たけくまメモMANIAX

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2007年6月29日

ようやく「大日本人」見たけども

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こないだ見そびれた松本人志の『大日本人』、今日多摩美の帰りに橋本のシネコンでようやく見ました。しかし感想の書きにくい映画だなあ。松本もインタビューで「どういう映画か内容が言いづらいんですよ」と言ってたけど、ホントその通りでしたね。

駄作とも傑作ともいえない。かといって凡作でもない。なんとも言えない。その意味ではこんな映画見たのって初めてであります。ダウンタウンの漫才やしゃべくりを見ているこっちとしては、100%ピュアモルツな「松本人志の世界」に違いなく、その意味での完成度はとても高かったと思います。

ただ、えんえんと続く「ボケ」の映像を見ているうちに、「浜田はどこにおる?」と思ってしまったのも事実。これまで、あまり浜ちゃんのことを面白いと思ってなかったんだけど、松本のボケは、浜田のツッコミがあって初めて生きるのだなあ、という事実を思い知らされました。

なんというか、ボケとして隙がなさすぎ。観客はツッコミようがないんですよ。「面白い」とか「つまらない」とか、観客のどんな反応であっても松本にはたぶん折り込み済みで、「俺は俺やからな」と、「自分の世界」に対するゆらぎが微塵もない。松本だけが舞台に出てきて、完成度がやたらと高いボケを2時間聴いていた感じであります。

北野武のナルシシズムとも違う。北野のナルシーは、まだ俺は好きになれるんですがね。『大日本人』については、なんと言えばいいのか言葉が見つかりません。と言って、ずいぶん書いてしまったけど、内容のあることは何も書いてませんね。書けないのだけど。

パンフで松本の言葉を読んだんですが、「俺は誰の影響も受けてない」と言ってて、ああそうか、と思いました。これって、めちゃくちゃ「他人の評価」を気にしてる言葉ですよ。「こんな映画見たことない」という言葉が聞きたくてしかたがない。創作者って一度は「誰の影響も受けたくない」と思うものなんですが、そんなことは無理なんですよね。やってみればわかる。

『2001年宇宙の旅』で宇宙人を登場させようとしたキューブリックが、「誰も見たことがない生物のデザイン」を考えようとして、ついにできなくて、とうとう生物ではなくモノリスになってしまったわけですが、『大日本人』は、このモノリスみたいな映画だと思いました。『2001年』ではなく。

文芸評論家が自分で小説書こうとしてよく陥る状態に、「他人のツッコミに身構えるあまりに何も書けなくなる」というのがあります。それでも、何かを書こうとすると、あらゆるツッコミを想定して、ガチガチにガードを固めた隙のない作品を書いてしまうんですよ。プロットも文章も完成度はとても高くて、作者の頭のよさは伝わってくるんだけど、読者は馬鹿にされてる気がして黙ってしまう。

『大日本人』は、しかしプロットレベルではよくある「特撮ヒーローもの」なんですよね。それのパロディになっている。その限りでは面白く見たのだけど、「特撮パロディ」自体はここ25年くらいさんざんやられているでしょう。それで誰の影響も受けたくない松本さんは、特撮パロディのフォーマットだけを使って、そこから想定できるあらゆる笑いの要素を巧妙に引き算している。引き算だけで長編映画を作るというのも、たしかに才能だと思いました。

でも、まあ、こういうのは一回作ったらそれでいいと思いますがね。松本監督にもし次回作があるのなら、今度は浜田の役割をどう作品に入れるか、入れられるのか、にかかってくるんじゃないでしょうか。ああ、俺、仕事でこの映画の感想を書かなくてほっとしています。

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| コメント(76)

“ようやく「大日本人」見たけども” への76件のフィードバック

  1. あ~ より:

    たけしの『その男、凶暴につき』のときも
    褒めて良いのかけなすべきなのか
    みんな困っていたようですね。
    あれはTVで見ました。
    なるしーは感じたけど、それで終わらない何かも感じました。
    サティのあの曲がたけし刑事の歩きに
    妙に似合っていました。

  2. 長谷邦夫 より:

