たけくまメモMANIAX

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2006年1月13日

イカ大反響

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shiro-09 昨日の多摩美学生の耽美イカマンガ「城」ですが、なんかこっちの予想を上回る反響でネットでプチブレイクしている模様。俺のmixiページ(内輪だけに限定公開)でも紹介したら、マイミク仲間の吉田戦車・古屋兎丸両氏をはじめプロ作家・編集者諸氏から好意的な評価をいただきました。

また本日(13日)の「たけくまメモ」は3万アクセスに達しそうな勢いです。ここは作者に成り代わりまして御礼申し上げます。

実はこのマンガ、そう長くないので全部公開しようか迷いましたが、部分的に未完成だったのでサワリだけ紹介したのです。これ以外にあと数ページぶんありますが、掲載部分だけでもだいたいどんな作品かはわかると思います。本人も「必ず完成させる」と申しておりますので、この春立ち上げる別サイトで、他の優秀作品と一緒に公開する予定です。

俺が多摩美でやっている「漫画文化論」というのは、基本的にマンガとアニメの歴史をレクチャーする内容で、実作の授業ではないのです。ではなぜ、最後に実作を描いてもらうのかというと、第一に、せっかくこういう機会をもらったのだからいい意味で「とんでもない作品」が見たいという願望があるからです。

講義の内容からすればレポート提出でもいいんですが、受講生が750人いるという特殊事情があり、たぶんレポートだと2月の成績提出期限までに読み切れません(しかも非常勤講師ですから、採点にかかる時間はノーギャラになります)。それに素人の感想文読んでも、苦痛なだけで俺個人が面白くないですし。

やはり数百人単位の受講生がいる他の先生に聞いて見ると、レポートなんかどうせ読み切れないので課題は出さず、出席日数だけで成績をつけているみたいです。その方法だと俺もラクなんですが、それはそれでやっぱつまらないので。こっちも精一杯講義してるんだから、そっち(学生)もなんか俺に与えてくれ、という思いもあります。

幸いマンガなら長年の経験で、パラパラっと見れば数十秒で「いいか・悪いか」は判断できます。いいと思ったら、じっくり読むというやり方をとれば、1日で百作読むことも可能です。

さらに言えば、マンガというのは「教えなくても最初から描ける人は描ける」ものなので、とにかくヘタでもいいからなんか描いてくれと言っているわけです。だから僕の採点基準は、最初からウマイ・ヘタには置いていません(明らかな手抜きは別です)

この「城」を描いたMさんはかなりウマイ方ですが、中には普通に右ページから左ページに読ませるようにコマが配置されているのに、フキダシのネームがなぜか横書き(つまり、左から右に読む)とか、メチャクチャなのがあったりします。マンガのウマイ・ヘタというのは、絵のウマイ・ヘタとは微妙に関係がないので、絵がドヘタでも、コマの構成がうまければ十分面白く読ませることだって可能なのです。

かりにマンガとしてメチャクチャでも、その人なりに考えて描いているとか、工夫が感じられれば赤点にはしないというやり方にしてます。それで今後は、この「城」みたいに、いいのがあれば積極的に外部に紹介していきたいと思っているわけです。

まあ俺の講義の場合、その学生がマンガ家志望とは限らないので、普通の新人に指導するのとは評価基準が全然異なってくるわけですが、それもまたこっちの感性が試される部分があり、緊張感があって面白いところでもあります。たとえば普通のマンガ雑誌に新人が油絵で描いたオールカラーの原稿を持ち込んだら、内容以前の問題でボツになりますけど、それはしょせん雑誌側の都合であると俺なんかは思うわけです。

jyanso-01

jyanso-02jyanso-03 俺の基準では、カラーであろうが立体作品であろうが作品本位で評価しているつもりです。たとえば左のやつ(1年のT・Kさんの作品)なんか、普通のマンガ雑誌に持ち込んでも、まず絶対に採用されないと思うわけですね(左から読む)

jyanso-04 jyanso-05 でもちゃんとマンガになっているし、面白いと思う。ここでは文字がキャラクターと台詞を兼ねているわけですが、読めば情景が浮かんでくるし、コマが割ってあって普通にマンガとして読める。絵がなくてもマンガは成立するいい例だと思うんですが、こういう機会でもないとなかなかお目にかかれない種類の作品であることは確かですね。


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| コメント(58)

