たけくまメモMANIAX

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2006年3月13日

「名声の口座」としての「実名」(2)

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さて、一方の匿名発言も、じつは同じことが言えるんですね。匿名にもそれなりの「責任」が存在し、それはさまざまな形で決済を迫られることがある。悪意のある匿名発言の場合、たとえば誰かに実名をばらされるなんてことも「決済」のひとつでしょうし、最悪、IPアドレスから本人が特定されて逮捕、なんてことも最近では珍しくなくなりました。

でもまあ、ほとんどの場合はそこまで行きませんわね。そういう形で露骨に決済しなくとも、多くの匿名発言は、それがいいものでも悪いものでも「その場限りで読み流される運命にある」ということです。小飼氏が言うところの「匿名での発言には流動性がない」とはこのことでしょう。

匿名のまま、自分の発言に現実的な効力を求めようとしても、それは虫がいい以前、に矛盾した行為だといえます。それが分かっているから、ほとんどの匿名発言者は自分の発言が「その場(ネット内)限りのもの」になることで満足しているわけでしょうし。また、ひとつひとつの姿なき声が、時に状況を動かす(「のまネコ」問題など)ことだってあります。匿名の報酬といいますか、たまに起こるそうした「祭り」に参加するカタルシスだってあるわけです。

匿名発言の「有効距離」にはおのずと限界がある。これが匿名のデメリットです。よほど論理的な説得力がない限り、発言の内容以前にギャラリーに「聞き流される」ことを覚悟しなくてはならない。読む側に回ることを考えれば、誰だってそうしているんじゃないですか。それを誰かに伝えるとしても、ソースが匿名カキコなら、なかなか「ウワサ話」以上のものにはならない。もちろん、それはそれでいいわけですよ。

一方で匿名発言には、世間のしがらみに捕らわれない自由さがあるのも事実です。普段ならとても書けないことでも書けてしまうことがある。これは、その発言が「悪口」であるとは限らない。たとえばある会社の人が、ライバル会社の競合商品を匿名で誉めることだってあるのではないか。多くの人にとって、会社員の立場と個人の立場は微妙に違うでしょうし、それを使い分けるツールとしてブログや掲示板が機能している側面はたしかにあるように思います。

ところで俺の名前、竹熊健太郎は本名なんですが、昔から職業ライターとして、あるいはネットワーカーとしても「実名」使用率がほぼ99%です。なんでかというと、第一に「本名が印象的すぎてしまって、どんなペンネームもしっくりこない」ということがあります。マンガ家の萩尾望都さんも本名だそうですが、たしかにこれでは実名以上のペンネームはないですね。

俺の場合、萩尾さんほど立派じゃないですけど、過去にどんなペンネームを考えてもダメだったですね。20代の頃、ごく短期間「週刊アルバイトニュース」に「細石巌(さざれいし・いわを)」というふざけたペンネームでコラム書いたことがあるんですが、理由は同じ時期にライバル雑誌の『フロムA』でも連載していたからでした。一応、気を遣ったんですよ。

それ以外は、ゴーストライター経験が一度、あと無記名のデータ原稿もやってますけど、俺、ライターとしてはスタート時期から基本は署名原稿でしたね。だから結構前から名前が知られているわりには貧乏でした。ライター経験ある人なら分かりますけど、署名原稿より無署名のほうが実は儲かるんですよ。

もうひとつ本名を使う理由は、それで特に不都合がなかった、というのがあります。というのは俺、生まれてから一度も就職したことがないんですよ。だから多くの物書きの卵がそうであるように、最初は一応社会人やって、家で小説書いて……みたいに「顔」を使い分けた経験がないんです。それでこの歳になって妻子もいないでしょう(以前、妻はいたことはいたんですが)。

正体がバレても、守るものが何もない。だからなんでしょうね。

それから、強いてもうひとつ理由があるとすれば、俺がヘタレだからでしょうね。基本的には俺、他人の悪口書きたくないんですよ。反感買われて怒られるのがいやですし、極力、責任とりたくない。誰にも怒られないで、自分が好きなものについて書くのが一番楽しいじゃないですか。匿名だと、うっかり悪口書くかもしれないでしょう。そのときはよくても後でだいたいイヤな気分になるし、バレたときのリスクは実名の比ではない。

まあ過去にはネットの内外でバトルもやりましたが、それは原則的に、自分以外の第三者に迷惑がかかるような場合ですね。自分のこと悪く言われるのは、たしかにカッとは来ますが、なんとかガマンできるんですよ。

Amazon.co.jp:マンガ原稿料はなぜ安いのか?―竹熊漫談: 本

それとは別に2ちゃんで「純粋に論理のチカラだけでバトルすることができるか」というのを試したことはあります。それは「某マンガ家の原稿料がページ20万」と書いた人がいて、それは業界の常識としてあり得ない金額なんですけど、そこで俺が業界人の正体をさらして「ありえない」と言ったら終わっちゃうじゃないですか。業界人としての「権威」を使わずに、ありえないことを信じている人をどうすれば説得できるか、というのを試してつい熱くなってしまったことがあります。それは後に『マンガ原稿料はなぜ安いのか?』という本にもなりました(笑)。

そういうことはありましたけど、俺、ギャラリー意識してのプロレスが下手なんですよ。すぐガチンコになってしまう。それも俺の場合、そういう時って結構冷静になれるんですよね。アドレナリンは出てるんですけど、あらゆる状況を考えて、リスクマネージメントを俺なりに考えたうえで、確実に勝てる喧嘩しかしない。負けそうな部分があれば、その場はとりあえず謝ったりして、全力で喧嘩を回避します。普段の俺は、自分で言うのもなんですが本当にヘタレですね。肉体的なケンカなんて、中学1年が最後でしたし。

昔から喧嘩は弱かったんですけど、それはたぶん、本気で喧嘩したら相手を殺しかねないからじゃないですかね。落とし穴に落としたり、夜中に待ち伏せして背後から刺し殺すとか。ほどほどにとどめていたら自分が殺られてしまう、どうせ殺されるならあいつも道連れに……と、自分がなってしまうことへの恐怖心が凄いある。だから俺、武道やスポーツもあんまり好きじゃないんですよね。どんな空手の達人でも、マシンガンにはかなわないでしょうし、そう考えたら武道なんて……と。まあ最近は見るのは好きになりましたけども。

なんかへんな話になりましたが、最後にもうひとつ。実は最近になって、「ペンネームを使いたい欲求」が俺の中で高まっていることも事実なんですよ。要するに「守るものが何もない」から本名使っていたのが、その「本名」が「守るべきもの」になっていることに気がついたわけです。「『サルまん』の竹熊」とか、今でも言われるわけですね。今度復刊するんでブログでも「サルまん、サルまん」連呼してるんで、こう書くとちょっとアレなんですけど。

なんかものを書くにしても、最近全然違うことやりたい自分がいましてね。それはこれまでのイメージとは本当に違うことなので、「実名」が邪魔に感じることがある。それで「竹熊」は「竹熊」で、もちろん今後も使いますけど、違う名前で全然違うことをやって、自分を切り替えて生きる人生も面白いかもなあ……と思う今日このごろなのです。まあいずれバレると思いますが、少なくとも5年はバレないで暮らしたいですね。楽しいだろうなあ。