    23日、しりあがり寿さんの事務所に呼ばれて
    3時間ほど、彼からインタビューされてきました。
    20人くらいインタビューしたいとのこととは
    彼の担当編集者(単行本企画)。
    ぼくで5人目か6人目。
    どうなるんですかね。
    現在、マンガ雑誌では、ギャグ・ナンセンスが
    瀕死??では~という彼。
    とことんイッてしまったマンガのギャグ。
    ぼくは、赤塚時代の証言者という役目なんだと
    思うんですが。
    あえて「空虚なビジョン」という言葉を
    吐いてみました。
    行きついたナンセンスの「空虚」さ、とは?
    『大日本人』も。オモシロイが語れない
    「空虚」に逝ってしまったのでは??
    チョイ、昔にもどりますが、
    ぼくが発想したバカボンの
    「実物大・天才バカボン」。
    これなんかも、「空虚」で
    あるが故にオカシイ。
    さて、現在の「空虚」は?
    ってことなんですが、皆様。

  3. 大日本人

    <この映画の見どころ>
    ダウンタウンの松本人志が、企画・脚本・主演を兼ねて映画監督デビュー。竹内力やUA、板尾創路といった個性的なキャストを迎え、企画から完成まで5年の歳月をかけた注目作。

    <映画スト…

  4. おすぎが松本人志監督「大日本人」を酷評!!

    "松本人志監督の「大日本人」、
    映画さえ作らなければ“天才”と思いこませていられたのに…。
    映画以前の姿勢の問題でしょうね。
    特にラストのシークエンスを見て何が起こったのか理解不能に陥りました。
    この方は多分…

  5. とおりすがり より:

    > 松本だけが舞台に出てきて、完成度がやたらと高いボケを2時間
    これは実際にやったことがありますね。松本と、後輩芸人のボケ担当と数人で。
    面白いとは思うけれども、ここで笑っていいのかどうかわからないので、非常に居心地が悪いけどつまらなくはないし、何とも言いがたい舞台です。

  6. 突っ込み より:

    >文芸評論家が自分で小説書こうとしてよく陥る状態に、「他人のツッコミに身構えるあまりに何も書けなくなる」というのがあります。
    突っ込みどころを知っているために、一分の隙を作らないように書く。すると面白くなくなるという事ですね。
    >完成度がやたらと高いボケを2時間
    「面白い」と「笑える」は微妙に違うんですよね。笑える雰囲気もないと笑えません。

  7. syuu より:

    影響されたら負けだということなんでしょうね。俺が影響を与えるんだ、と。
    松本さん自身が、密かに好きだったり尊敬している、あるいは不覚にも影響受けちゃった監督とか作家が誰なのか気になります。

  8. NTT より:

    周到に引き算できるほどシネフィルではないと思うんですけど! 政治的なウィットの部分は、天然だったみたいですね(さっきNHK-BS2で放送された「松本人志の大人間論」をみての感想)。

  9. AK より:

    隙がないといえば竹熊さんもサルまんで作品中ですでに「想定批評」というのまでやってしまい、他社の批評を封じ込めてある意味草木も生えないようにしてしまったと何かの対談で半分後悔混じりでおっしゃられていたのを読んだ覚えがありますが・・・

  10. X虎 より:

    要するにまた「寸止め」やった訳か。今度は映画で。

  11. めたろう より:

    長谷様の「空虚」 難しいです、、、。
    「実物大・天才バカボン」
    相原さんの「実存君」
    そして「大日本人」
    この辺りに共通性がある様にも思われるのですが、、、、。
    昔、「ハイパーリアリズム」という言葉が好きで、良く使ってたけど、上記「空虚」とはズレるしなぁ。

  12. めたろう より:

    「引き算」の話は、判ります。
    つまり観客向けに足したモノが無い。
    作りこみがしてあるのにそう見えない、またはズレた作りこみに見える。
    >「面白い」と「笑える」は微妙に違う
    と通じる話だと思います。
    「笑いのCUE」「笑い所」の提示、というのを交通整理するのが、
    浜田氏はじめ「ツッコミ」の役割なのでしょうが、「大日本人」では不在です。
    「ツッコミ」は、観客へのコミュニケーションを取るのに必要なのです。
    この間はインタビュアーの演技の軽視について不満を述べましたが、
    それが「ツッコミの不在」と言う事なのかなぁと思います。

  13. tomo より:

    松本が天才だと認めている、作家ですが、
    いがらしみきおを認めていますね
    認めているというか大絶賛で天才だと発言していますよ

  14. めたろう より:

    ああ。
    いがらしみきおさんは「空虚」を実現できてる人かも。

  15. 長谷邦夫 より:

    >いがらしマンガの「空虚」
    そうですね。『ぼのぼの』の初期はそうした
    傑作が多かった。
    ただ川に流されていくぼのぼの…
    木片とぶつかる…
    ぼのぼのの方向が変化する…
    ただそれだけ~
    ぼのぼのは「空虚な時間へと流れていく」
    なのにオカシイ!
    実に不思議だった。
    あんなシーンに笑いがあるなんて。

  16. しなぷす より:

    大日本人

    やっぱり感想なんてものは思い立ったときに書くのが新鮮でかつ、変にカッコつけずにストレートに文が書けるし、何より心にひっかかったままなのがとても気持ち悪いのでやはり今、書くとしますw で、肝心の感想ですが・・・ 「こりゃあフランス人が分かるわけないな。 いや…..

