たけくまメモMANIAX

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2007年6月17日

今後の俺の予定について

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昨日、病院でMRIと採血して主治医の診察受けたんですが、幸い俺の症状は血圧含めて安定しているみたいです。まだ外歩くときは杖が手放せないんですが、今後1年くらいかけてもう少し症状が軽減して、そこからずっとその調子で行くだろうとのことでした。

でも薬飲んでても1年以内の再発可能性が6~7%はあるんだそうで、これはどうしようもないそうです。薬飲んで血圧計るくらいしかこちらは何にもできないのがもどかしいところです。

現在、講師の仕事が週2回、文筆の仕事は月刊連載が3つくらいで、あとは単発とかコメント取材がチョコチョコ入ってますが、秋には『サルまん2.0』が始まりますんでその準備もあります。それから書き下ろし単行本の仕事が3冊あり、そのうちひとつは十年越しの企画なのでこれはもうなんとかしなければ。

別の書き下ろし仕事で、やはり2年前から頼まれている某社の『ブログ論(仮題)』もあります。これもなかなか手につかないので、とりあえず「たけくまメモ」で断片的に書き始めようかとも思ってます。よくある「アフィリエイトで月収100万円!」みたいな本にはしたくないし、かといって考察本にするとすでに『WEB進化論』とか、そーゆー立派な本がたくさん出てますので、どうするか悩ましいところです。

ただまあ、「たけくまメモ」でもこれまでにも雑感みたいなかたちでは書いてるんですよね。「ユリイカ」で「ブログ作法」って特集に寄稿したとき、菊池寛が「文藝春秋」を創刊したときに書いた「創刊の辞」を紹介したり。(→★)今見たらやはり素晴らしい文章なので、また載っけちゃいます。

GIF-Kikuchi-2《私は頼まれて物を云うことに飽いた。自分で、考えていることを、読者や編集者に気兼なしに、自由な心持で云って見たい。友人にも私と同感の人々が多いだろう。又、私が知っている若い人達には、物が云いたくて、ウズゝしている人が多い。一には、自分のため、一には他のため、この小雑誌を出すことにした。》
(「文藝春秋」大正12年1月号 創刊の辞 写真は菊池寛)

まー結局、俺がブログ始めたのも、菊池寛が頼まれ仕事に飽きて「文藝春秋」始めたときの気持と近いものがあるわけで、これってブログや同人誌やってる人の根本にある気分じゃないかと思うんですよ。今じゃ知らない人も多いと思うけど、「文藝春秋」って菊池寛の同人誌だったんですよ。菊池先生には及びもつきませんが、俺の「ブログの本」も、こういう精神で書いてみたいですね。これから機会を作って、いろいろ考えていることを書いてみたいと思ってます。

書き下ろしのことを考えると、俺、結構忙しいんですよね。もうしばらくは新しい仕事を極力入れませんので、各版元の皆さんには寛大な心でお待ちいただきたいものです。

どのみち50越えたら若者雑誌の仕事なんて来なくなりますし、それ以外の仕事も先細りは目に見えてますから、多くは単行本型の物書きにシフトしなければならないわけです。これはわかってたんだけども、書き下ろし本がお金になるのは数ヶ月後だったりするので、フリーの立場としてはなかなか厳しいものがあるんですよ。スタッフを雇うか、手を抜くか、それこそ盗作でもしなけりゃ年に何冊も出せませんですよ。出来る人もいるんでしょうが、少なくとも俺は。

でもまあ、退院して、実家に戻ってみて痛感したのは、実家って金がかからないなあという当たり前の事実ですね。家賃が要らないのってデカイですよ。俺なんか妻子いないし、月15万もかせげば貯金ができる感じ。すごい気が楽になりましたよ。最近テレビでネットカフェ難民とかやってますけど、とりあえず実家に戻ったらどうかと思いますね。まあ、地方にはなかなか仕事がないみたいだし、戻れない事情もあるんでしょうが。

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| コメント(20)

“今後の俺の予定について” への20件のフィードバック

  1. あ~ より:

    そうですか。

  2. でかいの より:

    そんな堂々とパラサイト生活のススメしなくても…
    一般的には子より親の方が先に怪我や大病して介護を受ける立場になりますから、そうは問屋が卸さないケースが多いかと

  3. 肝臓レバー より:

    >最近テレビでネットカフェ難民とかやってますけど、
    あれはそういう役を演じているエキストラさんですからねえ

  4. kamikitazawa より:

    >とりあえず実家に戻ったらどうか
    竹熊先生のご著書・こちらの折々のエントリから拝察するに、先生の母上がご健勝だった時代、先生は例え何があろうとも到底ご実家に戻る気にはならずかつまた絶対に戻らなかったろうと愚考いたしますが如何?
    若年国内難民のみなさんも、きっと同じような気持ちなのではないかと私は考えますが。
    いやそれともあるいはさらに、「オレはその頃身に付いたスキルも先の見通しあったもん。今のあーゆー若いヤツラにはそんなもんないだろ?」などとおっしゃられるのでありましょうか?

  5. エレファントラブ より:

    「盗作しなければ何作も」
    軽く、ジャブ入ってますね。
    ところでコミックIKKIって最近コンビニにおいてないような気がするんですが?