最後は例によってバカなことを書いてしまいました。


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| コメント(73)

“「名声の口座」としての「実名」(2)” への73件のフィードバック

  1. 桝野浩一 より:

    筆名について (文責=枡野浩一)
    私は本名で書く人をどうしても贔屓してしまいます。
    筆名をつかってもいいのですが、
    筆名のセンスも作品のうちと考えています。
    顔に似合う筆名であることが大切だと考えます
    (筑摩書房『かんたん短歌の作り方』参照)。
    「月」を筆名にいれるなら、
    室井佑月くらいのルックスとキャラクターが必要。
    センスいいなと感じる筆名は、
    たとえば山田詠美です(本名は山田双葉)。
    銀色夏生の筆名は、やりすぎだけど、
    あれだけ売れて認知されれば勝ちだ、
    私は負けを認めよう……という立場です。
    人名らしくない
    ハンドルネームというものは、
    正直、好きではありません。
    姓名のうち下の名だけを名のってサマになるのは、
    ファッションモデルやシンガーや、
    天皇家の人(サマがつく)だけだと思っています。
    保守的でごめんなさい。

    私の趣味をお話しておきます。
    「空」「風」「月」「星」というような、
    漢字それ自体が甘さ(詩)を含んでる名前を名のるのは、
    それが本名である場合にかぎってほしい、
    というのが本音です。
    私は、
    「自分の力ではどうにもならないことがある」
    と認めることからしか、
    どんな表現も、
    どんな人生も始まらないと思っています。
    繰り返しますが、
    「自分の力ではどうにもならないことがある」。
    親につけられてしまった本名を受け入れて生きていくことも、
    そのひとつだと思っています。
    筆名をつくるという行為は、
    そこでいったん何かをチャラにしようとする行為です。
    だから筆名をつくるならつくるで、
    その新しい名前を、
    覚悟を決めて、
    きちんと背負ってほしい。
    どんな名前で生きようが自由だし、
    大きなお世話と思われるでしょうが、
    私自身、
    かつてはたくさんの筆名を使い捨てにしていたので
    (新風舎『ガムテープで風邪が治る』参照)、
    自戒をこめて書かせていただきました。

    ちなみに「枡野浩一」は、
    もともとは本名でしたが、
    今は筆名です。
    どうして結婚後に妻の姓を名のることにしたのかとか、
    どうして離婚後もその姓を残すことにしたのかとか、
    そういうお話は、
    いずれエッセイなどで明らかにしたいと思います。

  2. 長谷邦夫 より:

    ぼくは本名で仕事をしてきたわけですが、
    デビュー直後にペンネームがいいかな~
    と考えたことがありました。
    ぼくはナガタニなのに、東京では殆どハセと
    呼ばれるからです。
    で、江戸川邦夫というPNを考えた。
    江戸川乱歩ファンで、江戸川べりに
    住んでいたからです。(笑)
    これを石ノ森章太郎(PN)に話したら
    「おまえの名前は、結構変わっているから
    本名のママの方がいいよ」と言われた。
    で、その通りに従ったんです。
    でも、後年「問題小説」でユーモアページを
    連載していたとき、小説を書かされたとき、
    同名ではまずいと思い、「江戸川邦生」の
    PNを使用しました。
    書いた小説は『ぶす』(笑)です。
    南那須に住んでいたころ、ヒマだったので
    マンガ原作を書いてみようと思い立ちまして、
    どうせ書くなら、自分の一番苦手な
    「風俗劇画」シナリオを書いてみようと
    思いました。
    それで「週刊漫画TIMES」(芳文社)に
    上記のPNで「投稿」して、入選しました。(笑)
    一度もマンガを描いたこともなく、編集者も
    知らない会社でしたので、ニヤニヤしていた
    んですが。しばらくして編集長から電話があり
    「長谷さんでしょう」と言われてびっくり。
    その後、採用率50%弱かな。
    編集長直担当でしぼられた。(汗)
    すごく厳しい長でしたよ。別冊をやっています。本誌は4回連載を1回のみです。
    2年ほどでやめていますが…。
    小説はSFのときは長谷名義でした。
    「SFアドベンチャー」が殆どですが…。
    いつか女名(おばあさん作家として)で
    変な小説書けないかなあ~月婆とかで…
    ダメダメそう?

  3. より:

    なんでブログのコメント欄で自分語りをしている人がいるのか
    それが分からない

  4. パップラドンカルメ より:

    「竹熊」ではやり難いことが何なのかが気になります。
    村上龍みたいなことだったりして。

  5. 長谷邦夫 より:

    作家は大抵自意識過剰だと思う。
    自意識過剰を職業としているようなものだ。
    だから、自分語りしかできない。
    名前・PNともに自分と直結しているはず。
    PNと本名の関係は評論家が
    分析してほしい。
    作家が一般論を書いても
    面白くもないし、リアリティも
    無いように思います。
    昔<覆面作家>ってヤツがありましたね。
    あれって結局無くなってしまったでしょ。
    匿名とおんなじことで、読者はそれほど
    ビックリしなかったと思う。
    大家が自分の名前でかけないからって…
    いうのじゃ、腰抜け作家だもんね。
    テロリストも同様かも。
    ビンラデン!とくるからコワイ。
    ゲループは「黒い九月」とか
    なんかそれらしいのでも
    怖いが。
    個人が黒い九月じゃ、ドーモ
    ストーリーマンガ的ですね。

  6. 山本太郎 より:

    ブログや掲示板の名前欄に
    山本太郎とか田中花子とか
    入れてもたいして意味ないしぃ

  7. 九郎政宗 より:

    なんで「ブログのコメント欄で語れる自分」すらない人がいるのか
    それが分からない。
    何を書いても「自分」なのに。
    それはさておき、竹熊さんの欲求というのは、
    あれでしょうか。
    スティーブン・キングが「リチャード・バックマン」の
    名前で小説を書いて、
    「キング以外の名前で、小説の力だけで
    売れるかどうかを確かめてみたい」みたいな。
    いったん売れてしまった人だけが持つ
    ぜいたくな悩みですね(@∀@)
    キングはバックマン名義で書いても内容が同じで
    すぐバレたけど、竹熊さんはどうなんでしょう。
    もし別名義で本を書かれたら、ぜひとも
    「私がこんど書いた本はドレだ?」クイズを
    実施してくださるようお願いしておきます。

  8. どくげ より:

    アガサクリスティが別ペンネームで恋愛小説を書いていたのを思い出しました。
    ・・・もしや、竹熊さんも別ペンネームで恋愛小説を!? 売れるといいですね。

  9. Aa より:

    エラリー・クィーンも別名義で『Xの悲劇』をだしてます。
    今回のテーマとはずれるのですが
    まんが家さんは別名義にしても絵柄でわかってしまうのがつらいですね。
    以前ある番組で、新人まんが家青年が編集部でいびられる過程を追っていくものがあって、
    いま思い出しても胸がいたみます。
    事実上捨てられたまんが家さんが、
    別PNで新人賞に投稿してきたのを
    エディターさんがすぐに気がつく場面がありました。
    あ、あいつだ・・・ と一人ごつ姿が怖かった。

