たけくまメモMANIAX

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2006年5月10日

【業務連絡】6月3日に「ブログ入門」

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ええと、来たる6月3日(土)18時半から朝日カルチャーセンター新宿校で、またもや講演をやります(有料です)。

今度のお題は「ブログ入門」。とはいえ俺も開始してまだ1年半にすぎないので、どちらかというと「俺自身がブログに入門してみて、何を感じて考えたか」を報告する感じになると思います。

基本的には以前、ココログの「ブログ虎の穴」でインタビューを受けた内容がベースになると思います。が、あれからも1年経ってますので、いろいろ付け加えることもあり、今後の展開を含めて、さらにまとまった話ができるのではないかと思います。

http://www.cocolog-nifty.com/toranoana/14/index.htm
↑ブログ虎の穴・たけくまメモの巻

特に「職業的物書きにとって、ブログを運営する意味」みたいなものを最近よく考えてます。俺の場合は、「たけくまメモ」は完全に自分のホームグラウンドとしての機能が出てきました。ブログを始める以前では考えられない状況に、今やなりつつあります。

よく「ブログで名を上げて、マスコミ進出」みたいなことが、ブロガーの成功例みたいに語られるじゃないですか。俺の場合は、まったくその逆パターンで、「50歳にはブログを本業に」なんてほざいている有様ですからね。まあこれで食べられるかはともかく、俺は一生続ける気持ちになっているのは確か。もし、止めることがあるとしたら、それはブログに代わるパーソナル・メディアの新ツールが登場したときだけでしょう。

今も仕事をいただいているので、こんなことを書くと怒られるかもしれないんですが、俺的には、新聞や雑誌の歴史的使命は終わりつつあるのではないかと思うわけですよ。残念ながら。まあ、あと10年や20年は残るでしょうが、30年後はわからないですよ、マジで。個人的にも、ここ数年、本当に新聞や雑誌を読まなくなりました。ネットがあるから。

それで、実際にブログを始めてからというもの、新聞や雑誌の仕事で強く感じるのは、その遅さであります。雑誌はおろか新聞ですら、圧倒的に遅い。もはやそれは、ほとんど耐え難いくらいのものです。

それでも出版そのものは、単行本というかたちで残るはずです。本という形態でなければ表現できないものはあるし、ネットの「速度」に取りこぼされたものを補完する役割は、本にしか果たせない。遠くない将来、ネットと単行本の共存状況がはっきりしてくると思う。もちろん現行の出版界は雑誌収入に大きく依存してますので、相当な大激震が起きるでしょう。雑誌が収益の柱となっている大手版元は、そろそろ本気でプロバイダ事業とかポータルサイト運営を考えたほうがいいと思うんですけどね。

このあたりの論拠も、当日話す予定です。少なくとも、まあ「うけるブログの作り方」とかそんなヌルイ話をするつもりはありませんので、期待してください。申し込みは、下記URLから。また学生向けの割引サービスで「アスパラクラブ」というのもありますので、学生さんはそちらをご利用ください。

▼朝カル・申し込みページ
http://www.acc-web.co.jp/sinjyuku/0604koza/A0104_html/A010403.html
03-3344-1998(直通電話)

▼アスパラクラブ
http://aspara.asahi.com/

▼朝日カルチャーセンターHOME(アクセスマップはこちらから)
http://www.acc-web.co.jp/sinjyuku/index.html

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| コメント(21)

“【業務連絡】6月3日に「ブログ入門」” への21件のフィードバック

  1. ビリー・ルービン より:

      ネットの出現がメディアにもたらす影響については、そっくり同じことをまえから考えてましたわ。業界人のタケクマさんにそれをいわれると心づよいですな。だけど、業界人なのにその見方に否定的なひとっていませんかね。ワシはまえに全然ぴんとこない反応をされたことがあって、こっちがヘンなカンチガイをしちゃってるのかな、などとおもわされたことがある。
      デジタル媒体が現状のままであるかぎりは、紙媒体がきえることもまずないでしょうな。ヒトのよみものとしてはコンピューターの画面よりも依然として紙がなお最高だとおもう。新聞・雑誌の終焉とは、べつのいい方をすれば「紙媒体の変化」ということなんでしょうね。
      いまフとおもったが、ひょっとすると今後、印刷装置(プリンター)の飛躍的変貌とか大変革ということがあるかもしれん。だとすると、世界のインク業界にも大激動がおこるんじゃないか。いや、おもいつきの妄想にすぎんけど。
      それと、ネットのはたしてる役わりの大きなひとつは「郵便機能の飛躍的拡充」ということだとおもう。ネットの出現は、現状の新聞・雑誌とともに、現状の郵便制度にもトドメをさしつつあるとおもう。このふたつは並行してすすんでゆくものなんじゃないか。また、ひとつのおなじ現象の別のふたつの側面だともいえるんじゃないか。
      ただ、情報のやりとりをコンピューター通信網に全面的に依存する社会になってゆくときに現状でいちばん心配なのは、それを根っこでささえる「電気」を供給するしくみのあり方だ。現状の電力供給体制はいわば中央集権型であり、カナメになってる中枢が破壊されると大打撃をうける。こんなにモロいものに重要な情報を全面的に依存して生活をたてていかなければならんのは、とてもではないが心ぼそい。この問題にもいずれはメスがはいるだろうな。
      それと、日本に革命がおきた場合を想定し、都市機能の完全にマヒした戒厳令下の東京における都市ゲリラの情報戦の主力をになうべく、ガリ版の印刷道具一式を、ワラバン紙のタバといっしょにタケクマさんはいつでも自宅にそろえておくべきだろう。いざカマクラというときは、そのガリ版でつくったアジビラを相原さんと石坂啓とタケクマさんと3人で変装して、しいたげられた人々のところへコソコソと真夜中にくばりあるいて斗うんだ。そのうち本多勝一が潜入取材にくるだろう。

  2. Aa より:

    寂れてますわね

  3. デコイ より:

    ふと思ったのですが、たけくまさんの仕事媒体の推移(大手出版、中小出版、新聞、フリマ、ブログ、同人誌、等々…)を調べたら、ちょっとした論文ができるんじゃないでしょうか。
    ・・・メディア論とかやってる学生さん、どなたかやってみません?

  4. ビリー・ルービン より:

    世間ではフリー・ペーパーというものが隆盛しつつあるらしいけど、それとこの件とは関係あるのかどうか。あるような気がするが、まアただのおもいつき。

  5. 停止 より:

    ………..

  6. 山河燃ゆ より:

    電源が無ければ読めない、アクシデントで消えてしまう可能性があるライブラリはおのずと役目が決まってくるというものです。
    今読んでいるデータを30年後に読める保証はどこにもありませんが、今出版されている本は30年後にも読めるでしょう。
    住み分けはとっくに出来ております。
    速度があがると早く目的に到達できますが、色々なものを見落としていきますよ。

  7. 長谷邦夫 より:

    ↑プランゲ文庫。博士はエライ。

  8. apg より:

    じゃあ、かつてニコラ・テスラが提案した、
    大気中に電流を流して全ての電気製品をコードレスにする
    という計画を実現すればどうでしょう。
    電磁波でみんな病気になってしまうかも知れませんが(笑)

  9. トロ~ロ より:

    ↑ あ。古臭いSFのアイデアひとつ思いついた。

  10. nomad より:

    エロマンガをよくネットで落とすのですけど。
    あ!もちろん、著作権とかちゃんとしてます。してます。ホントです。うそじゃないですしんじてください。
    や。そのエロマンガはプリントアウトなどせずにPCだからこそありがたいなあと思っております。
    やっぱりモトは同媒体であってもコンテンツによりますねえ。

  11. 匿名 より:

    >プランゲ文庫
    当時は紙媒体しかなかったと思うのですけど

  12. 長谷邦夫 より:

    電子プランゲ文庫で、いまどきのブログを残すことも面白いかも。
    「オタクマンガ史」研究の教授が、文庫で「たけくまメモ」を発見!(笑)
    いや、それにしても梅田望夫本が、面白かった。
    新聞などは、10年後、かなり変質したものになっていますね。
    その新聞が今朝「グーグルが書籍のページ閲覧サービス」を、日本でも開始と報じていました。
    その朝日に、梅田氏も登場。

  13. 御園あゆむ より:

    私は紙媒体は漫画しか読んでおりませんので、全部電子化出来るならした方がとってもありがたいです。一々アマゾンで注文するのがかったるくて。何処ででも売っているものなら良いんでしょうが、そう云うのに興味ないし。私が今住んでる辺りは適度に辺鄙なもので、割と売れている本しかありません。ですから手っ取り早く、見れるように、ISPでごちょごちょとやりましてですね。自由にコンテンツが見られるようにしてくれたら助かるなと思います。本全体でなく、一部引用したものとかはどうなるか分かりませんが。もっとパソコンが生活必需品となる将来には、パッケージのソフトなんか無くなってるでしょう。そうすれば何処に済んでいようとメディアと関われる訳だし。信州に小屋立てて晴耕雨読のような生活が出来る。

  14. Aa より:

    ペーパーレスの時代来るとかなんとか
    得意げに吹いている方(ほとんどが♂)が
    かつてたくさんおられました
    私はというと
    住み分け以上のことを期待するのは
    あまり気が進みませんです

  15. ぼぼ より:

    私は専門書と漫画とネットに分かれちゃいましたね。
    ニュースと駄文として娯楽で読みつぶすのには雑誌、新聞は買わなくなりました。
    ニュース性のないものは本の需要はまだあります。
    一つの方向性として、
    アドセンスみたいな「囲い込み需要」で消費を掘り起こし1000冊単位での受注生産みたいな少量多品種の出版が増える気がしますが。
    で、需要があるとすぐ増刷をかける。
    倉庫代がいらず、コストも減らせますし。
    80万分刷ってそのうち90%は返品でゴミという出版事業は時代遅れで環境にも良くない。
    刷られる本のほとんどは裁断して捨てられるわけですから。
    そういう大手の出版社は潰れるべきかもしれませんね。

  16. nomad より:

    ペーパーレスの時代など来ない!
    と得意げに吹いている女性を
    僕は見たことないです。

  17. 色瀬 より:

    >ネットの「速度」に取りこぼされたもの
    って『者』ですかね『モノ』ですかね。
    『者』なら納得ですが(ネット情報に遅れた人を網羅する)、『モノ』だとすると(情報を補完する)、えーそうかな、と言う気もします。だって取りこぼした分をまたネットでフォローしてもいいわけで。「まとめサイト」なんてそうですよね。
     まあだからと言って新聞や雑誌に意味がない、と言うのではなくて、個人的には、ペーパー媒体には「物証」の機能を期待してます。
     事件のスクープとか、雑誌の記事をネットで知って(全文読んで)、立ち読みで確認した上で、買う、なんてこともしますし。

  18. たけくま より:

    僕はまさに「物証」機能のことも含めて言っております。
    ネットの速度は確かに素晴らしいのですが、電子データは「改変」が可能であるうえに「半永久的」に残るものではありませんよね。「まとめサイト」なども、管理人が関心を失えば簡単に閉じてしまえるわけで、しかし言論というものは、それでは困るのですよ。
    一度印刷されて世に配布されたものは、改変もできませんし、結構しぶとく生き残るんですよね。国会図書館とか、行くところへ行けば誰でも閲覧できますし。そういう意味で、紙媒体にはそれにしか果たし得ない機能があると思う。
    雑誌や新聞はもともと「速度」を売りにしていたものですから、いずれはネットに駆逐される運命でしょうが、「単行本」は残るだろうと俺がいったのは、そういう意味であります。

  19. あんとに庵 より:

    目が悪いと紙の方が楽。発光体ではない画面開発が出来たら判らないですが、確実に目が疲れます。あと風呂に持って入れるので本というツールは無くならんで欲しいです。
    あと、モニターによって色が変わるから画集も実は紙媒体の方がいい場合は多い。
    それと、あそこにあったとなんとなく記憶してはいるけど、目指す単語を覚えていない時、本の検索速度の方が速い時がある。
    人文書並の情報量は書籍形式の方が色々な点で実は楽です。複数の本を同時に俯瞰しながらモノ書く時とか。画面切り替えの必要がないし。ダウンロードにイライラしてキーボードにヒトラーのごとき演説をしながらヤツ当りしないで済むとか。

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