“イカ大反響” への58件のフィードバック

  1.  このタイポグラフィーマンガ、おもしろいですね。夢枕獏さんのデビュー作『カエルの死』(タイポグラフィー・ショートショート)を反射的にですが思い出しました。

  2. 長谷邦夫 より:

    デザイン感覚ってやつですね。
    マージャンを知らないぼくにも
    オチが理解できる。
    かつて、有名ヒットマンガを
    文字と記号だけの4コマ物にした
    作品を描いてみたけれど、
    編集部には見せませんでした。
    どうせボツになると思ったんで。
    イカんこってす。
    今なら、理解する編集者も
    居そうな気がするけれど、
    ダメかなあ~。

  3. とおりすがり より:

    >>油絵で描いたオールカラーの原稿
    紙芝居を描いていたある画家さんが、漫画に商売替えしようとしたものの
    描き方が分からなくて、最初に持ち込みした原稿というのが
    画用紙に絵の具で描いた、まさに紙芝居漫画という
    すごいシロモノだったという話を思い出しました。
    漫画で点描を実践した水木しげるも、考えてみれば凄いれすね。

  4. syuu より:

     もう何十年もしたら僕は死んでしまう
     そうだね
     そうしたら船で僕に追いついておいで
     一緒に漂っていればいい
    ・・イイっすね。
    つらいときにはこのイカマンガを思い出そう。。

  5. 匿名 より:

      その、とられたゼニでおごられるマージャンの作品、すごいですね! ワシのなかではイカの『城』よりずっと上です。感動した。そんな作品もマンガでアリだとは、考えたこともなかった。しかし、これは確かにマンガだナとおもいました。このブログをよんでてよかったと思った。いやー、すごい。感動はまださめやらん!
      あ、ちなみにワシ、マンガにもアニメにも絵にも美術にも思い入れやくわしい知識などは全っ然ないただのシロートです。なので、単に無知で感動してるだけなのだろうけど……

  6. より:

    現段階では「城」というタイトルと表紙の意味がわからないので、のどに小骨状態です。
    全ページ完成に期待しています。

  7. にの より:

    イカは城なんだよ。詩心でしょ。

  8. たけくま より:

    >すがやさん
    あ、言われてみれば夢枕さんがいましたね。
    >長谷先生
    そういえば筒井康隆氏にも、ワク線とセリフだけのマンガ作品がありましたね。探せば前例がまだあるかも。
    >原さん
    いやネーム自体は全部できてるんですよ。一部のコマがラフ描きのままで提出してきたんです。お話じたいは完成してます。
    イカが城になるというのは……彼女にとってはそういうイメージなのでしょう。

  9. 匿名 より:

    あまりほめると、また中の犬の人が来るよ。

  10.  筒井康隆氏といえば、文章で書いたマンガがありましたよね。コマの流れに沿って、コマの中でキャラクターがどんな仕草をして、どんなことをしゃべっているかって……。
     マンガの方では、マンションだったかの別の部屋で同時多発的に起こっている出来事をコマにして描いたマンガも……。
     どちらも「SFマガジン」で見た記憶があるのですが、筒井氏のマンガ全集に入っているのでしょうか?
    『カエルの死』は「奇想天外」でした。

  11. トロ~ロ より:

    タイポグラフィー漫画の4ページ目の最後のコマだけ文字「すいませ~ん!」が裏書きになっていない。
    これは後ろを向いて雀荘の店員を呼んでいると見たが、イカがか?
    点5でハコなら1500円だから、酒を奢ってやるよと言うからには半荘を何回かやって負けこんでいるように思える。
    対面に振り込んでいるのも麻雀のセオリー(牌の動きが見やすいから要注意)に適っている。
    これも面白いなあー♪

  12. たけくま より:

    そうそう、芸が細かいというか、かなり考えて作られているんだよね、この麻雀マンガ

  13. [雑記]たけくまメモにて

    たけくまメモで興味深い記事を発見。 何何…たけくまさんが講師を勤めている大学の講義の提出で興味深い作品があったらしい。 イカになりたい少年とその少年が好きな少年の話。 なんじゃそりゃ!! どうみてもBLです、ありがとうございました。 とまぁ行きたいトコですけどちょっと奥さん。 「イカになりたい少年」 なんか間違ってますよね?コレ? そうなんです、イカです、イカ。 時代はまさにイカ、BUMPOFCHICKENも推奨、イカ。 作品自体は突飛な設定を付加したBLといった感じ、情緒的な絵で繊細。…

  14. 情苦 より:

    こんな瑞々しい感性の持ち主が
    陽の目を見ないとは悲しいですね(未来があるのに失礼w)。
    過去に埋もれた人のことを考えると余計・・・。
    ここはぜひともたけくまさんの新HPに期待したい処です。う~ん、ブームの予感!?

