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2006年3月25日

「ザ・フロッグマン・ショー」製作記者発表

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takekuma1 蛙男商会のサイトのつながり具合がまだ不安定なようです。聞くところによると、昨夜はピーク時で1時間に1万アクセスが殺到したとか。どうやらヤフーニュースで紹介されたのが原因みたいですが、驚きです。皆様におかれましては、何度もクリックせず、一度クリックして画面が表示されなければ、しばらく時間をおいてから再度接続なさることをオススメします。(写真は向かって右がFROGMAN氏。タニグチリウイチ氏撮影)

先日も速報でお伝えしましたが、TAF(=東京国際アニメフェア/主催側代表・石原慎太郎)でのFROGMANさんの地上波進出第一弾『ザ・フロッグマン・ショー』製作記者発表の模様をお知らせいたします。まずは番組データから

『ザ・フロッグマン・ショー』

●4月5日深夜2:30よりテレビ朝日(大阪朝日放送)にて
●毎週水曜(深夜なので実際は木曜)全11回放送
●内容 FROGMAN脚本・監督・作画・編集・声の出演による『秘密結社鷹の爪』『古墳GALのコフィー』
●製作 蛙男商会/DLE

前回のエントリを少し訂正。基本的に蛙男商会作品は、FROGMANさんの個人FLASHアニメなのでありますが、今回はテレビ地上波での毎週30分番組という非常事態もあり、アシスタントを2名、入れたとのこと。

coffy_1

←「古墳GALのコフィー」女子高生だが、どこにでもいる普通の前方後円墳。クラスのアイドル仁徳くん(仁徳天皇陵)にラブラブだ。(C)蛙男商会

従ってFROGMANさんを中心に約3名ですべて製作しているみたいです。FROGMANさんも、放映に間に合わせるべく島根から上京、番組の製作母体DLEで日夜頑張っておりますが、すでに全体の半分以上は完成しているそうです(マジですか)

完全にマンガの週刊連載のノリでアニメが作られる日が来るとは、こないだまで夢にも思いませんでした。まあFROGMAN氏じたい、「これ、はたしてアニメなんですかねえ」と首をひねっていたりしますが。

それで昨日の模様ですが、さっそくいくつかのサイトで記事が載りましたのでさっきも載せましたが改めてそちらをご参照ください(オイオイ)。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0603/24/news086.html
↑ITMEDIA NEWS

俺の写真が見事に中年太りで不本意ですが、そんなことはどうでもいいというか、先日、蛙男さんからメールで「ゲストで何か一言」と頼まれまして「今年から個人アニメの時代が本格的に始まる!」みたいな話をするつもりだったのですが、行ってみたら諸事情で司会進行みたいなことをやるハメになり、いいのかなと思いつつも壇上に出ずっぱりでその場を仕切ることになってしまいました。こういうのは友人の結婚式で司会した時以来であります。

takekuma3←撮影・タニグチリウイチ

その勢いで最後のプレス向け写真でも一緒に写ってますが、よく考えたら俺、単なるファンにすぎず、制作には1ミリもタッチしてないのであります。後から「ちょっと厚かましかったかも」と反省しましたが、修学旅行の集合写真で不自然なところからニョッキリ生えている手首みたいなものだと思って、お忘れください。

それはそれとして、当日は言い切れなかったことを中心に、蛙男商会および『ザ・フロッグマン・ショー』について、その革命性などを箇条書きにしてみたいと思います。

●止め絵にクチパクが基本であまり動かない、同じ絵を可能な限り使い回す、そもそもキャラクターを上半身一方向からしか描いてない、「萌え」とは対極の人を小馬鹿にしたような絵、映像よりもセリフに頼る作風、だいたい本人がこないだまでアニメを作ったことも絵を描いたこともなかった、最初から近作まで作風がまったく変わってない、にも関わらずベラボウに面白い、とはどうしたわけか?