  17. u,t より:

    松本さんが好きなのはぼのぼの以前のネ暗トピアとからへんみたいですね。たしかにあのシュールさとは相通ずるものがある気がします。

  18. apg より:

    もう大分昔から
    「やっぱり浜田がいないとダメ」みたいな
    論議はありましたよ。
    たけくま先生、松本のソロビデオとか
    舞台を御覧になってないですね、さては。
    その後浜田も出たビデオも出ましたけどね、
    やっぱりあまり面白くはなかったですよ。
    奇妙な味わいはありましたが。
    松本の持っている
    「大阪の貧乏人シュール」感覚は、
    安っぽい着ぐるみなら笑えますが、
    下手に金かけてリアルに作っちゃうと(CG含め)
    ただ気持ち悪いだけになってしまうんですよね。
    十代の頃松本のセンスに圧倒的に啓発されて
    しまった我々の世代としては特に凄いものを
    観たという気は全くしないです。

  19. 大日本人を見た

    話題の「大日本人」を見てきましたよ。
    ぼくは10年来のダウンタウンファンですが。
    以下、具体的な映画の内容には触れていませんが、
    未見の方、特にこれから観ようと思っていて、
    非常に期待されている方はもしかすると気分を害される
    恐れがありますのでご注意下さい。
    と言う前置きから容易に想像がつくと思いますが、
    実際、クスりとも笑えませんでした。
    いやまあ、素人のオッサンがしゃべってる所で
    一回面白いと思った瞬間もありましたが、
    2時間でその一回ってんじ…

  20. 通公認 より:

    >syuuさん
    >松本さん自身が、密かに好きだったり尊敬している、あるいは不覚にも影響受けちゃった監督とか作家が誰なのか気になります。
    本田透氏が「にじいき」で「これって二十年前に庵野さんがやってたこと(帰ってきたウルトラマン)じゃん」と言ってました。
    松本氏が知っていたかは不明ですが。

  21. たにしんいち より:

    僕は戦隊モノのパロディってまだ有効だと思っていたのですが、、、ああ確かにアニメ・漫画ではやり尽くされている感じありますね確かに
    松本のソロビデオで浜田は5回に1回くらい顔を出す、浜田が入ると確かに雰囲気とか明るくなるし面白いのだが、下世話でわかりやすくなってしまう面もある
    「大日本人」でも最後のアメリカのヒーロー一家の長男が松本に「お前何やっとんじゃボケ」とかツッコムのは、往年だと浜田の役所なのだろうなあとは思った
    松本ビデオでいうと、「くみ取り便所の下の秘密組織の話」はああいうのが好きな人はいるのだろうが、僕は浜田の下世話さが悪く出た例だと思った 
    松本ビデオの、DQNの夫婦がギョーザをめぐってケンカを始め、夫婦の夜の生活まで罵り合うコントは、まあやっぱり浜田は素晴らしいなあという以上でも以下でもないというものだった
    傑作の「巨人殺人」などはやはり浜田が出てこないことで緊張感が出ていると思った
    今回の松本のキャラは、長い髪とかあのしゃべり方とか、「1人ごっつ」の「父親の敵討ちに来たマネキンの少年相手に『今日彼女が今から来るから、彼女の来る前にビデオを見てオナニーして抜いておかなければならないから敵討ちの相手はしていられない』旨をえんえんと伝えるヘンな格闘家」が入っていたのだろうか、と思った

  22. o より:

    松本は浜田みたいに一人で司会とか出来ないし
    浜田みたいに演技力も無いし
    お笑い力も衰えてきたし
    もう北野たけしみたいに、監督とかやって誤魔化すしかないのかも

  23. X虎 より:

    「ザッサー」はみんなスルーですかい?
    最新作なのに。

  24. ハチ より:

     私はあの映画に必要なのは、多分浜ちゃんよりも今田ではないかなあ、と思いました。

  25. たにしんいち より:

    吉田戦車については、「王様」というパロディバンドがダウンタウンの歌番組に出たとき
    「何かこんな人吉田戦車のマンガに出てきますよね」と言ったことがあり、一応読んでいるんだと思ったことはあります。
    「HEYHEYHEY!」だから彼らがもうレギュラーを何本も持っている時代でしょうね
    ダウンタウンがウケはじめた時代と不条理マンガと呼ばれる漫画家達の時代というのは重なるなーとも思いました

  26. nishi より:

    ビジュアルバムが面白いと思う人には、大日本人も面白いと感じることが出来るはずですし、そうでない人は面白いとは思えないのではないでしょうか。ある種、ビジュアルバムは踏み絵ですね。

  27. apg より:

    ぼくはビジュアルバムはまあ面白いと思います。
    けど「大日本人」は面白くないと思います。
    違い

    予算

  28. 狐蓋。 より:

    松ちゃん、エヴァは観てるかな、と
    なんとなく思いますた。

  29. WW より:

    松本は昔のアニメ大好きですし、基本オタクなので、
    ゲームも漫画も映画も人並み以上にはインプットあるはずですが

  30. syuu より:

    >通公認さん
    >tomoさん
    ありがとうございます。なんとなく分かります。不条理とかエヴァとかシュールなの好きそうですね。どっかヒネリにヒネリたい、普通じゃ終わらないぞ、みたいな。。

  31. ぬるはち より:

    >たにしんいちさん、syuuさん、
    蛇足かもしれませんが、
    庵野版(DAICONFILM版)「帰ってきたウルトラマン」は、実写ですよ。
    いわゆる自主制作特撮映画ですが。8mmで。
    ウルトラマンは庵野秀明氏自らが素顔で演じています。
    ウルトラマンスーツ着て、
    首から上はボサボサ頭にメガネそのまんまで。
    (それでいいのかよ!とつい言ってしまう)
    言われて見れば「大日本人」に近いノリかも。
    特に変身巨大化のくだりは・・
    松本氏がこれ見てたかは分りませんので、元ネタとは断言できませんが。
    (当時のその手の自主映画では、
    「愛国戦隊大日本」なんてのはモロ戦隊物のパロですね。)
    庵野ウルトラは「八岐之大蛇(ヤマタノオロチ)の逆襲」とともに、
    “特撮が楽しかった時代”の頃の息吹を感じられる(自主)映画だなあと。

  32. naga より:

    「他人のツッコミに身構えるあまりに何も書けなくなる」
    耳が痛い(笑)
    土曜日、スマップの番組で内容が一部流れてましたけど、
    「ん?、トニーたけざきの『岸和田博士の科学的愛情』?」
    あれ、関西センスなんですかねぇ…
    映画は、『ギャグマンガ家の袋小路』みたいな感じなんですかね?

  33. たけくま より:

    ↑いや、ギャグマンガ家の袋小路みたいな「焦り」「悲壮感」がまったくかんじられない映画なんですよ。それなら、たけしの『監督・ばんざい』がまさに「映画がわからなくなった映画監督の悲壮感」をテーマにしています。
    「大日本人」はもっと淡々としていて、温度が低い。地味な語り口で、完全に狂ったパラノイアの妄想世界を、ものすごい金かけて作ったという映画です。
    その意味では、確かにすごい。病状が進んで一日中壁をみている精神病者の頭の中は、たぶんこうなっているんだろうなという感じです。すでに一部に熱狂的なファンがいるというのもわかります。10年後にはカルト映画になってるのかもしれません。
    ただ、ツッコミがまるでないので(松本に終始インタビューしている画面の外の声がツッコミなのかもしれないが、その役を果たしてない)、ほとんどの観客は笑っていいのかなんなのか、わからないまま宙ぶらりんにされてしまうんですよね。

  34. めたろう より:

    大日本人については「映画で無くて良い」と言う批判があり、
    当人達も「映画は選択肢の一つ」的言い方をしています。
    これを裏返して考えると、
    制作側、主として吉本興業側が、最終的な発表形態を、
    DVD売りにするか、映画に踏み込むか、
    直前まで決め兼ねていたのではないか?
    その結果、前半の擬似ドキュメンタリーの曖昧さに繋がったのではないか?
    と、私は疑っています。
    ある段階まで、DVDの線で準備が進んでいたのでは無いか?
    であれば、前半部はモニターで見る事になり、
    見る側が、ドキュメンタリーと見なすのに必要な要素を、だいぶ脳内補完しやすくなります。
    また、繰り返し見直す行為を織り込んでの小ネタの羅列も有効になります。
    クライマックスで、擬似ドキュメンタリーのカット割りの曖昧さについての説明にあたる大仕掛けが明かされますが、
    私には乱暴な言い訳だと感じられました。
    しかしあれも、ひょっとしたら、画面停止で確認すると全て説明される事になるのかもしれません。
    しかし、映画館で、スクリーン上演で、観客が座席に一定時間固定され、
    観客側が時間軸のコントロールが出来ない、
    という映画のルールにおいては、
    ルールを満たしていない部分が目立つと思います。