  15. 永田電磁郎 より:

    タイポグラフィー麻雀漫画はフラッシュ作品で見せる手段もありかと思いました。
    フラッシュアニメの香りが漂っているので。

  16. 長谷邦夫 より:

    フジオプロのアイデア会議のとき
    ブラックジャックの賭けが流行って
    しまったことがある。
    掛け金が大きくなり、新宿の酒場
    マスターらまでが参加しはじめたので、
    この場では、勝ったヤツが、その金で
    全員に食事・酒をおごるルールに
    して、熱をさまさせました。
    時効なんで書くんですが、
    この賭けに夢中で熱く」なった
    「週刊文春」『ギャグゲリラ』担当の
    記者が、アイデア会議を始めようとせず、
    そのせいで、製作時間が遅れ、原稿を
    <落とす>失態をやらかしました。
    イカんこってす。
    でも、赤塚が遅らせた~ということで
    編集者のことはヒミツに葬ったんです。
    10年間連載で唯一のミス。

  17. たけくま より:

    >長谷先生
    フジオプロのアイデア会議は強制的に編集もネタだしやらされるんですよね。
    そうそう、昨年送っていただいた「天才ニャロメ伝」、紹介が遅れてすいません。近年赤塚本ブームなので、武居さんの本やその他いろいろ読み込んでからまとめてエントリ化するつもりなのです。しばらくお待ちください。

  18. めぐみ より:

    はじめまして。マージャン漫画すごいおもしろいです!

  19. tommie より:

    受講生が750人もいることに驚きました。
    会員制のたけくま漫画講座HPを作れば儲かるのでは?
    春に立ち上げる別サイトというのがそうなのかもですね。
    新さるまんでとりあげて欲しいことに
    パソコンを用いた作画方法があります。
    GANTZなど手書きとは違った作風が増えましたね。
    ところで、
    「そっち(学生)もなんか俺にテイクしてくれ」は
    「そっち(学生)もなんか俺にギブしてくれ」の
    間違いではないでしょうか。。。

  20. すずき。 より:

    なんか、サルまんの「麻雀マンガを書こう」の回の内容の、究極の形ですね(笑)

  21. たけくま より:

    >tommieさん
    ギブ・アンド・テイク…。あ、本当だ(笑)。
    直しておきます。

  22. 匿名氏 より:

    榎本俊二さんみたいですね
    僕もイカのマンガよりこっちの方が好きです

  23. 長谷邦夫 より:

    >たけくまさん。
     編集担当者のアイデア出し、週刊誌だと
    校了時期が同じなんで、そばで順番を待って
    いるわけです。
     そんな時、武居記者が、マガジンの案を
    そばから言ったりして、五十嵐さんを助けたり
    なんてことも結構ありました。
     本来、敵雑誌なのに、フイオプロ担当記者
    は仲が良かった。月刊だと、集英社と小学館でケンカになるのを、ぼくらが止めたりしまし
    たが…。
    「レッツラ ゴン」では、ぼくらが
    はずれているとき、武居記者が
    口から出まかせのセリフを言うのを、
    赤塚が必死でノートする!
    これ自体がすでにマンガですよね。

  24. こんな数字が欲しい

    あまりにすごい数字なので、驚いてしまった。。

  25. 匿名 より:

      マージャン作品からうけた感動はなお冷めやらぬ。ド素人の無責任で調子にのり、さらに妄想をかきこもう。w
      たしかUSA国での話だったと思うが、ひとコマ漫画の世界に無人島モノというひとつのジャンルがあるという話を、ずっとまえに、星新一だったか筒井康隆だったかその他だったかの本でよんだおぼえがある。
      その無人島モノとおなじようなひとつのジャンルとして、このマージャン作品の形式を成長さすことができるんじゃないか……などとド素人の妄想の大ブロシキはひろがった。w  「雀卓もの」とか「雀卓4~5コマもの」でも称するか。w
      なにしろ、その社会に「文字」と「マージャン」のふたつさえあれば、地球じょうのどこであれ基本的にはうけいれられることになる。だからジャンルとしてきわめて普遍的なのではないか。中国大陸そのほかマージャンのある地域に輸出できるのみならず、マージャンをトランプにでもかえれば、それ以外の地域にも輸出できる。ひょっとして世界を征するか。
      これはいよいよ本格的に…… w