  10. Aa より:

    名前がらみでもうひとつ思い出したことが。
    あるMLにいきなり音楽家の坂本龍一氏が乱入してきたことがありました。
    私はリアルタイムでは知らないんですけど
    ブラジルとかアフリカの債務国の借金をチャラにすべしという主張でした。
    そこのMLが当時そういう話題でもりあがっていたのでしょうね。
    でも、主張はもっともとして
    こういうテーマを論じているときにああいう大物が本名で語られるとなんだかしらけませんか。
    アッコちゃんには慰謝料いくら払ったの~ と
    野暮は承知で言い返したくなりました。

  11. 長文スマソ より:

      表現したことの責任をとわれる(べき)場合は極論すればジャーナリズムと表現商売人との2つだけになっていく気がするなあ。この2つの場合だけに、本人ひとりのみをあらわす名が必要になっていくんじゃないか。(そもそも「本名」の定義って何だ? 極論的に、そのひとが「名のりたい名前」のことだけを「本名」と定義するのが自由をとうとぶやり方だろうと思う。でも、いま普通に「本名」とよばれている名の実態は「戸籍名」にすぎないとおもう。つまり昔ながらの左翼などには悪名たかきあの「戸籍」にもとづく名前のことが一般に「本名」とよばれているにすぎないとおもう。)
      で、その2つの場合をのぞけば、ひとつの表現(作品)にその作者としてつけられる「名」などは、大衆表現時代にいたった今では、極論すればほとんど無意味なのが原則・基本なのではないかとおもう。
      どんな表現にも責任をもたせようとするのはサムライ倫理じゃないかとおもう。つまりヘータイの精神、軍人文化のおしつけ。ニッポン資本主義の発展は文化論としては武家社会の拡大再生産だった。これはその影響にすぎないのでは?
      パソコンとインターネットの普及で大衆表現時代がくる前までの表現界で自己形成をしてきた(旧)文化人たちは、ほとんどみんな、もう無意識のうちに表現と責任とを不可分のものとかんがえている場合が多いようにみえる。
      2ちゃんねるの名無したちがいちばんカッコいい連中のようにオレにはおもえるんだけどなあ……

  12. naga より:

    コメントも含めて興味深い話がいろいろと。
    >エラリー・クィーンも別名義で『Xの悲劇』をだしてます。
    あれは、『エラリー・クィーン名義』では、絶対にだせないやつですね(笑)。
    それにしても、『小飼さん』と『たけくまさん』はなぜ、
    この時期に『匿名と実名の話題』を?
    単純に『民主党の永田議員のメール問題』に、触発されてなんですか?
    そちらの『動機』も知りたいような…

  13. Aa より:

    >ひとつの表現(作品)にその作者としてつけられる「名」などは、大衆表現時代にいたった今では、極論すればほとんど無意味なのが原則・基本なのではないかとおもう
    イノセンス2でもつくられては如何。

  14. ヨモスエ より:

    > 2ちゃんねるの名無したちがいちばんカッコいい
     むう、もしや、
    名無しはカッコいい → 名無しのオレってカッコいい
    というノリは有りませぬか。(けっして非難ではありません。)

  15. てんてけ より:

    純文学(私小説)vs大衆小説のバトルを彷彿とさせますなぁ。
    私自身は小松左京の一蹴、
    「真実をありのままに掘り下げて書くことに云々ったって、読者にはそれが真実か虚構か、わかんないし関係ないだろう。ましてや作者が記憶の美化とか勘違いとかに陥っていないって保証が、どこにあるんだ?」
    を読んで考えるのをやめましたけど。(^^;)
    小松氏はこの問題をもっと深く掘り下げて(ヨーロッパの教会文化“懺悔”とか、中国の文化“大話・小説”文化とかまで調べてますけど。
    真実追究君が大衆から相手にされなくなり、電脳社会の匿名vs実名論争で息を吹き返したんじゃないですかね。

  16. 長文スマソ より:

      2ちゃんねるの名無しならばみんなカッコいいって意味ではないです。ちょっと言葉が足りませんでしたね。非常に心をうごかされたりする表現(作品?)を“発表”してる名無しのことです。荒らしやくだらない書きこみが名無しだからってカッコいいとは思いません。
      名無しの感動的な書きこみをよんだときは、ヘンなたとえかもしれませんけど、老子とかシェイクスピアみたいに感じることがある。老子はとほうもない影響力をもちつづけて数千年ですが、本人は実在してたかどうかすらハッキリとはわかってないそうですし、シェイクスピアもその正体を誰ひとり知らないのに、いまだにひとつの産業として成立すらしてますよね。シェイクスピアでメシ食って妻子をやしなってるといってもさしつかえないヤツは世界に何人もいるそうじゃありませんか。すごいですよね。実名で表現商売してて自分のメシもおぼつかんヤツがいくらでもいるのにね。
      身ゼニをきって買った雑誌の記事の日本語作文がデタラメで意味がよくわからない場合さえめずらしくないときに、便所のラクガキだのチラシの裏だの犯罪者予備軍だのといわれる2ちゃんねるに名無しで書かれた文がわすれられずにときどき読みかえしたくなる。ちょっとした老子やシェイクスピア現象じゃないでしょうか。

  17. ヨモスエ より:

     なるほど…。
    「いわゆる『見返り』を求めずに、ただただ価値を創造するのは、カッコいい」
    という解釈で合っているでしょうか。
    (↑頓珍漢だったらどーしよ)

  18. apg より:

    なるほど。
    たけくま先生の実名は、
    「他人を攻撃しない」という意思の表れなんですね。
    そういう意味の実名の使い方があるとは
    思いませんでした。
    ぼくもこれから作品を発表しようと思ってるんですが、
    ちょうど実名でいこうか、匿名でいこうか
    迷っていたところです。

  19. たけくま より:

    >枡野さま
    はじめまして。私の場合、ペンネームそのものに否定感情はないですね。何を書くことに覚悟が要るのはその通りだと思います。
    >長谷先生
    そ、そんな過去があったとは知りませんでした。
    >九郎さま
    キングのあれはまだ読んだことないですが、その昔、雑誌や新聞で何年も論争を繰り広げていたフランスの評論家と、ある小説家が、実は同一人物だった、ということがバレたことがあったそうです。究極の自作自演ですが、この場合はそれ自体が「作品」でもあったので、そういうのも面白いですね。筒井康隆あたりがやりそう。
    >apgさん
    できれば、自分からは攻撃したくはないということです。ちゃんとした「論争」なら、やってみたいですが難しいですね。

  20. 俺はmixiでは、プロフに本名晒してます…それと、ここではメアド晒してますから、コールがあれば言うまでもなくお付き合いが始まるわけでして、そういうケースバイケースでやっていくしか、この魑魅魍魎 もいる (割とえらいめには逢ってますw命取りにはまだなってませんが)ネットソーシャルでの身のこなしは成し難いと思われるのです。免許制とかふざけてでも言って欲しくないよ、にってれ。そもそもmixiの城壁すら嫌いなんですが、あのレビュー機能にしびれて、2ヶ月放置の後、はまりました。
    それと、ビッグネームさん。あなたの哀しみを、世の中に広め過ぎるのはやめてくださいね。世の中を透き通った寒い青で染め上げたいんですか?もう飽き飽きなんですけど。あなたはあなたの生き方のしくじりに、真っ直ぐ向き合っていないのではないかと、思っています。

  21. 1026 より:

    ちょっと思ったのですが
    『竹熊健太郎』と『たけくま』の使い分けって意味ありますか?