  35. u,t より:

    dvd企画ではあの予算はつかなかったんじゃないですかね。でも松本さんは何度でも観られるクオリティのものを、とは思っていたと思います。
     初期のいがらしみきおもやっぱり淡々とボケ続けてオチてないけど、そのオチてない所に絶妙の笑いがある、というものだったと思うのですが、そういうマニアックなものを映画として公開するとどうなるか、という事なんでしょうね。
     ただ「大日本人」に関して言えば、実は松本はすごく丁寧にお客さんを楽しませようとしているのではないかと思います。幼児性丸出しのくだらない「獣」のデザインとか、特撮のパロディだと思ってみるとつまらないかもしれませんが、普通のおっさんが巨大化する、とかそういう幼稚さが本質の楽しさが中心にある映画だと思うのですが・・・。

  36. メルヒェンおぢきごふぁん より:

    大阪の笑いはベーシックが「冷やかし」ですから。
    温度冷やす、熱くなる監視システムですね。「神をすぐ目指しちゃうお調子者」の。
    松さんがハゲで坊主気取ってるのも偶然じゃないと俺は考えます。hiroちゃんと上手くいかなくなって般若心経真面目に読み出した報道がありました。
    かつ、湿度も低い。
    冷たく乾いた…と、正鵠を射るのも冷たく乾いてますな。こらおもろい!<故宅間

  37. ゼリーマン より:

    個人的に一番しっくりきた「大日本人」の感想。
    http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=1834562&tid=ffckdca4n1g2ha4ca4fa4ia4a6a47a4fa5a4a5dea5a4a5aa4ja4na1a9a1a9&sid=1834562&mid=7028
    「大日本人」ってホントに評価し辛い映画ですね。
    本編もそうだけど、松本本人も韜晦するような物言いばっかだし。
    たけくまさんの「仕事で感想書かなくてよかった」と言うのは、素人の僕でも共感します。
    でも、そこを読みたい。こんな映画を、あの人はどう評価するのか、どう語るのかというのに大いに興味がわく。
    なんで、いろんな人の「大日本人」評を読んでまわってます。
    そっちの方が、映画本編より楽しいくらいです(笑)

  38. りゅう より:

    >狐蓋。さん
    >松ちゃん、エヴァは観てるかな、と
    どうやら観てたみたいですよ。
    「松本さんも『レイちゃんとやりたいわ~』って言ってました」って今田が明かしてました。
    ようつべで聴いた、エヴァがブームだった頃の今田東野のラジオ番組で。
    松本がああいうオチをやりたがったのには、多少影響あったんでしょうか。それならば中盤辺りのベタなCGギャグパートをもう少し続けてからにしてほしかった気もします。
    笑えたけど、とにかく心の休まるヒマのない映画って感想でした。

  39. はし より:

    ゼリーマンさんが紹介くださった方の感想は、最後の一文で、
    この映画の核となる部分を 無邪気にネタバレされているので、
    これからこの映画を観ようと思っておられる方には、注意が必要かと思います。
    内容がどうであれ、何の警告も無くネタバレする人の言うことは信用できないな~…。

  40. あ~ より:

    未見ですが、どうして最後の一文がネタばれなのか分かりません。
    あ、説明は要りません。それこそネタばれだから。

  41. torafuzuku より:

    この映画に込められたメッセージを圧縮しますと「俺を批判するな。俺はお前らよりレベルが高い」ということになるかと思います。
    当然ながら、お金を払ってそんなメッセージを聞かされてもどうすりゃいいのかわからないですし、ナイーブに反応しちゃう人も出てくるわけです。しかし、まったく面白くないかといえばそうでもない。「惜しい」という意見の人もいます。
    >>syuuさん
    >松本さん自身が、密かに好きだったり尊敬
    >している、あるいは不覚にも影響受けちゃった
    >監督とか作家が誰なのか気になります。
    長渕剛(笑)
    松本の魅力はその幼児的な発想にあります。そういう意味ではこの映画は、ある種のアウトサイダーアートとして捕らえることが可能ではないかと思います。
    果たして映画という表現手段でアウトサイダーアートは成り立つのか?まわりがちゃんとフォローしてればすごい傑作が生まれるのではないか?興味深い疑問ですが、これについては私は悲観的な見通しを持っています。