  26. 匿名 より:

    そりゃ750人も居たらそれぐらいの才能は居るでしょう
    就職できるかどうかは別ですが

  27. アミノ より:

    なんか
    捨てたもんじゃないですねえ。

  28. 岡本 哲 より:

    絵がなくても成立するマンガへのコメント
    「天才バガボン」で絵を説明、フキダシを絵でしたのがありましたね。
    バカボン、爪とまちがって指を切る、飛び出る真っ赤な血、などとあったのをおぼえております。

  29. min より:

    麻雀漫画。
    すごいアイディアですね。
    空間が想像できるというか。

  30. 修蔵 より:

    麻雀マンガ,いいですね.面白い.
    なんだか漫画家よりもデザイナーが描いたマンガっていう印象を受けます.

  31. 長谷邦夫 より:

    ★こんなのは?↓

    昨年8月にフィルムセンターで上映された生タコ主演映画『海魔陸を行く』が、御茶ノ水のアテネ・フランセ文化センターの特集「日本映画探訪1922~1960」にて上映されます。2月9日(木)19:30~の一回のみ。気になる方はぜひ。
    (ハナログより)

  32. ぼぼ より:

    両方ともアフタヌーンの四季賞とかなじみそうな作品かな。
    イカ漫画は新しいカットを見ると
    やはり生きたイカの魅力はでてない気がする。
    たけくまさんの編集が生きてるが、
    通しで読むと少しだれそう。
    マージャン漫画はこの技法は10年か15年ほど前にみた感じがするのだけど
    デジャブか気のせいかな?
    すでに商業誌でやって消えた人いなかったっかな?
    間違ってたらすみません。
    しかし、大学の授業としては「漫画文化論」で作品を出させる正当化理由は無いんですね。
    漫画という表現の歴史のアウトラインを抑えているかが問われるわけですから、
    作品を作り出せるオリジナリティは無関係なわけです。ペーパーテストにすべき。
    極論すれば、
    江戸時代の農村史を教えて、「わらじ」を提出させるようなものですから。

  33. たけくま より:

    ペーパーテストも一瞬考えましたが、学生もつまらないだろうし、それ以上に僕がつまらない。
    僕の講義は歴史といっても「表現史」を中心にやっているつもりなので、「過去の表現の変遷を一応知ったうえで、自分でなんか描いてくれ」というつもりで課題を出しているのです。
    その場合マンガ史を「批判的」に受け止めた作品でもよいし、マンガを実際に描いてみることでなにかの発見がその人にもあるかもしれない。
    いずれにせよ、もともと実作中心の美大という場所でもあり、実際に描いてみることは彼らにも益があるでしょうし、突出した才能が見つかれば俺にも利益があるということで。ペーパーテストに切り替えるくらいなら課題そのものを廃止しますね。

  34. 麻雀漫画の新しい形

    「たけくまメモ」さんで紹介していました。
    絵がなくてもマンガは成立するいい例とのことです。
    たしかに漫画といえるかどうか難しい所ですが、ちゃんとストーリーがあって、面白いと思います。
    人気blogランキングへ…

  35. かりかり より:

    マージャンマンガ面白かったです。
    有りそうで無かっただろうというアイデアだし、余分なものが何にも無いシンプルな所にひかれました。
    マンガが好きで、マンガ家になろうという人には、描けないだろう(描かないだろう)マンガなのかなぁという風に思えました。
    やっぱり、長編を描けてこそマンガ家というものであろうし。(私の勝手な思い込みです)
    私は、映画や小説等で連作短編とか短編とかが結構好きで見るのですが、マンガは短編の需要って、どうなんでしょうか?