  6. terai より:

    >kamikitazawaさん
    竹熊センセの場合は実家に戻らずとも、自分で稼いで住むとこは確保してたわけですからね。
    別に全ての人間に実家へ戻れって行ってるんじゃないと思いますよ。
    稼げてないのに、体を休める事もままならず
    毎日お金の飛んでいくネカフェ生活をするくらいなら、
    恥を忍んででも実家に戻って生活費を浮かせて
    住むとこの資金でも溜めなきゃ100%先がないわけで。
    他に方法があるなら実家戻りは薦めないかと。

  7. めたろう より:

    帰る(家賃の無い)実家のある人の割合。
    今どのくらい何でしょうね?
    、、、、、えーい実家の話題はエエワイ!
    症状安定されてるとの事で、まずはおめでとう御座います。
    ここんところの欝記事シリーズも、
    「そういうのが書ける程に回復」と思う事に致します。(まだ根に持ってるワシ)
    菊池寛を引き合いに出されていますが、
    「どうやってメディアを作ってゆくか」
    という問題は、この先より重要になると思います。大いに期待しております。

  8. kamikitazawa より:

    >terai様
    竹熊師父が住めて食べられていたことはわたくしも充分に承知いたしております。
    と言うかそもそも「例えばこうだったらどうでしたか先生?」という例え話なんですけどね。
    それにそういう意味でならネトカフェ難民の方々だって現在只今「住めてて食べられてる」と言えないこともないと思いますね。
    それに今や
    >帰る(家賃の無い)実家のある人の割合。
    >今どのくらい何でしょうね?
    ってのも重要な点ですね。
    若年難民になってるような人たちの親たちってのは生活意識・生活環境から言って極めてアレな人々がかなりの割合で含まれてますから。

  9. tori より:

    >>最近テレビでネットカフェ難民とかやってますけど、
    >あれはそういう役を演じているエキストラさんですからねえ
    テレビに出ている人はそうかもしれませんが、あれに近い生活をしている人を現実に何人も知っています。いくところまでいかないとダメなのかもしれません。

  10. 極北 より:

    地方の結構な都市部ならともかく、
    まったくのド田舎だとクルマが無ければ
    仕事にすらいけません。
    クルマの免許と
    クルマそのものを持ってないド田舎出身のヒトは
    それだけで帰郷はハードル高いと思う。
    まったくド田舎というのはいろんなところが
    イビツです。
    が、そこになんらかの突破口もありそうなんだけど・・・・たぶん突破口は開いたまんまド田舎は
    朽ちていくことでしょう。

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  12. あ~ より:

    島を除けば(本州だって島だけど)
    日本一の田舎は愛知県のなんとかという村だそうですね。

  13. レスレスレ より:

    しかし菊池寛の写真はケッサクだな。左上の絵のパンダの顔と入れ換え可能な気が……(笑)

  14. ポンティひじきごはん より:

    「あ、あー。満員電車でー、女の人がー、ブラジャーが後ろにいっちゃってー、また戻ってきてー、これがほんとのー
    これが菊池寛センセーの著作元ネタと判明したのは数年後でした。
    なんでもかでも美談に持ってこーとする点はやはし仇な御方だったり。「恩讐の彼方に」とか。
    唯、後継者と見るべきであろう江藤淳さんが自らみまかられたりしたことに、右翼その愛の修羅を見出しもするのでありまふ。

  15. マサヒ露 より:

    乳帰る。
    林家マンペーでしたっけ。

  16. にょろ より:

    ↑三平でOK。
    マンペーの方は、スネークマンショーで、
    それをパロッたというか、イタダイたものだよ。

  17. より:

    ↑余計な注釈ですが、
    このアルバムのスネークマンショーはどれも、
    「コミュニケーションの不全齟齬」というテーマでの音声コントでした。
    この落語小話編は、
    「もしも林家三平が中国へ行って、通訳を介した落語をしてみたら?」
    という切り口で、仮想の講演に挑戦し、
    それを鮮やかにキメた傑作です。
    ですからパロとかイタダキとは一概には言えないかと。

  18. マサヒ露 より:

    ここのコメ欄は勉強になりますなぁ。
    スネークマンショーのマンペーは三平のネタそのままだったのですか。
    てっきり茂一さんの創作なのかと。

  19. 物が云いたくて、ウズゝしている人が多い

    四家です。 竹熊健太郎氏は好きな書き手の一人です。うっかり書き手と書きましたが、肩書きは「編集家」 たけくまメモ : 今後の俺の予定について 《私は頼まれて物を云うことに飽いた。自分で、考えていることを、読者や編集者に気兼なしに、自由な心持で云って見たい。友人にも私と同感の人々が多いだろう。又、私が知っている若い人達には、物が云いたくて、ウズゝしている人が多い。一には、自分の�…

  20. オイラ より:

    蒸し返すけど、実家にはたいてい介護、葬式、墓問題とか
    修理、リフォーム、取り壊し、遺産、相続税問題とか…秘かにつきものだったりするので
    今のうちにちょっとでも貯金しておかないと、マジ後で困る。

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