  22. 遥海 より:

    やっぱ今回の記事を見て、竹熊氏はいい意味でも悪い意味でも、もの書きなんだなあと思いました(笑)
    ブログで自分の正体をさらす危険性については、例のきんもー☆少女に限らず、グーグル社員なんかも話題になりましたよね。
    EFF、ブログでクビにならないためのガイドラインを発表
    http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20082625,00.htm
    なんてニュースもありました。
    悪口ではなくても、会社に対するただの感想であっても、一般人なら意見を封殺されてしまうわけです。
    今回のケースで言えば、竹熊氏がここでサルまん話をしていたら、小学館のおエライさんが、会社で進行中の極秘企画をこんなネット上でだらだら書くとはけしからん、と出版を取りやめてしてしまうようなものです。
    この場合注意すべきは、竹熊氏のブログが見知らぬ悪意の訪問者によってではなく、現実に自分とつながりをもつ雇い主から閉鎖に追い込まれてしまうという点です。
    舌で自分を殺したくはありませんからね。
    まあ、元エントリ先にもあるように、ネットの名声<ネットの汚名というのが一番大きいんじゃないかと。
    日本人は昔から、本名をさらして、生の感情を書き連ねることよりも、
    俳句の雅号のように、別の名を作り、自らを客観視しながら、そこで自らの感情を吐露するというやり方が好きなのですから、無理にアメリカ流儀にすることもないんじゃないでしょうか(笑)

  23. 長文スマソ より:

    >ヨモスエさん
      いや、それが頓珍漢だともおもえないけど……
      なんというか、ただ直感的にカッコいいとおもってたんですよ。なぜかわからんが、えらいカッコよくみえる。しかし、なぜ自分が2ちゃんねるの名無しをカッコいいと感じているか──ということまでふみこんで考えてはおらず、ただ直感的に。
      で、返事をかこうとして少し考えてみましたが、短時間ではまとまらなさそうなことのようです。なにか本質的なことにつながる問題のような気がする。まアよくはわからんのですが。

  24. apg より:

    ぼくの親の世代などに顕著ですが、
    「欧米人は進んでる、日本人は遅れてる」
    的な発言がよく出てきます。
    しかし、日本人が本当に恥ずべき点は、
    そういう考えそのものな気がします。
    日本人の独自性はもっと尊重されるべきだと思いますが、
    しかしそれも一長一短ですよね。
    日本独自の
    「察しの文化」とか、「出る杭は打たれる」みたいなものが、
    事態を無用に複雑にするようなことも
    ある気がします。
    しかしたけくま先生は、
    「普段は温厚だけど、一度切れたら止まらない」
    という方ってことですよね・・・コワイ(笑)。

  25. ぼぼ より:

    >実名でも匿名でも「いい発言はいい」「悪い発>言は悪い」のであって、時と場合に応じて
    >使い分けるべき
    この数行で良いのでは。

  26. ジコー より:

    >長文スマソさん
    ヨモスエさんは
    「自分の解釈が間違っているかも」と書いてるだけで、
    あなたの考えを否定しているわけではないと思いますよ。
    ずっとromでしたがこれが初コメント…
    竹熊さん、サルまん楽しみにしています。
    竹熊健太郎ってサマになっていて、いい名前ですよね。
    「名声の講座」、とても面白いです。
    名無し時の評価が自分に還元されないこと、実感があります。
    それは名乗る責任を果たして初めて得られるんですよね…。
    実名、素顔を晒してちんぴょろすぽーんの竹熊さん、格好いいです。
    でも、付いた箔が重荷になることもあるんですね…。

  27. apg より:

    ぼくは「ちんぴょろすぽーん!」より、
    ボツになった相原先生の「ほしぇー!」の方が好きでした。

  28. まるまる より:

    つか実名でネットの名声をゲットしてる人って、マナベさんとかしょこたんとかですかね?
    それは、単に現実の名声をブログに振替えてるだけって気がしますが。
    現実の名声でお客様を呼んで、ブログで補完ってとこで名声とまではいかないでしょうに。
    ま、匿名の人々は竹熊氏と同じように、ネット上で「守るものが何もない」んじゃないだろうか。

  29. apg より:

    >たけくまさん
    ネット上で「論争」をするのは難しいですね・・
    発言の正当性とかは置いといて、
    発言の「コツ」みたいなものはありますよねきっと。
    それが解らないから、
    時々出すぎたような発言をしてしまったりして・・・
    気分を悪くされる方もいるんですよね。
    しかも、ここ他人のブログのコメント欄だぞおい!
    って自分でも思っちゃいますよ。
    でもここには興味深い人が集まっている気がするし、
    そういう方々と意見をやりとりするのが楽しいんですよね。
    だって、自分でブログやったって、
    こんなに沢山の人が訪れるわけないですから。
    影響力のあるブログってほぼ、
    「他の世界で既に有名な人」のってことですよね。

  30. 長谷邦夫 より:

    >雅号
    いいですね。心の余裕を感じさせます。
    ヤボは言わない、書かないっていうPN。
    忘れていたな。
    山田一郎運動をされ、不評を買った
    人もいたな。(笑)
    そういえば、専門学校マンガ・コースの
    生徒たち。
    同人誌は9割がPN。
    そんなもの考えるヒマがあったらネーム
    考えろ~って言いませんが。
    まあ、楽しみの一つでしょうが、ヤボなPN
    ばっかり…。作品がヤボだとPNもそう感じて
    しまうわけですね。

  31. 名前というのは、ファッションにおけるブランド名に近いのではないかと自分は思います。
    特にネット世界では。
    名前を名乗ることで「責任」を負わされるのではなく、ある種の方向性。言うならば「個性」みたいなものがでるということではないのかなー。
    (この場合の名前は、実名・筆名問わず)
    長くなりそうなんで、後は自サイトで。
    こういうときにブログは便利だ。

  32. sima より:

    世の中匿名でないといえないことが9割以上。
    たけくまさんが匿名で本音をいいだしたら、恐ろしい。文体から人格から、根本から変わって鬼か悪魔のように…ということはないか。

  33. 匿名氏 より:

    どーも匿名氏です
    この話題は興味深かったです
    John Ralston Saulの「Voltaire's Bastards」という本はちっと紋切り型で、示されている解決策が安易なところがアレですが、官僚的支配、英雄崇拝の問題点が分かりやすく示されていました。
    その中で、(僕も読んだのがだいぶ前であやふやなのですが)「匿名性の最も強いのが官僚、そうじゃないのがテロリスト」みたいな指摘があったのを思い出しまた。
    2ちゃんねる、なんかでも自己主張の強い人はコテハン使ってますね