  36. ぼぼ より:

    >たけくまさん
    確かに「表現史」なんですよね。
    音楽とかは作曲家の意思を解釈する必要があるので、「過去の表現の変遷を一応知ったうえで、自分でなんか弾いててくれ」という
    のは非常に説得力があるわけです。
    絵画に関してもある程度は当てはまります。
    ただ、マンガの場合、特に「表現史」を
    全くしらなくても正直、すばらしい作品は作れるんですね。
    >実作中心の美大
    これも「実技」の授業だと納得するのですが。
    要するに、「イカ漫画」のようなものは、
    たけくまさんの授業を一度も聞かなくても、
    描けるひとは描けるわけです。
    才能ですから。
    逆に、漫画表現史?にいくら詳しくても、面白い漫画をかけない人、才能の無い人はいます。
    たけくまさんの授業を熱心に聞いて勉強した生徒さんがよい評価を与えられる課題や
    テストをしなきゃならないわけです。
    そうしなきゃ、フェアじゃない。
    このあたり芸術系大学の教育に「漫画表現論」が必要なのかどうなのかに関わってきます。
    もちろん、あってもいいんですが。
    プラクティカルな問題として無ければいけないのか?
    そのあたりは「面白い」のかどうなのかは
    全く別の問題で。
    堅い話をすれば、教育の目的とその達成の度合いの評価方法の適正さの問題としてのことで、フェアかどうかの話です。
    むろん講師さんそれぞれに、いろんな考え方はあるでしょう。

  37. 長谷邦夫 より:

    >ペーパーテスト。
    ぼくが椙山女学園大学でやる
    「マンガ文化論」は、レポート。
    女流作家作品の分析です。
    しかし後期は8ページの
    コマ割りネーム作品です。
    文学部なので、絵を描く・描かない・のは
    自由で、採点には加味しません。
    これが結構好評でした。
    事前に簡単なマンガ原作シナリオも
    書いてもらっています。
    文学部が情報コミュニケーション科に
    改組されてからは、この後期は
    「マンガ創作」という科目名です。
    受講生は文化論より減りますが、
    マンガに関心の深い学生が集まる
    んですね。20名前後なので、作品
    読みも比較的に楽です。
    750は想像を絶する世界ですね。
    ほんと、これだと自分の好き勝手を
    やらせてもらえないなら、×です。
    ぼくは250でやめた経験があります。
    シネコン並みのスクリーン
    ファイル出しの助手付き
    階段教室で、250名の机は
    ネットにつながる。
    竹熊さんがやる授業でしたら
    理想的環境です。
    蒲田・日本工学院専門学校。
    ↑悪口書き出すとキリがないので
    ここのワルクチは書きません。
    遊ぶ気・やる気のある人には
    お勧めです。
    メインスタジオは電動舞台で
    映画館並みのスクリーンに
    ブルーバック。
    プロ仕様の調整室。
    クレーンカメラもある。
    無いのは…おっと…×。

  38. たけくま より:

    ↑助手はいませんが、多摩美に新しくできたレクチャーホールというのが、映像音声ともに映画館なみの環境で、しかも階段教室。蒲田のそこにも負けないと思います。
    ただ椅子がよすぎて、場内を暗くするとみんな寝るんですよね。まあ、俺でも寝ちゃうと思う、あれでは。
    あと収容人数が350席なので、クラスをふたつに分けないと講義ができません。だから同じ講義を二回やっているのです。これも落語の高座とか、演劇の一日二回上演だと思えばなんとかなります。
    多摩美だと、500人教室というのが最大。最初の一年は、全体を1クラスにしてここでやったんですが、階段教室ではないせいかおしゃべりがひどかったです。

  39. 長谷邦夫 より:

    ↑350名を超えたら、「講義」「授業」を
    越えて「講演」「公演」に近いですよね。
    それを<非常勤講師料>でやらせるんだから
    大学は儲かる。現在、大学はこの非常勤が
    実に多い。味をしめたって感じですな。
    それで儲からないと言うのは~かならず
    どこかにウソがある。
    でなければ、理事・経営者が大アホ!
    ですよ。

  40. たけくま より:

    いやまったく同感です。

  41. より:

    >堅い話をすれば、教育の目的とその達成の度合いの評価方法の適正さの問題としてのことで、フェアかどうかの話です。
    この話題、最初からたけくまさんは、
    課題を「出しているか、いないか。出した課題に真摯に取り組んでいるかどうか」だけを見ますと明言されています。
    出来、不出来とは別のベクトルで、
    「課題提出」に関する態度を見ますという評価なので、充分フェアですよ。
    たけくまさんが、その中で「これとかよくない?」と示すのは、副産物として楽しいですよね。
    なにも問題ないのでは?