  42. ぬるはち より:

    糸井重里氏が自身のサイト「ほぼ日」の、
    今日の雑感の文の中で、
    —————–
    あの『大日本人』を観てですね、
    「松本人志は、整合性と格闘しているのかも」と、
    勝手に思っちゃったんです。
    (以上抜粋)
    —————–
    と言ってますが、なるほどと思います。
    もしかしたら「大日本人」は、“成果物”ではなく。
    自分なりの表現と格闘中の監督の、その過程を観客は見せられている
    のかもしれないと思ったりします。

  43. メルヒェンおぢきごふぁん より:

    ぬるはちさんっていずくかでお見かけいたしました。
    モンゴル係累のお名前でしたけ。
    俺は、四代目が よっこいしょ と高速道路を背中でまたいだとこが秀逸愁眉だったかと思われます。
    「当たり判定のあるビル群」。
    当たり前なんすが、なかなかあっこまでやらんすよ。
    まあ、あと、板尾さんのビルの壊し方ですね。
    「大阪の喧嘩ってこーやって始まるんやろなア」
    とか。

  44. オープン型SNS
    人生検索 道しるべ
    http://mi-ti.net/
    自分の今までの経歴&職歴を書き綴っていただき、
    それを一般に公開するというのが基本的な使い方です。
    職業案内みたいなものです。

  45. blog49 より:

    見ている人に何がいいたいかわかったら負けだ的発言をしてましたね。これだけ、自由に、観客を無視して映画撮影できたというところに価値でも見出しますか・・・。

  46. q より:

    松本くらいになると、
    結構なご身分ってこったな。

  47. BJ より:

     ストーリーはさておいて、なんか見ていて気持ちいいなあ・・・と思っていたら、朝日新聞の夕刊で犬童一心監督が映画技法のうまさについて語っておられました。
     冒頭のガラスの割られるシーンのタイミング(ここでは僕も思わず、ドキッとしました。この感覚が撮れるならホラーだって撮れる)や、バイクでの移動の浮遊感、ロングショットの捉え方など非凡な才能がある、とあるのを見て「ああ、あのストーリで2時間飽きずに見られたのは映画的感覚ゆえだと気がつきました。
     惜しむらくはあまりに奇抜なストーリーゆえに、ほとんどの評論家や客がそれしか取り上げないことではないでしょうか?
     確かに映画技法を重要視する外国で受けたのはわかる気がします。

  48. syuu より:

    >torafuzukuさん
    長渕。。そうでした笑
    音楽の趣味のほうは直球というか
    あのアウトサイダー性に共感しているのかな

  49. 裏投げ より:

    >映画技法を重要視する外国で受けた
    TV報道じゃ好評みたいなイメージにしてましたが、
    カンヌの上映じゃ、退席する客が相次いで、
    決して「受けた」とはいえない様でしたよ。
    松っちゃんも、「冷汗かいたけれど、
    初めての体験だし、我慢して最後まで会場にいました。」
    という意味のコメントしてました。

  50. メモリ より:

    個人的に思うのは、映画のクォリティがどうかとかでは無くて、
    商業で物を作っているクセに「売れるものを作る気が感じられない」って事です。
    人からお金貰って、作る前から、「売れない」と判っているようなものを作っている。
    キタノさんの作品にもそう感じる作品が多い。
    カンヌとかで褒められれば良い作品。「判るやつだけ判れば良い」ってスタンスで商業作品を作って良いのであれば、
    例えば、
    スピルバーグさんや他にもハリウッド辺りで、何十億円とか任されて映画を作っている人・・・自称映画通とかにいろいろ言われながらも、「ちゃんと結果を出している映画監督達」が、「売れなくてもいいや」とか、「判るやつだけ判ればいいや」といったスタンスで、「そういう作品」を作り始めた時点で、今現在、批評家や自称映画通にチヤホヤされている映画監督達は全滅するんじゃないかなぁと思います。
    まぁ、その時点で映画が終わっちゃいますけど。
    「良い映画は売れなければならない」
    って、昔、仰った方がいらしたと思いますが、
    ヒッチコックさんだったか記憶が曖昧なんですが・・・

  51. 裏投げ より:

    ↑激しく同意。
    わざわざ劇場に出かけ、時間を使い、
    金払って観る側の立場になれって言いたい。
    全体的になんかそういう意識が希薄になってるよな、映画業界。
    井筒氏が「こちとら自腹じゃ」って言ってるけど、
    (試写でなく興行中の映画を劇場に見に行く意味で)
    それがアタリマエなんですよ!

