本です。

著者の栗原さんは、日本有数の廃墟マニアとしてネットでも有名です。以前、某誌の企画で廃墟を取材したときには、直接現地を案内していただきまして。あのときはお世話になりました。

●廃墟Explorer http://www2.ttcn.ne.jp/~hexplorer/

自分のサイトだけではなく、やはりイースト・プレスから『廃墟の歩き方』「探索篇」「潜入篇」の二冊もすでに出されております。これが結構売れているらしい。人のことはいえませんが、世の中、物好きが多いですよね。

Amazon.co.jp: 本: 廃墟の歩き方 探索篇Amazon.co.jp: 本: 廃墟の歩き方〈2〉潜入篇

廃墟の歩き方 探索篇

廃墟の歩き方〈2〉潜入篇

そのときは茨城県にある幽霊病院に行ったんですけどね。まあ単なる潰れた病院なんですけど。夏の夜中にカメラマンと編集者、それから栗原さんと一緒に行ったら、テレビ局のクルーが先に来ていて、織田無道の霊視番組を作っていてビックリしました。幽霊病院で織田無道に会う方が、ある意味本物の幽霊に会うよりレアですよ。なんか詐欺事件で裁判起こされてたはずですけど、とりあえずそんなことは関係ない感じで、例の調子で祈ってました。俺が興味本位で近づくと「あ、もうすぐ終わりますから。ちょっと待っててください」って。意外とジェントルマンでしたよ。

まあ織田無道はどうでもいいんですが、たしかその番組にその病院紹介したのも栗原さんですよ。そのくらい、その道では有名な人だったりします。

それで取材を終えて、お好み焼き屋でチューハイ飲みながら、廃墟シリーズの次回作についてなんとはなしに伺ったんですが、それがこの『樹海の歩き方』だったというわけ。

さて、今回は栗原さん的にもガチンコの内容です。というのは、これまで彼は無数の心霊スポットを歩いていたのですが、ただの一度も幽霊に遭遇したことはないそうです。ところが今度は樹海ですからね。なんとまあ次々に見つかる死体の数々! 本書には、そのうちの30体くらいが詳しく紹介されておりますが、さすが樹海。

しかしそういう内容を淡々と紹介する栗原さんもただ者ではないですね。初心者にもわかりやすく、的確に樹海の歩き方を教えてくださいます。樹海にまつわるさまざまな迷信や疑問にも答えてくれていて、たとえばコンパスは狂わないとかですね。でも栗原さんのおすすめはハンディGPSだとか。あと必要装備や、注意事項はバッチリですよ。遺体を発見したら警察にどうやってその場所を教えるのか、とかもわかりますし。

死にたい人も、死にたくない人も、一度は行ってみたいところですね。

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| コメント(16)

“樹海が俺を呼んでいる” への16件のフィードバック

  1. ヒロト より:

    あれ?樹海でAV撮るのが流行ったけどこの人が協力したのかな?

  2. 匿名 より:

    樹海はもう名前からそそりますね(笑

  3. 匿名 より:

    でも廃墟系のHPって、ずっと見ちゃいますね

  4. 豊丘 より:

    中央線トーマス化計画のときにも思ったんですが、中央線の最果ての大月から河口湖方面に向かう富士急行線にはトーマスランド号という電車が走ってるんです。残念ながら先頭はトーマスの顔ではありませんが。
    さすがに飛び込みの話は聞きませんが、終点河口湖の先は樹海なんです。

  5. 橘香 より:

    初めまして、こんにちは。
    以前乗ったタクシーの運転手さんの話。
    「オレ、よく樹海にきのこ狩りに行くんだけどさぁ、この間死体見つけちゃって。前にもあったんだけど、警察に呼ばれて、これから行かなきゃならねぇんだよなぁ、めんどくせぇなぁ。」だそうです。
    茨城からわざわざ樹海にきのこ狩りに行くという事で、きのこは良く摂れそうですが、きのこの飼料を考えると、あまり食べたくないような(汗)