  42. ぼぼ より:

    まあ講師料ってぶっちゃけ一回、一万円程度で生徒数が増えても増えませんからねえ。
    「採点しても金もらえない」し。
    ただ、「大学講師の肩書き」があると社会で人間らしく扱ってもらえるしなんとなく賢い人に思ってもらえて本書いたりする場合「仕事上有利」というのはある。
    私も、750人というマスプロ授業は、生徒としても教師としても論外だと思います。
    ただ、経営側からすると人寄せパンダとして
    その講座をつくったメリットはあるし財政的にもいい。それがないと存続させる意味が無い。
    大学側からするとその上で「生徒はだれも落ちない」のがいい訳ですよ。
    大学非常勤講師の肩書きのために搾取を我慢するかどうかですね。
    また、
    「漫画表現論」を20年受けても、プロの漫画家になれません。そのあたり実用性は無いんですよ。
    プロの漫画研究者になるなら美大なんか行ってるより「僕も漫画家だった」って漫画家を目指して挫折して、
    プロの編集者か原作者になった方がいい。
    その意味でも実用性は無い。
    職人としてのプロ研究者を育成する土壌は無いわけです。
    そのあたり芸大になぜ漫画表現論が無いのかということにも繋がる。
    結局、作品評価すると基準はプロ編集者の「才能」x「努力」あたりしかないわけです。
    才能を評価しないとすると、平たくいうとなんか「工夫して根性見せてみろ」って話になる。
    その根性論が「実技で無い」客寄せパンダ講座でどれだけ要求する正当性があるかどうかですね。
    「工夫して根性見せてみろ」っていうのは「表現技術史」とほとんど無関係ですからね。
    出席率と表現史の流れがきちんとおさえられているかのペーパーテストにすべきでしょう。
    授業でなくても才能ある人は良い漫画かけちゃいますし。
    これが漫画専門学校の実技の授業だといいんですが。
    まあ私がお客さんである生徒さんとの関係で「お硬く考えすぎ」なんでしょ。

  43. 匿名 より:

    何が引っかかっているのだろうか?

  44. より:

    >「工夫して根性見せてみろ」っていうのは「表現技術史」とほとんど無関係ですからね。
    え…?
    一番関係あるような…
    「マンガ作品」としての出来ではなく
    「工夫と根性」というのは、表現技術史を聴講すれば、
    自然に出てくるのが「美大生として普通」かと。
    「漫画家」を目指している生徒相手ではなくて、
    「表現者」を目指している生徒だから
    ほんとナニも問題ないように思いますよー
    たけくまさんは、一貫して
    「つまらない漫画」に脱力しているのではなく、
    「人に見せる体裁になっていないものを提出するさもしさ」について
    脱力していますもの。
    そのことと750人受講生がいて
    その中で「漫画として」「表現として」
    おもしろいものが出てきたよ、
    ということは別立てで考えることかと思います。

  45. 【たけくま講座の動く「城」】

     多摩美術大学の課題提出にこんなもの↓があったそうです。。。

  46. 匿名 より:

    麻雀マンガおもしろいですねー。テンポがとても心地良くて、コマで読む漫画の楽しさが凝縮されているように思います。
    顔が見えないけど、ホンの数語の会話でキャラやシチュエーションが想像出来るのが読後もたのしませてくれますね。
    自分的には早大生が朝大学の講義に出たけれど、飽きたのでバックれてそのまま馬場の雀荘で夜までやっていた、なんて感じが。
    「すいませ~ん」の人が憎めないヤツって感じで好き。

  47. 卒業生 より:

    >ぼぼさん
    少なくとも美大に籍を置く者は多かれ少なかれ何かを表現する為に集まった奴ばかりです。
    入試にすらあなたの好きなペーパーテストと実技と称するデッサンやなにがしかの制作を取り入れています。
    ましてやたけくまさんは「表現は自由」な漫画を提出しなさいと言っている。これほど美大生にうってつけの課題は無いとおもいますがね。
    一般の学生ならばともかく、こと美大生に限って「出来ない」奴なんてのは存在しないのです。要はやる気があるかないか。
    とにかくあなたの発言はいちゃもんをつけるか揚げ足を取るかに終始して非常に不快です。最もそれがあなたの意図する所かも知れませんがね。

  48. だいすけ より:

    ぼぼさん
    申し訳ありませんが、質問です。
    私の頭が良くないからなのですが、
    あなたが何を言いたいのかが、わかりません。
    結局、ぼぼさんは何が問題であるとしていて、どうすれば良いと思っているのか、
    を説明していただけないでしょうか。
    当然、ぼぼさんが説明する義務は無いのですが、
    何かの縁と言う事でよろしければ。

  49. ぼぼ より:

    >なさん、卒業生さん
    突き詰めて教員として大学制度とそこにおかれてる各講座の意味として考えるとそうだと思うというだけですよ。
    その意味で漫画文化論という講座の美大における意味と関連してくる。
    制度論として話してるんで、引っかかる理由自体が釈然としない人が多いんじゃないかな?
    逆に硬いこというなよ、俺の授業じゃ制度なんて関係ないというと、はなから無意味な話なわけです。それでもいいと思いますが。
    「ひっかかり」というのは物を作ったり考えたりするうえで大事な要素なわけです。それは大事にしたいんですね。
    テオレティコンな部分とプラクティコンな部分、
    テクネー関する部分分かれてますからね。
    これが実技の授業だとOKなわけです。
    でも漫画表現論は漫画描き方教室じゃないですね。
    一方でなさんの、
    >表現技術史を聴講すれば、
    >自然に出てくるのが「美大生として普通」か >と。
    これもすごく納得のいく話なんですね。
    ただもうこれは講座外の話になるわけです。
    美術に関しては、物を作るという行為そのものの本質は教室で学ぶことと関係の無い部分が多いんです。
    >美大生に限って「出来ない」奴なんてのは存>在しないのです。
    程度問題によるんですが学生というのは出来ないのが普通だと思います。
    出来るんなら、美大を出る必要は無いわけです。
    プロ漫画家になるのに美大を出る必要はないですし、
    美大を出たからといってプロ漫画家で通用するわけでもない。
    そのあたりを誤魔化した曖昧な部分とモラトリアムに
    美大や美術系専門学校という商売は成立してる部分もある。
    お返事してみましたが、
    言われてもいまいちピンとこないし、噛み合ってないんじゃなかな?
    切り込んでる角度が違うんですよ。

  50. ぼぼ より:

    >だいすけさん
    ものすごく分かりやすく言うと、
    西洋美術史の採点課題にいきなりギリシャ彫刻をだせっていうと変でしょう?
    出されたギリシャ彫刻が神のように良く出来てても、
    西洋美術史の流れをよく理解してることと無関係ですね?
    確かにいい加減な彫像を作ってくるかどうかで生徒の根性やその講座に対する真剣さは分かるし、
    「実技の授業じゃ無いので」彫刻の出来そのものじゃなくて「新しい発想を評価する」っていっても、
    授業の目的である西洋美術史の流れを理解することとは依然無関係です。
    西洋美術史の流れを理解してこそ新しい発想が生まれるということも出来ますが、これもこじつけで、
    西洋美術史の流れをきちんと理解してなくても面白い発想って作れますし。
    そもそもなんで歴史の授業に彫刻を出させて評価する?レポートやペーパーテストでないと評価できないのでは?ということです。
    これがギリシャ彫刻の実技の授業の課題なら
    、彫刻提出はよく分かるんですが。
    西洋美術史を漫画文化論、
    ギリシャ彫刻を漫画に置き換えて
    考えてください。
    まあたいしたことじゃないんですよ。

  51. 卒業生 より:

    >ぼぼさん
    例え話をしましょう。友人が「そこの角のそばやが昼飯時に出すカレーうどんがうまくってさ〜」と楽しそうに皆に聞かせているときに「そばやがカレーうどんを出すのはおかしいっ!」って真顔で発言して皆に「今はそんな事話題にしてね〜よ!」と思われている、それがぼぼさんあなたです。
    あれこれ引っかかって考えるのは結構ですけどどうすれば自分の意見を人に「上手に」伝えられるかそこから考察された方が良いのでは?
    人を不快にさせる自論はご自身のブログで展開するか自費出版でもしてください。
    ひとの褌で相撲をとるなってことです。

  52. 目ウロコ より:

    >プロ漫画家になるのに美大を出る必要はないですし、
    >美大を出たからといってプロ漫画家で通用するわけでもない。
    >そのあたりを誤魔化した曖昧な部分とモラトリアムに美大や美術系専門学校という商売は成立してる部分もある。
    そういう学生もいるでしょうが(もしかしたらほとんどかもしれないが)それは学生の質の問題であって制度とは関係ないですよ。
    (広い意味で)クリエイタになる人はこれから表現についてどんどんと何がしかのアイディアを生み出していかなければならないのでしょう。(ただ手先が器用なだけで新しいアイディアがなければ贋作家にもなれませんからねぇ)
    その際に先人の表現手法はもちろん、極端な話、コンビニのエロ雑誌のグラビアの構図に至るまで様々なものに関する知識がそのアイディアが生まれる土壌になるわけですから、美術系の学校で表現技術・歴史等を学んで整理するという経験は有意義なものだと思います。
     もちろん学んだから必ずクリエイタになれるかと言えばそんなことはありませんが、近道の一つだという認識は間違いではないと。
     その中で、漫画という表現は(諸説あるでしょうが)絵から派生した表現手法でありましょうし、「美術系の学校で主に教えられている分野」に比較的近接した文化だと思われますから、これについて学ぶことはもちろん有意義だと考えることはとても自然なことではないでしょうか?
     そうしたことに思いを馳せれば、美術系の学校で漫画表現を学ぶことに意義があるのか、とか、漫画表現の歴史を学ぶということと自分で漫画を描くことがどうつながるんだ、などという質問には、いろいろと合理的な説明ができそうに思うのですが。
    だいたい何事も、自分で新しいモノを創ろうと悩んだときに、はじめて先人の偉大さが少しだけ身にしみる、というようなものではないかと。
    議論の流れから外れていたら申し訳ないです。
    ちょっとこのブログで教えてもらった「アイディアの作り方」読んで感動したので書いてみました。我ながら軽薄だな。

  53. ぼぼ より:

    >卒業生さん
    私の意見は絶対でもありませんが、一つの意見としては論理的に一貫していると思います。
    論理に関しては何がしかの論理で返せないと、
    荒れるだけですよ。

  54. だいすけ より:

    ぼぼさん
    ありがとうございました。
    ぼぼさんが言われている事のおおよそが理解できました。
    ですが、何故その話をここでしなければならないかはやっぱり理解できません。
    たけくまさんの講義に問題があると思うのならば、直接たけくまさんにメールを送るべきだと思います。
    学校側の姿勢に疑問を持つのなら、学校にメール等を送るべきではないでしょうか。
    ぼぼさんの論理は最初から一貫していると私も思いました。
    だけど、論理以前に今ここでする話題ではないと思います。
    ぼぼさん以外の人は、この話題に基本的に興味が無いようです。
    ぼぼさんがもし、この話を続けたいのであれば卒業生さんが書かれた様に、ぼぼさんのブログ等で行なうべきだと思います。
    現状では、どう見てもぼぼさんが場の空気を荒らしているだけです。

  55. もとまさや より:

    はじめまして。とつけるにはレスが多すぎて流れそうですが・・・
    ともかく一言。T・Kさんの作品を見て前に考えたことを
    思い出したのですが、漫画の根本て
    実は絵と文字じゃないんじゃないか。
    紙の上で空間的な配置することが漫画の根源なんじゃないか、みたいなことを考えたのですよ。
    そのときは、文字だけでもコマ割りをすれば漫画的なものとして成立するのではないかな、とか考えてました。実際にそういう例もありますよね。俺が知ってるだけでも、相原コージ「ムジナ」にそういうシーンがある。
    その逆で、「絵のみ」の方が良く見られますけど、「文字だけ」もないわけではない。
    紙(平面媒体)の上での空間配置を受け手の時間軸と連動させる規則を成立させれば、それは全て漫画ということなのではないか、とかわけ分からんことを思いついてしまいました。
    チラシ裏ですみません。

  56. たけくま より:

    >もとさん
    現場的には、なにげに「コマ」が一番大事だったりしますね。お話や絵は他人に任せるマンガ家でも、ネーム(要するに、コマ構成)は最後まで手放しません。これはマンガにおける演出に相当する作業だからでしょう。

  57. もとまさや より:

    たけくまさん
    確かにコマによって順序付けを行い、それを時間の流れに対応させるわけで、それは最も重要な演出の作業ということですね。
    コマがない漫画はさすがに存在しないだろうし・・・
    お返事ありがとうございました。

  58. 匿名 より:

    初めて見ました。
    漫画レポートに関するメモで、多摩美馬鹿にした感じの書き込みが目に付き、普通にヤな感じです。

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