●要するに「割り切り」がすごい。何が自分の才能かを作者がよく理解しており、それ以外は無理せず全部切り捨てている。だから3日でアニメを作るなんてことが可能になる。しかも「面白さ」のポイントは外してないから「手抜きでなく芸風」と万人に納得させる説得力がある。

●FROGMANさんは元からの島根県民ではなく、実は埼玉出身で数年前まで東京のテレビ制作プロダクションにてAP(アシスタント・プロデューサー)をしていた。それが結婚を機に退職、奥さんの実家がある島根に移り住んだ。仕事が激減(当たり前だ)したが、本人は島根に住んだまま「なんとか生活する方法」を考える。そこで近所のジャスコで型落ちPCを8万円で購入、これを使ってなんとかならないかと思った。幸いテレビ番組の制作経験があったのでシナリオが書ける、そして「声優になれば」と他人に勧められるほど声の良さに自信があった。

●そこで「セリフ」を武器にしてアニメを作ったらなんとかなるのではないかと考えた。その時点でそもそもアニメ制作者としては邪道なのだが本人はドラマの経験はあってもアニメのことは何も知らなかったので素人の強みで作り始めてしまった。作画は、極力手間がかからない方法をとった(というか、ちゃんとした絵を描こうとしても描けなかった)。なおセリフ最優先の作品のため、彼の仕事は基本的にディズニーと同じプレスコ方式(アフレコの逆。声を先に録音し、後から作画する)をとっている。

sugaikun←『菅井君と家族石』島根県の民家を不法占拠してファンキーな生活を送る黒人一家による暗黒版『サザエさん』というかなんというか。(C)蛙男商会

●結果として、驚くべきコストパフォーマンスに優れた作品ができあがった。さっそくネットで公開したところ、その掛け合い漫才のセリフの面白さ、テンポのよさに麻薬のような感覚があり、たちまちファンがついた。最初の代表作『菅井君と家族石』は自主DVDとしてネット通販限定で販売したが5000枚がすでに完売している。

●インターネットは「面白いコンテンツ」であれば口コミで爆発的に拡がる、しかも宣伝費がかからないというメリットがある。蛙男商会作品は「一見手抜きでワンパターンなのに、異常に面白い」というまったく異常な面白さがあり、噂がウワサを呼んであちこちでリンクが貼られ、各地のアニメ上映会で引っ張りだこになった。やがて興味を持つ業界関係者も出始める。

●制作費は、通常の30分アニメ番組の数十分の一から百分の一という異常な低予算、しかも短期日であっけなく完成することで各方面に衝撃を与えた。その昔、手塚治虫が通常の三分の一の予算で『鉄腕アトム』をダンピング販売したがこれはその比ではない。しかも、蛙男作品はダンピングではなく、それで必要十分なのだ。アニメの制作常識を完全に覆す大胆不敵な作風、そのことの真の恐ろしさに気がついた業界関係者の間ではちょっとした争奪戦になったらしい。先行した個人CGによる爆笑作品『スキージャンプ・ペア』の商業的成功も追い風になったのかもしれない。

●ある意味これは「プロ」の仕事である。最初から彼には「これで生活する」という明快な目的があり、生活するための「戦略」があり、それをとうとう実現してしまったという凄みがある。まずはスタート時点で自分の才能を冷静に見極め、「できること・できないこと」が具体的にわかっていたこと。これ自体が彼の作家兼プロデューサーとしての才能である。

●「これで生活」するためには、第一にコスト感覚がなければならない。おうおうにして作家には、採算を度外視してやたらクオリティの高い作品を作ろうとする傾向がある。このこと自体は、決して悪いことではない(そうしなければ実現できない種類の作品はある)が、「プロの仕事」とはいえない。プロの仕事とは、「最低のコストで、最高のパフォーマンスをあげること」と定義することができる。蛙男商会の作品は、これを完璧に満たしている。

●こうした作家や作品が出てくることの背景には、もちろんPCの発達と、ブロードバンド回線の普及という、ここ数年のインフラ整備が確実にある。これによって超低予算で全国に配信するということが素人にも可能となった。

●通常のアニメ制作は予算がかかりすぎるので、出資者(スポンサー・代理店・局)の意向には絶対逆らえないという宿命がある。しかし蛙男方式なら、そもそも出資者がいなくとも作れるのでそうしたシステム側と対等に接することができる。つまりスポンサーや流通システム側にマルシー(C)を渡す必要がない。これが隠れた最大のメリットである。今回の番組の画期性は、ただ「優れた個人作家がテレビで番組を持った」だけにとどまらず、従来のアニメ制作を根底的に変える可能性を秘めていると思う。俺や一部の関係者がことさらに大騒ぎしているのも、ここから「時代が変わる予感」を感じ取っているからだ。