  6. naoki より:

    まだ織田無道なんぞ引っ張り出してなんか作ってる連中がいるんですね、どうでもいいけど。

  7. ななし より:

    「コンパスは狂わない」
    というのは知人の陸自隊員に聞いたことがあります。しょっちゅう山岳訓練とかしてヘビ食ったりしてる人でした。樹海のこと聞いたら、
    「普通に演習やって普通に抜けてるよ」
    という返事で拍子抜けした覚えが。
    「地形図の見方とかコンパスの使い方わかってない人が勝手に迷うんじゃないの」
    とも。
    自殺者の片付け面倒なので死ぬならあんまり入らないでほしいそうです。

  8. ccoe より:

    http://yamachari.parfe.jp/
    樹海ではないですが山探検するヒトのサイト。
    http://yamachari.parfe.jp/tunnel/content.html
    「隧道篇」は廃墟探索でもあり興味深いです。
    参考までに。

  9. 忍天堂 より:

    >コンパスは狂わない
    磁場で狂うとかいう噂は嘘だったのですか
    富士山信仰が生み出したデマなのか、今の今まで自分も信じてました。
    >ただの一度も幽霊に遭遇したことはないそうです。
    樹海歩いてたら山窩なんかには会うかも知れませんね。

  10. たけくま より:

    ↑著者の栗原さんも最初は信じていたそうですが、約2年にわたる樹海探査で、狂ったことは一度もなくてガッカリしたとか。
    あと樹海中央部に謎のお寺があって、お坊さん夫妻がもう50年近く住んでいるとか。もちろん訪れる人など(自殺志願者以外は)なく、この夫妻がなんで生計を立てているかは謎だそうです。あと、自殺志願者を発見しても放っておくことにしているとか。

  11. 忍天堂 より:

    ↑これまた興味深い話を、こういう話は大好きです(笑)
    >あと樹海中央部に謎のお寺があって、お坊さん夫妻がもう50年近く住んでいるとか。
    高橋留美子の初期作品ダストスパートの様に
    思い踏みとどまった自殺志願者が集落を作ってるとかいう話は
    空想の世界の話だけだと思っていたのですが、住み着いてる人が本当にいたとは。
    だけど樹海中央で自活出来るものなんですかね。
    吾妻ひでおさんの次の取材先は富士の樹海という事で(笑)

  12. 居士 より:

    >>コンパスは狂わない

    >磁場で狂うとかいう噂は嘘だったのですか
    う、嘘だったんですかっ、私もとても残念に思います。
    この件についてバカ話をひとつ。この件は今日まで何度も蒸し返された議題なのですが、高校時代だったか、ある友人が
    「樹海ではコンパスの針がくるくるくるくる回ると言う。ならばそこから動力を取り出せば永久機関となる!」
    と真剣に主張、私もまっとうに
    「コンパスからでは回転力が少なくて動力たりええないはず」」と。
    「では何十何百と数で対応すればよい」
    ・・・
    ああ、何もかも懐かしい、、、(笑)
    そういえば彼は物理の全国テストで相当の上位に入ったという噂があったのですが、、、

  13. 匿名 より:

    そういえば謎のお坊さんがいるって完全自殺マニュアルあたりに載ってましたね

  14. 廃墟マニヤの方々、その幸せな日々

    たけくまメモ【樹海が俺を呼んでいる】へのトラックバック記事です。 廃墟マニヤとい

  15. ●樹海の歩き方●

    樹海の歩き方著者名:栗原亨 出版社:イーストプレス 出版年:2005.05 ISBN :4872574370 正直、ただの興味本位で読んでみた。 本とに方位磁石はクルクルまわるのか? 樹海に入ったらマジで出れなくなるのか? 白骨死体がゴロゴロ・・・・・#63912; 富士山の麓、青木…..

  16. chocolate より:

    コンパス狂わなかったこと、非常に残念です。
    樹海のミステリアスさがまたひとつ失われてしまいました・・・。

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