  52. vuR より:

    >カンヌの上映じゃ、退席する客が相次いで
    BSの特番でカンヌの上映中の映像が少し流れてましたけど
    けっこうウケてました。
    あと今週のヘイヘイヘイで
    和田アキ子が綾波レイのコスプレしたのを見て
    松ちゃん大ウケしてました。

  53. spoon::blog より:

    大日本人

    だいにほんじん あえて言おう。駄作であると。 初めての作品ということで力が入りすぎ、あれもしよう、これもしようと頑張った。しかしラストが近づいてくると不安になってくる。真剣な自分を見て皆が笑ったらどうしよう・・・思わずおちゃらけて、言ってしまった「ははは、わざとだよ、わざと。なに?判らないの?」…

  54. NUL より:

    ↑受けているような画像の部分しか使ってないから、
    そういう風な印象を受けるんですよ。
    「なんだコリャ」でゾロゾロ途中退席してたそうだし、
    それだから松本もそういうコメントした訳でしょ。
    「ゲド」のときの第二日テレのも巧妙でしたよ。
    ワーッて受けてるような人たちも海外の関係者だったり、
    でもよく見ると作り笑いだったり、
    子供が拍手してるのも映ってたが、(親が関係者か)
    いかにもつまんなそうな表情だったりしてたな。

  55. あ~ より:

    >「なんだコリャ」でゾロゾロ途中退席してたそうだし
    そういうあなたも
    現地で直接確認したわけではないんですよね。

  56. NUL より:

    >あ~
    きりがねえしつまんないツッコミだ。
    でっちあげた映像からでも分る事はあるって
    いってるわけだよ。
    少なくとも「ゲド」ではわかった。
    あんた上のほうじゃ、ネタバレ聞きたくないと言いつつ聞いてるし。なんか駄菓子屋のババアのイヤミのようだな。

  57. 漫バカ日誌 より:

    いやあの、TVの朝のニュースバラエティ番組の、
    カンヌでの「大日本人」上映の速報では、
    退席客がけっこういて、厳しい評価に晒されたと言ってました。
    それに続けて松本監督の上映後のコメント、
    「我慢して最後まで客席に座ってました。」を流してたので、
    あながちガセじゃないですよ。
    まあ、カンヌで大好評とまでは言えないようです。
    「目覚まし」か「やじうま」かどっちかの番組だと思いましたが。

  58. IO より:

    好評だという報道がしたければそういう絵に編集するし
    不評だという報道がしたければそういう絵に編集するというだけのことだな。

  59. 門外漢 より:

    ↑現実には“そういう操作ができる状況だった”と、言えるんじゃない?
    てばなしで「大受け!」だったとは書ける結果ではなかったと。
    それはともかく映画祭なんだから、受けたのだったら、
    それなりの賞なり、ノミネートなりがされたと思いますが。

  60. より:

    >現地で直接確認したわけではないんですよね。
    「人類は月に行ってない」と主張する人と、同じ論理w
    たとえ実際に見たという証言も信じないでしょ。
    こういう人は。

  61. BJ より:

     あの~、どうでもいいですけど、皆さんの感想はどうだったのですか?
     僕はけっこう面白かったし、作家性があって、かつエンタテイメントとしても楽しめたので充分だと思っております。
     パルムドールを受賞した「モガリの森」(NHKハイビジョン放映を見ましたが)などよりはよっぽど面白かったです。
     こっちの方がよっぽどメモリさんのおっしゃる「始めから売る気のない」映画でしたが、でもそういう映画があることもその国の文化のものさしであるようにも思えます。
     チャカチャカした万人受けするだけの映画もあっていいと思いますが、要は”お笑いに文化度の高い映画を作られるのがいや”ということでしょうか?
     「さるマン」を書いたたけくまさんがこの映画の感想を書けない、というのは実に納得できるのですが、だからと言ってコメント欄まで「客が帰った」「帰らなかった」だけで評価するのも、と思います。

  62. あ~ より:

    >映画祭なんだから、受けたのだったら、
    >それなりの賞なり、ノミネートなりがされたと
    上でも述べましたが自分は『大日本人』は観ていません。
    でも、あれはコンペティション部門の出展ではもともとなかったと
    聞いております。
    それに客席大うけでも賞が獲れなかった例なんて
    『菊次郎の夏』を筆頭にいくらでもみつかります。