●ただし、従来の大予算をかけた集団作業としてのアニメも生き残るであろう。FROGMAN氏のような個人作家の手法は、大手スタジオがマネしようにもマネできない。反対に、FROGMAN氏が『もののけ姫』を作ろうとしても不可能である。最初から両者は、それぞれ対抗勢力にもなりえないほど別の道を歩んでいるのである。従って今後は、大資本によるスタジオ制作と、個人制作によるアニメが棲み分けることになるだろう。それがアニメそのものの幅を拡げることに繋がれば、大歓迎である。

とまあ、長くなりましたがだいたいそういうことです。今後も「たけくまメモ」は、FROGMAN氏のみならず多くの才能ある個人アニメ作家を応援していくつもりです。

nishigutisan-2 ところで『ザ・フロッグマン・ショー』の番組プロデューサーであるテレ朝の西口なおみさんがまるでテレビ局を舞台にしたドラマに出てくる女優さんのような別嬪さんでしたので、最後にマル秘アップさせていただきます。

←撮影・タニグチリウイチ


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| コメント(33)

“「ザ・フロッグマン・ショー」製作記者発表” への33件のフィードバック

  1. Aa より:

    >なおみさんがまるでテレビ局を舞台にしたドラマに出てくる女優さんのような別嬪さんでしたので
    うちの妹のほうが・・・

  2. ネッ得! 懐かしい漫画をオンデマンドで

    ネッ得! 懐かしい漫画をオンデマンドで、   数年前の作品でも品切れの事はよくあ

  3. 長谷邦夫 より:

    ほんま別嬪さんヤ!
    ぼくの妹は……
    デブオバサンや。

  4. nomad より:

    >うちの妹のほうが・・・
    えらいいきおいでうpきぼん

  5. apg より:

    荒川静香といい、たけくま先生はこういうクールそうな
    女性が好みなんですねぇ。

  6. 匿名 より:

    >>つまりスポンサーや流通システム側にマルシー(C)を渡す必要がない
    でも制作費 数十万円はかかるんだから、出資者が権利をよこせとは言うでしょうね。
    言わないわけがない。

  7. apg より:

    ジョージ・ルーカスのように、グッズとかトイの
    権利だけ残すとか。

  8. apg より:

    たけくま先生はもしかすると、
    原田知世とか好きなんじゃないですか。

  9. たけくま より:

    >>つまりスポンサーや流通システム側にマルシー(C)を渡す必要がない
    >でも制作費 数十万円はかかるんだから、出資者が権利をよこせとは言うでしょうね。
    >言わないわけがない。
    いやそれがね、今、蛙男商会さんのもとにはいくつかの企業や代理店から「出資したい」というオファーが来ているらしいんだけど、向こうの提示額が通常のアニメ制作費をベースにしたものなので、フロッグマン氏が「そんなにいりません」というと、皆一様に困った顔をするんだそうですよ。それではマルシーがとれないと。
    それくらい、先方の常識にはない低予算だということです。
    こういった方式の作品は、アニメではなくマンガのビジネスモデルを適用するべきでしょう。
    マンガ家は、特別な場合を除けば出版社に著作権を売り渡すようなことはしませんから。
    出版社にあるのは「出版権」で、これは著者の許可のもとに「出版してもいい」という権利のことです。つまり著者が「出版権を引き上げる」といえば、基本的に版元は逆らえないわけです。
    蛙男作品にかかる制作費用はほぼマンガと同じくらいなので、この方式は可能だと思います。著作権はあくまで本人が持ったまま、いろんな会社に限定的な権利を与えて、一緒に商売することが可能になるわけです。

  10. 三葉虫男 より:

    向こうの提示額が通常のアニメ制作費をベースにしたものなので、フロッグマン氏が「そんなにいりません」というと、皆一様に困った顔をするんだそうですよ。それではマルシーがとれないと。
    ───────────────────
    まるで「菅井君と家族石」を地で行くような話で軽く眩暈を覚えますた(笑)

  11. Aa より:

    いわゆるええ話と呼んであげるべきなのでしょうか

  12. apg より:

    ↑ほんとですね。
    なにか弊害やデメリットなどは
    まだ見えないんでしょうか。
    考えられるのは、これからブームが起こり、
    「アタリ・ショック」や「UPAに対する一般的なイメージ」のように「フラッシュアニメ=質の悪いモノ」
    というイメージが定着してしまうことでしょうか。
    大きな配信企業などが、しっかりした審美眼をもって、
    本当に面白いものだけを拾い上げて
    くれればいいのですが。

  13. apg より:

    ↑いや、面白いかどうかを、我々一般人が決める
    ことができるところが「新しさ」でしょうかね。

  14. 長谷邦夫 より:

    >著作権
    なかなか面白いケースですね。
    大学等でこれを勉強している学生の
    ケーススタディになります。
    どうしたら蛙男さんの損にならないか
    契約条件書類のフォーマットを
    書いてもらう~とか。
    >原田知世
    大ファンといえば、マンガ家では
    とり・みきさんでしたっけ。

  15. 御園あゆむ より:

    apgへ
    これって日本のリミテッドアニメの極致でしょう通常のセルなど用いないかたちですが、この程度に動かない作品なら見た事あります。
    「ど根性ガエル」のリメイクなんて全然動いてなかったですよ。
    しかも最後が必ず11PMで、ひろしが見ながら寝て、教師が近所で体操をするシーンで終わってました。
    マンガを一コマづつ写して声優がセリフをしゃべる番組とかもありました。
    もしかしてあれに近いかも。
    今後この手の番組が爆発的に増えるとも思えません。
    既に、アニメの週間放映数は60本くらいで飽和状態なのだから。
    10年程前に週間放映数が40本時に、宮崎監督が多すぎると云っていたのに。

  16. apg より:

    >御園あゆむ さん
    レスどうもです。
    今後爆発的に増えるかどうかで
    議論するつもりはありません。
    そんなことぼくには解りませんから。
    もしかしたら、という程度です。
    30分という枠では、飽和状態なのかも知れませんが、
    10分とか、5分といった、番組間のインタールード的な
    ものなら、今後増える可能性はないこともないんじゃありませんか?
    食いしん坊万歳や、世界の車窓から、のような。
    なんせ「金も時間もかからない」わけですから、
    やつらが手を出さないはずがない。
    その時「金と時間」の要素だけが突出して、
    最も重要な「センス」が抜け落ちていくようなことが、
    テレビってこれまでもよくあった気がするんですよね。

  17. たけくま より:

    確かに蛙男商会のアニメは特殊すぎるので、こういった形では他者が追随するのは難しいでしょうが、apgさんのいう5分番組なら、増える可能性はありますね。時間帯によっては、人気も出るでしょう。

  18. >アニメの週間放映数は60本くらいで飽和状態
    深夜アニメすごいですよー。
    火曜日なんか番組が3重にかぶってるし。(in神奈川)
    >10分とか、5分といった、番組間のインタールード的なもの
    その手の番組だと、「超展開」が無いからつまらん(マテ
    >「金と時間」の要素だけが突出して、最も重要な「センス」が抜け落ちていく
    種ガンダ……うわなにおするやめろはなせー

  19. 御園あゆむ より:

    > たけくまさん
    テレビはよいコンテンツを常に求めているんだと思います。
    それがどんな手法であろうが、多分関係ない。
    制作費が安かろうが高かろうがそれもあんまり関係ない。
    許されたコストで最高のパフォーマンスを出せるのがプロだとの事ですが、そんな制作者多くない。
    あるコンテンツが良ければ、相対的に他のコンテンツは悪くなる。
    そうであれば出来るだけ金は払いたくない。金を掛けて良くなるなら、幾らでも掛けるでしょうが(むろん上限はあると思います)、
    実際は、必ずしもそうじゃない。
    エウレカセブンは優れたアニメだと思いますが、
    視聴率的に芳しくない。
    それを経験則で知っているから、制作費は大体の相場がある。
    それを一気に瓦解させる可能性としての、蛙男商会さんが語られていますが、
    危険だと思います。今までの制作体制で作られたアニメが被る打撃があると思うのですね。
    私見ですが、蛙男商会さんの事例は、逆にWebコンテンツにテレビコンテンツが敗北したターニングポイントとなるのかも知れません。
    テレビで見るよりパソコンで見た方が手っ取り早いですものね。
    ただ、今はテレビ視聴者の方が圧倒的に多い過渡期だからそうなったと思います。
    何れはWebコンテンツとしての作品は、テレビを介する必要がなくなるのではないかと考えます。
    勿論私は従来のアニメも見たい訳ですが。