  34. 長文スマソ より:

    >ジコーさん
    ┃>長文スマソさん
    ┃ヨモスエさんは
    ┃「自分の解釈が間違っているかも」と書いてるだけで、
    ┃あなたの考えを否定しているわけではないと思いますよ。
      オレもまったくそうおもいます。自分の意見がヨモスエさんに否定されたと感じたことはオレにもありません。
             *
      ついで。
      2ちゃんの名無しをカッコいいと感じるのはやっぱりすぐれた書きこみをよんだ場合みたいだな。それと、2ちゃんの名無しには私心がないっていう点は大きいかもしれん。また、顕名のふつうの媒体に発表されてるプロのものでも、私心なくまっすぐな中身のものならやっぱり同様にひきつけられるな。
      ……などのことをバクゼンとおもった。
      それと、プロが以前とは名前をかえて、一般読者には誰かをすぐにはわからなくするという匿名の場合と、ネットの名無しの匿名の場合とは意味が全然ちがうんじゃないかともおもったな。

  35. apg より:

    ↑それって「木枯らし紋次郎」の
    「名乗るほどのものじゃございません」的な
    かっこよさってことですか?
    あと、そのあとの匿名性の違いって、
    例えば小学2年が「人生は厳しい」と
    言葉を発しても説得力はないが、
    それがネット上で匿名なら説得力を持ちえる、
    ってことですかね?
    つまりネット上では、人間性や社会的地位に依らず、
    だれしも、その「論理的説得力」のみで勝負できる、と。
    「議論のしかた」に書いてありました(笑)

  36. nomad より:

    匿名には「実名を隠したい」場合と「名のるほどの者ではない」場合がありますよね。
    (この意見はやっぱりあるblogのコメント欄からなんですけど)
    ハンドル・筆名の場合は「実名は隠したい/実名を名乗るほどのことではないがアンカーをつけたい:一定の責任を持ちたい」ということでしょうか。
    僕自身は2chに帰属意識は無いですが、2chの存在意義というのは強く感じています。あれはいいものだ。

  37. 長文スマソ より:

    >apgさん
      上にもちょっと書いたけど、なぜ2ちゃんの名無しをカッコよく感じるかは自分でもよく分析できてないので、うまく云えない部分が多いです。だけど、その木枯らし紋次郎的なのとはちがうような気がします。まあ、その面がゼロだとも断言できませんがね。
      2ちゃんは今のところ、マジメな……というか、公序良俗派のつまらないオトナたちからはうしろ指をさされる存在で、この面がまず大きいんじゃないかとおもいます。
      むかし、タモリが出てきたばかりのころ、深夜番組とかで、ものすごい過激で無意味でおもろいことをやってたような記憶があるけど、2ちゃんの名無しの名カキコはちょうどあんな感じにも似てる気がするんです。まだおさないガキだったけど、なんというか、あの乾いたアナーキーなおもしろさには、腹の奥の底の方からふるえがくるような感じをうけた。むちゃくちゃカッコいいオトナたちにオレにはみえました。
      あとの匿名性の件は、そういうことではなくて、たとえばこのエントリーのタケクマ氏の匿名やってみたい論は、文字どおりの意味で「名を匿す」ことだけでしかありませんが、ネットの匿名は実は「名」ではなくて正体そのものをかくしてることでしょ。タケクマ氏の匿名は、作品を発表する雑誌なり本なりの出版社や編集者にまで正体をかくすのはムリじゃないですか。あくまで一般読者だけに、ほんの一時的に、「従来の名だけ」をかくすという話なわけです。ネットの卑怯な名無しとは意味がちがうとおもうわけです。そういう方の意味です。(2ちゃんの名無しという立場はあくまでも「卑怯者」のそれだとも思います。)
      あと、論理だけで勝負できるってのは本当におもしろい場で、利点だとオレもおもいますね。ただまあ、立論はカンペキなのに結論がデタラメになるということが「論理」というものにはあるそうですので、その点の自覚は必要なんでしょうね、だまされたり、知らず知らずのうちに人をだましてたりするのがもしイヤなら。
                 *
      ついで。2ちゃんねるは「匿名掲示板」ではあるけれど、顕名でも全然つかえますよね。顕名での発表の場として利用することもできる。その場合は観客数の多い大舞台ということなんだろうな。

  38. 匿名 より:

    >> apg さま
    >つまりネット上では、人間性や社会的地位に依らず、
    >だれしも、その「論理的説得力」のみで勝負できる、と
    とても信じられないですわ~。

  39. apg より:

    >長文スマソさん
    いや、たけくま先生の匿名の件に
    言及したつもりはありませんよ。
    たけくま先生は別に解釈の難しい話はしてないですから。
    2ちゃんってそういう面もあったんですか。
    まるで音楽や映画に出会うかのように、
    今後の人生を左右しかねないような
    衝撃を受けている人がいるんですね。
    タモリが昔やってたのは「ハナモゲラ」ですか?
    あと一人国際マージャンとか。
    卓越した言語感覚の持ち主ですからねぇ。

  40. 遥海 より:

    >長文スマソさま
    匿名前提の巨大掲示板でのコテハンを蛇蝎のごとく嫌う私にしてみれば、
    ゆがんだ自己顕示欲にかられた人間が何を言おうとも、聞く耳をもてなくなりますね(^_^;)
    実名での発表の場としては、逆に不利なんじゃないかと(笑)
    トリップ持ちのコテハン見てると、何しにきているのかと思いますね。
    2ちゃんは匿名だからこそここまで大きくなってきたわけですしね。
    それこそ、名声を振り込まれたければ、自分で一から舞台を用意して自らをプロデュースしろよと言いたくなります。

  41. apg より:

    >名無しさん
    名前があろうと無かろうと、バカはすぐバレる、とでも言いたんですか?
    耳が痛いですが、そうでしょうか。
    「バカが突く真理」ってのもあると思いません?
    その場に本当の賢人がいれば、
    バカが突いた真理も汲み取ってくれますよ、
    きっと。

  42. 遥海さんは幸せ者だなぁ…なりすましとか、ネットバトルとかと無縁だったんでしょうねぇ。それで2ちゃん、きっちり楽しめてます?
    とりあえず、トリップは気休めです。ご存知ですよね?紳士協定なムードを作り上げることが、ねらーの育つべき道であった頃があり、その通りに育ったから、今とりあえず穏やかなんですよ?日が浅いですか?