  63. あ~ より:

    >映画祭なんだから、受けたのだったら、
    >それなりの賞なり、ノミネートなりがされたと
    上でも述べましたが自分は『大日本人』は観ていません。
    でも、あれはコンペティション部門の出展ではもともとなかったと
    聞いております。
    それに客席大うけでも賞が獲れなかった例なんて
    『菊次郎の夏』を筆頭にいくらでもみつかります。

  64. より:

    「菊次郎」は大受けだったのか。ほんと?
    現地で直接確認したわけではないんですよね。

  65. ああーん より:

    この「現地で直接確認したわけではないんですよね」しばらく流行りそう(笑)
    あーは、「さうですね」とか「詳細プリーズ」とかいう言葉遣いとか、イマドキ坂本龍一のファンとかはっきり言って妙にオバハン臭いとこがイイね

  66. あっそ より:

    >「菊次郎」は大受けだったのか。
    あれはね、前半30分は客席の反応はいまひとつでした。
    ところが堤防の上で自動車がパンクして(させて)
    堤防下に真っ逆さま→「逃げろ!」の場面でいきなり大爆笑がきて
    その後はコントごとに爆笑の連続でした。
    今度の新作はコメディだと観客があそこで飲み込めたのでしょうね。
    上映後、拍手のあらしのなか(カンヌはどんな凡作でも最低5分は拍手がもらえる)
    タキシード姿のたけちゃんがみっともないくらいガイジン観客に
    頭下げまくっていました。
    日本の映画館ではついに一回も爆笑が起きなかったのが対照的でしたね。

  67. あ~ より:

    >「さうですね」とか「詳細プリーズ」とかいう言葉遣いとか
    それは長谷ブログでのコメントですね。
    「さうでしたかぁ」は先生の「いかがでせう?」を受けての
    旧仮名遣い、
    「プリーズ」も赤塚マンガへのオマージュなのですが。
    氏の講座にもぐって
    ギャグ史をもう少し勉強されてはいかがかと。

  68. やんややんや より:

    スルー

  69. X虎 より:

    >BJ
    >コメント欄まで「客が帰った」「帰らなかった」だけで評価するのも、と思います。
    あのね。そもそも、君がいい加減に「外国で受けた」とか、
    言ったせいでしょうが。ったく!
    げんちでちょくせつかくにんしたわけではないのに!

  70. NUL より:

    >ギャグ史をもう少し勉強されてはいかがかと。
    うわ。イヤミオタッ。

  71. ぬるはち より:

    >カンヌはどんな凡作でも最低5分は拍手がもらえる
    そうですか。なるほど。
    その様子のビデオを報道すれば、
    どんなにガタガタで受けなかった作品でも、
    “カンヌで大絶賛”と宣伝できるわけですね。
    ・・「げどせんき」はベネチアだったけど。そういう感じはするね。

  72. にょろ より:

    NHK総合7月13日(金)22:00~
    プレミアム10『松本人志の人間論』
    13日の金曜日に、放送だそうですよ。
    いろいろしゃべりまくるみたいなので、
    『大日本人』についてどう語るか、ですね

  73. ゴロー より:

    つっこみがないと松っちゃんはつまらない、じゃないでしょ。
    つっこみがないと笑うところがわからないだけでしょ。見てる側の問題。
    笑えない人はただたんに松本人志と笑いの好みが合わないだけです。
    それは全然恥じることでもなければ、松本を否定することでもないです。
    しょうがないですよ。
    僕だって松本の作品は面白いけど、ネプチューンやウッチャンナンチャンやとんねるずはどこが面白いのかひとつもわからないですから。

  74. オプ より:

    いや一言でつまんない。松本。

  75. はに○ より:

    ずっこけた音。
    「ザッサーー!!」

  76. まあムーブオーバー最期の回の『大日本人』を観た訳だけど

    なんだかどう書き出そうか。とりあえずぐぐったり自分のRSSリーダーに登録しているブログでコレに言及している人をちょっとチェックしてみた。
    したら、『たけくまメモ』のたけくまさんのエントリを読んでひざをポンと打ったのでとりあえず。
    たけくまメモ : ようやく「大日本人」見たけども
    ここで、たけくまさんが、
    駄作とも傑作ともいえない。かといって凡作でもない。なんとも言えない。その意味ではこんな映画見たのって初めてであります。ダウンタウンの漫才やしゃべくりを見ているこっちとしては、100%ピュ…

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