  20. 蛙男 より:

    先日の記者会見では、急遽司会を押し付けた形になりまして、大変失礼いたしました。
    また本ブログで、大きく蛙男商会を扱っていただきまして、誠にありがとうございます。
    今回のたけくまメモを拝読させていただき、さらに自分が置かれている状況や今後の可能性についても、改めて気付かされる事が多く、だいぶ自身が目指す方向性について整理されました。
    本当にありがとうございます。
    個人製作コンテンツはとかく「一人でやってるのにこのクオリティ!」と、とかく少数対既存の大規模プロダクションという対立軸に置かれがちですが、竹熊さんも仰るとおり私はそんなつもりサラサラございませんし、自分でも既存のアニメと自身の作品が同列にあるなんて考えた事もございません。
    制作費は安く抑えられるかもしれませんが、その代わり個人の能力に頼り切ると言うことは、「その人以外に作れない」「その人に何かトラブルがあれば、全てが終わり」というリスクもあります。
    今回のテレビ番組も、私がひとつ病気にでもなったり、急にやる気が失せて失踪したり、実は性転換していたのがバレたりしたら、全て終わってしまうのです。
    ですから個人製作でスケジュールが厳格に決まっていて、高額なスポンサーフィーがやり取りされているテレビのようなメディアには、正直個人製作は不向きと言えるでしょう。
    じゃあなんでやるんだ?と問われれば、無理してでもテレビやらなきゃ、Flashアニメで飯を食う事なんて無理でしょ?

  21. apg より:

    ↑そのうちテレビ界に迎合しなくても、
    飯が食えるようになることを、切に願います。

  22. より:

    >実は性転換していたのがバレたりしたら
    いや、逆に妙な大ブームになるかもしれません(笑

  23. 蛙男 より:

    >蛙男商会さんの事例は、逆にWebコンテンツにテレビコンテンツが敗北したターニングポイントとなるのかも知れません。
    テレビで見るよりパソコンで見た方が手っ取り早いですものね。
    実はつくづく最近実感するのが、こんな夜中の30分アニメですら、スポンサーは高額の電波料を支払うんですが、それにしたって全国放送じゃない。
    今まで私はネットでなんら地域の制限も費用もなく映像を見せてこられたのに!!
    メジャーと呼ばれるテレビの方が、マスメディアじゃない事に何か矛盾を感じました。。。
    島根、見られないし。

  24. apg より:

    確かに過渡期ではあると思いますが、
    今回の事例が、webコンテンツの勝利かどうかは、いささか疑問です。
    メディアとして、テレビを上回る圧倒的な影響力を持つはずのウェブが、
    テレビ業界という、既存の「権威」に、取り込まれた、という見方が出来るなら、
    これはまだ、勝利とはいえないのではないでしょうか。
    ウェブ上で作品を公開することのみで、制作者が「飯を食える」ようになった時、
    そのときに初めてウェブコンテンツが「勝利」した、といえるのではないでしょうか。

  25. たけくま より:

    >蛙男さん
    どうもです。あれからいろいろ僕も考えました。今回のアニメフェアでは、個人作家ブースの充実ぶりが目につき、個人作家と企業を結ぶエージェント会社の出現が目立った気がします。そのあたりを新エントリに書いてみました。

  26. MAX-COZY より:

    誤解のないようにしときたくコメントします。
    やはり、TV番組の帯で放送するには、局とスポンサーの意向は絶対です。たぶん、一般のエージェントが間に入っても放送されません。
    悲しいですがこれが現実です。
    エウレカセブンはスポンサー度する側にも億単位が求められるし、回収するためにも製作クオリティーを追及し、制作費も高くなります。でも、関わっている人数を考えたら@は相当安価ですけどね。
    私はこう思います。技術ツールが出来たことによって簡単に作ることができ、インターネットの力により、流す手段と見る手段ができた。
    そして情報過多により、視聴者の趣向性が増え、TV局とスポンサーの一部はそのことを理解しているから、新しい試みにチャレンジしているのです。そう思っています。

  27. 匿名 より:

    まーそんなアニメもどきは何千円も出して
    そのDVDを買おうとは思わないだろうから
    制作資金をどこから出してくるのやら
    たとえ数十万円でも

  28. 御園あゆむ より:

    MAX-COZY さんへ
    テレビがこの先多チャンネルとなり多くのコンテンツを必要とすれば、全体としての制作費は上がらざる得ないのですが、
    逆に、視聴率は多様な趣向性を持った視聴者によって分断され、パイの取り合いの様相を呈すると思います。
    いよいよ、アニメもDVDを売るためのデモンストレーションとなるかも知れない。
    しかしこれでは尻すぼみになると、20年前から予想されてました。
    ガンダムによって提唱されたアニメ新世紀はついに訪れなかった。
    蛙男さんの仰るように、マスメディアとしても怪しいテレビの現状で、多様化に対応しようと云うのはムリがある。
    だから趣向性の違う人にもなんとかスイッチさえ入れて貰い、消されない努力とでも云いますか。
    幅広く薄くやれないと、民放のシステムは、瓦解するぞと。思います。
    今行われているチャレンジだって、結局多くの人に受け入れられなければダメなんだろうと、趣向性はWeb、大衆性はテレビって感じかな。
    棲み分けがいよいよ必要かなと。
    案外蛙男さんの作品はテレビむけだったりして。
    電波料だって高いのですし、デモならWebがある。
    エウレカこそウェブでやった方が良いと思います。
    ええ、例の配信サービスです。

  29. 鼻血 より:

    >実は性転換していたのがバレたりしたら
    Oさんと同じく、これはオッケーというか世間的にも問題なくクリアーできると思います。ブームになるかは別として、作者の性的属性なんて作品クオリティと問題のないハナシですから。ちなみにぢぶんもバイなので、こういった場合は逆に応援するかもしれませんね。贔屓目入って。それ抜きでも、『鷹の爪』マジ楽しみですし。
    御園さんのおっしゃられるように、TVコンテンツはもうWebコンテンツにかなわなくなりつつあると思います。エウレカだって、ぢぶんはネットでその存在を知り(基本がアニメファンでないんでほんと偶然に)、パソコンでファンサイトを渡り歩いて交流し、と言う感じですし。普通連続ものだと、過去の放映分を見られないといまひとつついていけないもんですが、ネットはそこを埋められますから。
    世の流れは、TVは宣伝媒体と割り切って、やりたいことやクオリティの高いものはネットへ、という感じになっているのでは? 既に。
    問題は、となると、資本の投下がどうなるのか、制作者がきちんと代価を得られるか、というところの保障でしょうか。このあたりのこと、たけくまさんや、経済面に明るい方がどう考えておられるのか、お話うかがいたいです。

  30. WebマンガをFlashで、 その1

    24日に掲載した、ついに出た、FlashでつくったアニメTVへ。の記事で登場されている竹熊健太郎さんは、ご自身でブログを書かれており、非常に人気の高いサイトとなっています。 その中の記事で、WEBマンガの感想ということで、従来のアナログマンガでは実現できないような、…..

  31. 御園あゆむ より:

    鼻血さんへ
    テレビはメジャーで、視聴者が多いのが強み。
    その代わり内容を吟味して堪能する程でもない。
    軽い内容で暇つぶし的なあり方が良い。
    一方ネットは、ディープでマニアックな情報に溢れる。非常に魅力的コンテンツが手にはいる可能性は高まるばかりだけど、まだ有料に踏み出すには抵抗はあるだろうが、一部ではもうそうなっている。クオリティが高いコンテンツなら金を払っても良いという人もいるでしょう。そう云う場合のネット配信だと思われます。確かに、製作者がペイさせた上で食えるかはまだわかりませんが。
    私など、テレビでなかなか見られない阪神戦をMBSから買って見てますよ。

  32. ミュラー より:

    逆にテレビ局の立場なら、
    ・制作費は出さないが、放送権を買う
    (ハリウッド映画を買ってきて放送するのと同じビジネスモデル)

    ・逆に作品やクリエイターの広告になるから無料でなら放送してもいい。

    ・放送するに当たって著作をくれるのであれば放送してもいい。
    とか、だんだんなっていってしまうのではないかなと思うのですが。
    いやならネットでどうぞ、と言われて食べていける人がどれくらいいるのかなと。

  33. 服部芳尚 より:

    フロッグマンショーって全く知らなかったです^^;

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