  43. それとビッグネームさん。大きな口を叩いて申し訳ありませんでした。
    近頃思うのですが、ふみは底なし沼です。いえ、底なし沼ではないのですが、古から今までの営みが詰まっていると言って構わないはずです…ですから、考え始めたら突き詰め始めたらすぐお迎えが来ます。まず間違いないです…なんてことは、痛いほどおわかりでしょう。ですから、理をお勧めいたします。理、数…これが、この国の弱いところです。呪いまじないもかけにくい。というか、ほぼかかってないでしょう。あ、数はね。ひふみ、ですから。
    なんのことやらでしょうけど、伝えたい方には伝わってると思いますので…。この国 だけ に頼り切らず、この星には、この国の言葉から逃れて栄えた多くの国々の成した業があり、それは理に依った、依れた頃があったからだということ、それらに基づいて構わないのだ、ということです。
    今からなんてとても、と仰らずに。俺もさぼりまくってきましたが、ゆるゆる学び始めていますので。
    「心に底なんてねーんだよ!」
    田中という面白い男が語った言葉です。十数年経っても忘れられません。ですが、だからこそ心に底を作らなければならないのだ、と思い始めています。
    ぃやー 流石の俺も、これに なんちて はつけられませんな。俺も際どいですは。

  44. モヒトリノビッグネムサマ…メガネデアタマボサボサノセンセイタイプノキャラクターガサキホドカラノウナイデメイメツシテオリマス…ミエキッタアトナノデハシャゲマセン…トンデモナイトコヘマヨイコンデシマイマシタ…子供の頃オカマイイタダキアリガトウゴザマスデス

  45. 遥海 より:

    >メルヘンさま
    レスの意味がよく分からず申し訳ないです。
    なりすましやネットバトルの歴史を知っていると、2ちゃんを楽しめるのでしょうか?
    2ちゃんの楽しみ方は人それぞれだと思いますので、私の楽しみ方がメルヘンさまの楽しみ方と違うとおっしゃるならそうかもしれません(笑)
    日が浅いのかどうかよくわからないんですが、2ちゃんねるにはすーぱーはっかーがうようよいて、個人情報ちょっとでもうかがわせたら、IP抜かれてメルアドとかバレて、詰まんないことかいたら自宅や住所晒される。
    2ちゃんねるに書き込まれてるアドレス踏んだらブラクラとかウイルスとか送りつけられて、家のPC壊される、っていうのを信じてたくらいから2ちゃんねるを知っている、という程度です(涙)
    だからこそ、2ちゃんねるで嬉々としてコテハンを名乗り、自己の存在をアピールする方を見ると、よくやるわ、って思いが先に立ってしまうんですよね。
    有名観光地の便所のヒーローになって楽しいのかな?と思ってしまうというか。
    ただもう、2ちゃんねるは便所ではなくて、ブロードウエイのミュージカルの舞台だと感じている人が多くなってきてるのなら、
    数字コテ以外の実名コテを認めるべきなんでしょうかね?

  46. 固定ハンドルならば?

    竹熊先生のブログを読みまして、「名声の口座」としての実名があるというお話をされて居られました。実名の及ぼす範囲は匿名としてのそれに比べれば、遥に広いだろうと謂う

  47. 固定ハンドルならば?

    「名声の口座」としての「実名」(2) 竹熊先生のブログを読みまして、「名声の口座」としての実名があるというお話をされて居られました。実名の及ぼす範囲は匿名として

  48. 匿名は射程距離が短いというときの匿名というのは、「匿名希望」というくらい個性を隠した場合なのでは?
    ボクも、中の人の生活があるので、ネット上では中の人のプライバシーを出来るだけ隠蔽するような文章を書くようにしていますが、バーチャルな存在とはいえ中の人が抹殺を決意するまでは、西麻布夢彦という人は存在していて、その名に責任を負っているつもり……なんだけどなぁ~

  49. nomad より:

    なりすましもネットバトルも、ネットの風物詩であって2chの専売ではありませんよね。
    誰しも社会との関わりに一定の慎重な態度が望まれるように、同じくネット社会との関わりにもそれなりの態度の取りようがあるという程度に過ぎないように思います。
    ピンポイントで攻撃されないだけ2chの匿名ってのも意義はありそうに思います。犯罪的言辞でなければ言いっぱなしで書き逃げもできるわけだし。
    センシティブな発言でも直接的な攻撃を回避しつつ発言できるという意味では非常に良い場でもあるわけです。
    僕は「いげろうスレ」に魂つかまれましたけどね。
    ああ、確かに電車男も良かった。
    所詮僕らは誰であろうと歴史の中では意味の無い匿名者の一人だ、と思うんですがね。匿名であることそのものが、それはそれで全体として意味のあることであるとも思うのですが。

  50. 遥海さん、レスどうも^^
    スルーされないところが嬉しいです。
    2ちゃんの醍醐味は、オフ会だと思うんですよ。4回くらい、それで上京しました。
    それも、小さなものだったので、悪名高いめちゃめちゃなものではなく…楽しかったです。心から憎んでいたユーミンに、いい歌があると知ったのはそのお陰ですしね…あと、JKと銀座でお茶できたり。ヲタにあるまじき幸せものだと思ってます…みたいなね。トリつけてっと、その辺り、話が早いんですよ。びっくりしましたけどね、マジで逢えて。新宿で待ってたら来たから。そういう驚きで、一昨年は過ぎました。さき一昨年かな?
    ああ、セクロスはしてません。永遠の愛を語っているのに、円光では締まりませんからね。けじめはつけてるつもりです。
    俺岩手なんですが、岩手のヲタがとーきょーのJKとお茶、というアリエナサスなじょーきょーを作り出したのが、2ちゃんで。出会い系ならセクロス騙しあいありうるわけでしょ?俺嫌なんで。だから、巡り会わせがよかったな、って思いますよ。

  51. あ、あと。
    なりすましとネットバトルは、「歴史」としてではなく、「現実」にその「状況」に「非・第三者」として放り込まれると、楽しいんですよw
    ネットバトルは細々数回。徹夜になったこともありましたね。
    なりすましは、とんでもなーい御方に嵌められた、みたいなんですな。遥海さんも、名前を知ってらっしゃる方です、間違いなく。ですが、証立てられないし、ログもとってないし。
    あ、あともう一つ、下手すると国を相手に…って話をして、「こいつ誇大妄想狂じゃね?」ってちらっと思いませんか?その辺り、ついてこれる方なのかどうか。そのあたりの遥海さんのキャパに依って、もう少しお話できるかどうか、決めます。あなたは素直な方みたいなので。

  52. たかが より:

    みんな、長文だなー
    >長文スマンさん
    タモリはデビュー当時は魅力的でしたが……
    キャリアを重ねると、段々おとなしくなるしかないんでしょうね。
    ネットでは永遠に匿名で活躍(?)できますからね。これからも無責任な発言も感動的な発言も未来永劫繰り返されるんだろーなー
    みんな実名だったら、まずは挨拶から……
    みたいな感じになったりして。

  53. 忍天堂 より:

    匿名での討論は、いわばバーリトゥードですね。
    インターネット時代になり、今まで権威をもっていた新聞の論説が叩かれているのをみて
    プロレスラーがバーリトゥードに出て負けてる姿と重なってみえました。

  54. 遥海 より:

    >2ちゃんの醍醐味は、オフ会だと思うんですよ
    ううーん。
    そういう論を聞くのは初めてです。
    体育会系2ちゃんねらーではなくへたれな文系2ちゃんねらーの私には思いつかない思考ですね。
    こうなってくると、コテハンで得た名声を実生活でもコテを名乗り、実際に他人と接触することによって流用してるってことになるんですかね?
    だとすると、竹熊氏や弾氏の論には、「HNで得られた名声を実生活でもHNを援用し続けることによって、リアルな人間関係にまで敷衍する」という視点が抜けてることになるんでしょうか?
    オレオレ詐欺で預金を振り込んでしまうおばあちゃんのように、HNのままでスコーンと相手を信じて実際に会ったりまでして食事までするっていう人の存在を想像するのは、私のキャパを超える部分かもしれませんね(涙)

  55. やあどうもどうもw流石に国を出すと引かれちゃいますかwもしよろしかったら、俺のブログに飛んで、特定アジア人が日本人になりすまして特定アジア叩きしてる、という指摘のサルベージをしてみてください。1月の半ばから終わりごろだったと思います。いえ、もう少し厳しめの団体名を出してもいいのですが、しょしょやばめねwですから。
    つまり、よくいわれる、「ネットは虚構」という物言いが、幻想なのだな、というのが俺の実感なんですね。実際そうして触れ合いを覚えているので。楽しかったんです、とても。今も、逢えたらいつも会おうぜ、東京早く来いよ、言ってくれるダチがいます。権威は、新しいメディアにはいつも臆病なんですよ。で、しばらくほっておいて頃合をみはからって刈り取りに来る…パターンパターンワンパターンです。文字もそう。物語りもそう。小説もそう。活版印刷もそう。映画。ラジオ。テレビ。ね?
    権威も、疲弊しています。滅びへのシナリオを選ばざるを得ないほどに。絶望を演出しなければならないほどに。それを唯々諾々と受け容れてはならない、と思いますでしょ?俺はそうです。
    俺は、国会のらいよんさんがある日「若者はまだこの国に生きている、考えている者がいる、光が見えてきた」と語ったのを聞き逃しませんでした。無職なのでね。ですが彼の方もまた、「勝ち組負け組よくないですね」と言った次の日「格差社会もやむなし」と語らざるを得ない大人の事情の持ち主…誰がらいよんさんの網を噛み切るねずちんになるか、ってことです。そう思いませんか?しんぞうはんはとりあえず「温存」なそうなんで、その戦略的撤退の暇に何が出来るか。こけたらどえらい、これはゲームじゃない、訳を知らない方々の命がかかった現、うつつなんです。中東はいい面の皮ですよ。いくら一夫多妻制に拘っているからと言ってもね。乱パ不倫風俗セックスにどっぷり浸かっているのと、どっちが醜いか、って話にもなりましょ?とかとか。遥海さんの、侮りのない心構えを嬉しく思いました。って、年上の方ならすみません…

  56. 匿名 より:

    >匿名での討論は、いわばバーリトゥード
    むしろハッスルの観客ジャッジマッチだと思います。
    実際どうであるかよりどう思われるかが全て。

  57. 忍天堂 より:

    ありゃ別エントリにするつもりかな・・・
    今回の議論と関係あるかどうか分かりませんが下記リンクを紹介しておきますね。
    ひろゆき氏「市民メディアはマスコミに勝てない」
    http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0603/13/news023.html

  58. こんばんわ、たけくまさま。
    俺は、前mixiのバトンで「あなたにとって詩人とは?」とのQに「ひろゆき。」と書きました。心からそう思ったので。一回りくらい年下で、しかも権威臭のしない大学出身の。見事としか言えないと思ってたんです。
    ですがね。今は違います。彼が、アメリカで誰と会って何を話して何を決めて何を貰ったか。
    疑ってます。
    語り草になったUNIX板の有志による2ちゃん閉鎖回避。
    ややや、臭いますぞ!
    有名人に、過剰な属性をつけることで何がしやすいか?転ばせれば世人の心が動くんですよ。ちょろいもんです。
    平和から遠ざかりたければ、平和人に醜聞を。まったくもって、なんてやつらでしょうな。それでも、彼らには彼らなりの悩みもあり。なぜって、生まれたときから大量の金を維持しなければならないさだめとか。拡大再生産しなきゃとかなんとかほれほれ重圧重圧。宗教人の権威とつきあい、財界人の重鎮とつきあい、政治屋と…闇社会と…それでいて、こけたら一族の笑いもの。もっと書いちゃえ。軍部の突き上げ。彼らは、定期的に戦って殺し合いをしないと、面子が保てないですからね。どっぷり死の商人とも繋がってるし。
    そりゃメシア云々に飛躍もしたいでしょうや。困ったもんです。
    てなことを、書き込める今の状況は、前よりちょっとまし。

  59. たけくま より:

    >メルヘンさん
    すいません、俺のコメントですがいったん削除して別エントリにしました。申し訳ないですが上のコメントはそちらに再度アップしていただけるとありがたいです。

  60. より:

    個人的な印象に過ぎませんが、
    「匿名」「実名」がネット上で云々される場合、
    ここでの竹熊氏のように、それらについて考察したいとか、それについて
    「かくあるべし」的な考えがその人達にあるというわけではなくて、
    単に、「実名を出せ。さもなくば黙れ」という(比較的高い)ハードルを設ける
    ことで、自分の気にくわない発言をする者を黙らせたい、というただそれだけ
    のものが大半であると思っています。
    だから、それは小学生の口喧嘩における「じゃあお前、命かけるな? それが
    間違ってたら死ぬんだな?」とか、そういうのと同じような次元の屁理屈の材料
    に過ぎず、そう言っている小学生が「命をかけること」や「死」について特に主張
    がない(でしょう。たぶん)ように、匿名・実名について議論している人達も「俺様
    の気にくわん奴を黙らせることさえできれば、匿名とか別にどうでもいい」ってな
    人があらかたではないかなあ。
    実際のところ「渡辺一郎」だの「吉田浩」だの、市井の無名人が実名を出したと
    ころで、それが実名であれ偽名であれ、こちらにとっては「ほんにゃらさん」だの
    「馬ちゃん」だのといったハンドルネームと、さほど違いはないし。当人の気分的
    な圧迫感は違うかもしれませんが、それが主目的なら結局は発言をおさえつけ
    る「圧力」としての「実名要求」だしなあ。

  61. 名声というベクトルの扱い方

    おばあちゃんが言ってた。名声は人を殺してでも守れって。(言わねーよ
    名声というベクトルを、食っていけるまでに巨大化した人たち。
    それを“プロ”と呼びます。
    名声は、次の

  62. 長文スマソ より:

      またコメント数が爆発だ……
      やはりタケクマ氏は、意見の発表の場、論争の場としての2ちゃんねる式の掲示板(群)の管理人になるしかないようだ…… これはきっと時代の要請にちがいない。現状の2ちゃんねるの限界を克服・超越してて、かつ、2ちゃんねるでつちかわれてきた知恵・技術などはそのまま踏襲した究極の掲示板群。これを今やれるのは世界にタケクマ氏だけ……
                      *
    >遥海さま
      良スレがコテハンに蹂躙される不愉快についてはまことに同感、よ~くわかるつもりです。むかつくコテハンをボロカスに攻撃したことは何どもあります。(笑) 気がむいたら今後もためらいなくオレはやるとおもいますけど。(笑)
      でも、2ちゃんねるを「匿名前提の巨大掲示板」とおっしゃいますが、その「匿名前提」という点はあなたのまちがったおもいこみですと申上げます。そんな前提は2ちゃんねるのどこにもないのです、幸か不幸か。
      
      コテハンをボロカスに攻撃するとワシはいいましたが、むかつく気持ち自体はワシとあなたとで同じだろうと思いますし、その気持ちがなかったら相手を効果的にキズつけるであろう表現もでてきませんので、つまらなくもなりますし、その部分にウソはないつもりです。
      しかし他方、内心の別の部分では、そういうヤツラこそが2ちゃんの主人公なんだという気持ちがオレには打消せません。2ちゃんねるというのは根本的にそういう場だとおもいます。自己顕示欲にまみれて気のめぐりを狂わせたようなヤツラこそが2ちゃんの勝ち組だとおもう。
      良スレは良スレであることによって時間とともに訪問者をふやしてゆきます。そのふえた人々の中には「腐ったジャガイモ」が必ず何%かはまじっていて、それをゼロには絶対にできません。で、その腐ったジャガイモたちをスレッドから取り除く方法は、そいつらがアクセス禁止の対象でないかぎり、2ちゃんねるには存在しません。つまり、絶対にとりのぞけないのです。つまみだせない。だから腐ったジャガイモどもはそのスレッドにはびこります。すると、あとはグレシャムの法則「悪貨は良貨を駆逐する」がそのスレを貫徹してゆきます。良スレがまたひとつ腐海にしずんだか……というわけです。(笑)
      で、それらの腐ったジャガイモを摘出する方法が2ちゃんねるにもし存在したら、それは2ちゃんねるの「いのち」ともいえる「かきこみの自由」の大ハバな制限にほかなりませんので、そうなったら、もうそこは2ちゃんねるではなくなってしまいます。ここちよく楽しかりし良スレを成立させた「自由」こそが、腐ったジャガイモどもをも連れてくるというわけですね。「現代」とはいらだたしいもんです。
      なので、2ちゃんの良スレを維持する方法がもしあるとすれば、それは「腐ったジャガイモを追放すること」ではないとおもいます。べつの手だてに頼るべきだろうとおもいます。たぶんそれは、あらそいの当事者になることをおそれない精神、あらそいの当事者になることに動揺しない精神を、良スレの旧住人たち自身が内面に確立することに大部分があるのではないか──などとオレ自身は妄想してるんですが……

  63. 長文スマソ より:

    >たかが様
      何もかもおっしゃる通りだと思います。
      タモリの変身をみてガッカリさせられたのは、いつだったか、なんの番組だったか、やってる本人がつまらなそうだった姿をテレビでみたときでした。「あの」タモリはもういなくなったんだなあ……などと感慨をおぼえました。
      また、ネットなどでの、匿名で無責任で自由な表現こそが、今後の「表現」世界の原則で基本で中心で主なるものになってゆくべきだと思います。それらのぼう大な数の表現群の土台のうえに、表現商売人たちによる「商売用の」がつく特殊な表現の部分的世界(これが表現という世界のテッペンの部分にあたるものであるべきだと思う)は成立するべきだと思います。
      そうでないと、たとえば、匿名で無責任で自由な表現の場ではふつうに通用してる単語でも、表現商売の世界では「差別語」だなどとされて自由につかうことができない例がいくつもあるようですけど、その異常なありさまはいつまでたっても改善しないのでは……などとも思うのです。これはべつのいい方では、シャベリでの表現世界とツヅリでの表現世界とのあいだのカキネをなくすることでもあるんだろうと思います。
      なのでワシは、そういう匿名・無責任・自由な表現ができる状況は未来永劫つづいてほしいと思ってます。

  64. とおりすがりですみません より:

    通りすがりの枡野浩一のファンなのですが、上のほうにあった枡野浩一の書き込みは、本人ではないと思います。
    なぜなら名前の「枡」の字が「桝」になっているからです。
    彼は自分の名前の漢字には敏感なのでそんな間違いはしないはず。
    しかも自分(枡野浩一)のブログの記事をコピペするだけなんて芸のないこともしないと思います。
    ちょっと気になったので……。
    とか言ってもし本人だったらごめんなさい、ですけど。

  65. nomad より:

    >>長文スマソさん
    ちょっとあなたおもしろい。いいかんじ。
    そこであえて反論をおもしろがって書くと
    匿名ってのは、今の社会そのものですよ。
    あなたが駅を降りて会社なり家なり、目的地につくまでに、行き交う人の氏素性をあなたは知っていますか?
    僕たちが日本の行く先を決定するために行動するとき。
    大抵の場合は選挙に拠るわけですが。
    僕らの意思決定、未来構想は、それぞれの匿名者によってなされます。

  66. gekka blog より:

    060316メモ

    たけくまメモ: 「名声の口座」としての「実名」(1) たけくまメモ: 「名声の口座」としての「実名」(2) たけくまメモ: 西村博之氏という存在 実名について興味深いテキスト。コメント欄に枡野浩一さんらが。 私もずっと実名だし、それで問題を感じたことないな。 404 Blog Not Found:実名は振込口座?それとも振替口座? 元になったエントリ。 上述のように匿名であるということは、名声を受け取れないということでもあるが、逆に言えば「負の名声」の決済を彼らが迫られることもないということである。…

  67. たけくまメモトラックバック

    実名を公開し、なおかつ顔写真まで晒しておりますが、嫌がらせメールはおろか、昔の知り合いが、それを元に検索してたどり着いてくれることなどまったくございません。
    MIXIをはじめてからやっと何人か見つけることが出来ましたよ。
    ネットでの匿名発言の話とはちょっとそれましたけど。
    2ちゃんねるの匿名での書き込みが暗黙の了解になっていることと、コテハンが叩かれると言う風潮なんですが、あれは単に「そういうしばり」なんじゃないかしらと思うんですが。
    コテハンを叩くのも、それは出る杭は打たれるではなく「…

  68. 遥海 より:

    ぎゃ、長文スマソさま。
    あなたの持論を全く検討せずに、別エントリでコメントしてしまいました。確認不足です(T_T)
    もうしわけありませんm(__)m
    討論になってないよ!

  69. 枡野浩一 より:

    竹熊健太郎様、ご無沙汰しております。枡野浩一です。
    ここのコメント欄に「桝野浩一」という人の投稿がありますが、私が投稿したものではありません。別の場所に書いた文章の、無断転載です。
    「桝野浩一」様、やめてください。以前も似たようなことをした、同じ人でしょうか。そんなに私の文章を広めたいのでしたら、原文のリンクを貼ってはいかが。
    http://masuno-tanka.cocolog-nifty.com/blog/2005/01/post_4.html

  70. 【最近ここに書き込みました報告】

    枡野浩一のふりをして、 ほかの人のブログに書き込みしたりする人が いるみたいです

  71. ビリー・ルービン より:

    ≫ nomad さん
    「長文スマソ」と過去に名のったモンです。そうとう遅い返事になってしまって恐縮です。たぶんもうここはお読みにならんだろうとも思いますけど、いちおうお返事ですが、しかし、そのご意見をよんでみても、ワシへの反論にならんようにおもうんですが……
    ≫遥海さん
    どうぞお気になさらんでください。

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