たけくまメモMANIAX

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2007年8月15日

サルまんで「やおい」といえば

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Tonchi 昔の『サルまん』でも、実は一回「やおい」ネタやってるんですよね。91年頃ですが。作中の『とんち番長』が大ヒットして、担当の佐藤が野望の二人に「どうしましょうか?」と同人誌持ってくるんですよ。二人は、当時は作品が当たって余裕しゃくしゃくですので、タバコふかして「いーんじゃないの、ほっとけば」みたいなことを言う。で、ここにある『TONCHI伝説』、じつは俺がよくわからずに描いたんですよ。「こんな感じかな」と考えながら。

今もそうなんですが、やおいのことを何も知らずに描きましたので、「一冊読めば皆同じである」などと失礼なことも書いてます。今思うと、大変申し訳ありません。まあこの後、この二人はマンガ家として没落の一途をたどっていくわけですが。

とにかく、出来はともあれ、こういうのは一度やっちゃっているので、同じことをやってもしようがないので、どうしようかと考えてます。

今回「やおい・腐女子」をネタとして取り上げるというので、「腐女子がバカにされるのではないか」とご心配の人も多数おられるようです。ご心配はもっともです。俺も相原くんも、決して腐女子をバカにするつもりはありません。が、ギャグという性質上、笑えるものにしようと思ったら怒る人も出るかもしれません。

しかし、今度の「野望の二人」は40代も後半となり、過去の栄光にすがるだけで金は全然ない貧乏人で、プライドだけは異様に高い人間として最低の存在になりますので、マンガの中の二人と現実の竹熊・相原は別人格ではありますが、腹の中は似たようなものですから、哀れな奴らの描くマンガだと思ってなにとぞ寛大なお心で接してくだされば…と思います。

前作もそうでしたが、本当に今度の二人は最低なんですよ。●●●●よりサイテー。2ちゃんにスレが立って罵詈雑言で埋まっても、やむを得ないほどの。まあ一個もスレが立たなければ、それはそれでサイテーかもしれませんが。

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| コメント(19)

“サルまんで「やおい」といえば” への19件のフィードバック

  1. naga より:

    ドラマの初回などは、
    『火は燃えあがる→縁起がいい』ということで、
    火事のエピソードを入れることがあるそうです。
    『サルまん 2.0』のエピソード1、「やおい・腐女子」は、絶対に炎上します!
    炎上しないと作品自体が成功しないような(笑)
    でも、意図的な『釣り』はムズカシイから…
    「やおい・腐女子」の概念自体、統一した規定があるわけでもなく、
    どんなに取材しても『それは違う』という人、あらわれるでしょうなぁ…
    (80年代の『おたくとは何か』みたいに)
    連載開始と連動して始まるブログ、
    (広告とか極端なモノの以外は)規制などもうけないで、
    >投稿者は、投稿された内容及びこれに含まれる知的財産権、
    >(著作権法第21条ないし第28条に規定される権利も含む)
    >その他の権利につき(第三者に対して再許諾する権利を含みます。)、
    >掲示板運営者に対し、無償で譲渡することを承諾します。
    ↑的なことを明記して、作品に『悪意ある引用』しても、
    大丈夫な形にしといたほうがいいような。
    (うーん、でもそんな表示があるもんに、書き込む人間があらわれるか?)
    理想的な展開は、毎日、剃刀レターが数十通きて、
    『エピソード2』で、その騒動が粉砕するような強烈なもののがくる形ですが、
    その『エピソード2』を考えるのが大変そう(笑)

  2. めたろう より:

    箱根に温泉入りに来てる間に面白エントリが。
    コメントの反応を見る限りにおいては、旧さるマンでのお約束通りの叩かれ展開になってるようですが。
    今回のは、萌の考察から発展して、マジでBLモノをやるつもりではないかと思われ。
    まずはどんなのが出てくるか、様子を見ていただく事は出来ますまいか。
    携帯からの打ち込みなのでここまで。

  3. たけくま より:

    前の「腐女子の先生」のコメント欄に書いたんですが、念のためこちらにも載せておきます。
    ………(再掲)…………
    たけくまです。
    やはりブログで「こちらが参加する場合の反応はどういうものがありうるか」を予備調査的に打診してみてよかったです。
    本日「サルまん」スタッフと、俺と相原くんの折り込みピンナップ写真の撮影があるので、そこでみんなと相談してみます。
    場合によっては次回冬コミ参加は見合わせるか、ジャンルをずらして申し込むかもしれません。普通に考えると「創作・JUNE」なんですが。
    ところで俺と相原くんの辛みのピンナップ撮影ですが、全部編集部におまかせなのでどんなものになるのか心配であります。

  4. より:

    >一冊読めば皆同じである
    腐女子じゃない立場から見ればその通りです

  5. 名無死さん より:

    ずっとROMって見てたんですけど
    さるまんはギャグ漫画なんだから
    本気で怒ることはないと思うんですけどね
    一連の騒動(?)を見てて
    昔、久米田康治が赤松健をネタにして
    漫画を描いたところ一部の赤松信者が
    久米田に本気で怒ったのに対し赤松健がファンに
    あれはギャグなんだから怒るなと諭した
    のを思い出しました。
    まぁある程度妄信入ってないと
    信者なんてやってられないのかもしれませんが・・・

  6. 鐵腕小鳥 より:

    BL教団…

  7. まじ より:

    竹熊先生が、悪意やからかいで、腐女子・やおいを「サルまん」で取りあげようとしているとは思いません。ここでコミケ参加について危惧している人も、そこは誤解していないように思います。個人的には楽しみです。
    ただ、一般の腐女子と、プロのBL作家やユリイカの腐女子特集の監修をするような学者さんとでは、やおいと自分との付き合い方や、腐女子と見られることへのタフさは相当に違うと思います。やおいはセックスが絡む話ですから、とくに、10代20代の若い腐女子が、コミケの場で、直接、好奇心のまさる目を向けられること、もののついでに自分のやおい本を見られることを怖れ、嫌がったとしても、仕方がないと思います。腐女子がなんのためにやおいを求め、読み書きするかの根本を考えると、晒し者がいやならその場に出るな、本を作るなという論調で責めることは私にはできません。
    ピンナップには期待しています。竹熊×相原で、リバの可能性を感じさせるものだと嬉しいです。

  8. AD より:

    まさかあの同人ネタの絵がたけくまさんだったとは驚きです。
    それにしても、肝心な事や必要な事は忘れるのにこうしたことはなぜ頭に残ってるんでしょうね。
    それだけさるまんにインパクトがあったからでしょうね。

  9. 沖酪 より:

    サルまんでやおいで思い出したこと。
    リアルタイムで読んでて、最終回で、逝っちゃった目で夢を語る竹熊とそんな彼に調子を合わせつつかいがいしく面倒を見ている相原にマジ萌えした。
    というか今でも萌える。
    いわゆる「やおい」は性に合わない性質なのですが…。

  10. 金田淳子 より:

    俺、誰かを好きになるの、怖いよ!
    は『サルまん』史に残る名セリフですよね!
    というか沖酪さんがおっしゃる通り、『サルまん』は、竹熊×相原(リバ)で読むのが正しいと思います!!
    (実際にお二人にお会いしたとき、お二人の会話の量が、
    竹熊100:相原1
    ぐらいの割合だったのも、ツーカーというか何か一線を越えてる感じがしてよかったです。)

  11. めたろう より:

    ただいまPC環境に復帰しますた。
    全体を読まずにコメントし、
    たけくま様にはお手数をおかけしました。
    そもそも「さるマン」の過去のパブリックイメージというものが、
    かなり攻撃的な批評、であったり、
    「おとこ汁」
    といったものである以上、
    「近づかないで!」
    という初期反応が帰ってくるのも、
    止むを得ないのかもしれません。
    まわり道ですが、
    「BLモノに取り上げてもらえる作品を作り出す」
    というのが、結局認知して貰える近道になるのかもしれません。

  12. 忍天丼 より:

    >ところで俺と相原くんの辛みのピンナップ撮影ですが、
    【カラミ】が【辛み】になってますが、意味的にはあってるのかな?)
    どちらがウケでどちらがタチかが気になりますね(笑)
    スクール水着を超える写真を期待しています。

  13. 豆たろう より:

    >ところで俺と相原くんの辛みのピンナップ撮影ですが、
    やはり全裸での絡みですか。
    冷房の効いていない室内で、ジットリとした肌に絡み合う処理されていない体毛……

  14. たにしんいち より:

    BLものの不思議に思うこと 
    具体的な作品挙げて論じるべきなのだろうが面倒くさいのでしない
    (1)主人公の周辺に、ミョーに主人公達の「恋」の成就を応援する主人公の妹とか姉とかサッカー部の女子マネとかが出てくる。
    「お兄ちゃんて受けだよね」とかキモイ事を言う妹とかが。
    まんだ林檎という人は女性だと思うのだが、この人の描いた何かの漫画では主人公達に「少年であるということは一つの特権なのよ」とわけの分からないことを力説する高校の女性の校医さんというのがでてきて、主人公に魚河岸三代目何とかという人の詩をいきなり勧めたりするのだが、この校医さんの存在が説話的に全然必要ないので笑えた。
    この周辺に出てくる女子は「メガネ君」と同じ役割なのだろう、腐女子の方はこのメガネ君を通して感情移入すると、、、
    (2)ミョーに人間関係とか兄弟・親子関係がウェットである。男というのはそんなに人間関係に気を女性ほど使わないし、兄弟関係なんかは本当にドライなものなのだが、この辺が女性の方がBL描くと、ミョーにウェットになってて、兄弟で買い物に行ったり、誰と話したとかをイチイチ気にしたりする感じがする。
    西原理恵子さんのエッセー風漫画で「高校の時の友だちの○○ちゃんは一人で昼ご飯を平気で食べられるからエラいと思った。アタシにはできない」みたいな文章があって、西原さんでさえそーなんだとビックリした覚えがある。男の子は大抵一人で飯を食うのをそんなに何とも思わないんじゃないかと思う。BL読んでいると、この「昼ご飯を食べる相手がいない寂しさ」という男性にはあまり理解できない感覚が綴られていることがたまにあっておかしい。
    えっと何かのBLで、「幼少期のちょっとしたトラウマで同性である男性と話すとキンチョーしてしまう」という可愛らしい少年が主人公の話で、幼なじみに「そのトラウマは何とか克服しないと、、、昼ご飯だって食べる相手いないじゃないか」と突っ込まれると「女子と食べてもらうからいい」と少年が答えるシーンがあった。そんなトラウマなくても女子と食べてもらう方がいいけどなーと思った。長文失礼しました

  15. 長谷邦夫 より:

    めたろうさんのおっしゃる感じと
    ほぼ同じなんですが~
    BLものに使ってもらえるキャラを作る!
    萌え絵を描く~というヤツより
    相当困難が予想されますね。
    なんか結局、カジワラマンガのキャラ風だったり
    しちゃって。
    それを、例によって、皆でよってたかって
    批評したり、修正提案したり~で、
    相原さんが苦しむ(笑)
    「二度とやりたくねえ~~っ!!」か。

  16. ノミア より:

    BLって男同士という設定だったら客観的立場になれる女子の、恋愛と性愛の感情を全開にできる装置って思うんですけどね。男子の設定だけど心理的内容はたいてい女子だし。ある意味、フランス書院とかの官能小説とか昔のエロ劇画に近い感じもします。同性がつくる理想の男女という意味では。暗黒エロ宝塚とも言えるようにも思うのですけど。読み手としては、受けと攻めのどっちに感情移入してもオッケーって感覚で言えば、SMものに近いようにも思うんですよね。野望の王国って劇画を語った女性を知らないけど、それをやるのも、その逆をやるのは楽しいというか、興味深いと思います。同人とかアマチュアとかとプロの違いの論議に関しては、僕はたけくまさんと同世代なのですが、なんかサブカルではなくてね、アングラとかカウンターカルチャーとメインカルチャーみたいな緊張感のある議論のように思えて頼もしいですねえ。いまは食えることを前提に活動している演劇とかジャズとかロックのジャンルよりも漫画のほうがアマチュアで、生活とは別で、表現を純粋に考えてるのかもって思ったりもしますよ。「同人」=「アングラ」みたいな。なんか70年代終わりのアングラな演劇とかジャズの人々って、どうやって生活しているのかわかんなかったけど、メジャーとすごい線引きしていましたし。

  17. めたろう より:

    「BLものに使ってもらえるキャラを作る」
    という作業が、萌えであったり、
    キャラ主導の作品つくりの目安にはなるのでしょうが、
    問題は、
    「ウエットな人間関係」
    の方でしょうなぁ。
    いや理屈じゃわかるんだけど。
    萌え論議の時には、
    キャラに対する感情移入の仕方について、
    男の女性性だの、パーツだのの話はでるものの、
    関係性についての話は出ないような、、。
    「属性」と言うのがそれなのかな?

  18. もとやま より:

    >●●●●よりサイテー
    この黒丸に入るのって漫画家の名前ですよね?多分。
    たけくまさんがサイテーとみなす漫画家が
    誰なのか気になる!

  19. はさか より:

     一連のコメントに「腐女子の中にもシャレの分かるのは大勢いますよ。」とか「コミケにやおい業界の面白いネタを持っていきます。」みたいなものがほとんど無いのに少しびっくり。
     まあ私がコミケ的なものに出入りしてたのは20年くらい前、いわゆるC翼・星矢によるやおい中興期の時代だったからなあ。
    絵日記マンガなんか見るとあのころはやおい作家が自分ややおい描き仲間を客観的に笑ってるような明るさがあった気がしますが。
     当時はじめてそういうモノに触れた時はホモより何より凄まじく閉じた世界観がなんとも衝撃的でしたね。
    「アンタさえいれば他に何もいらない!」的な二人だけの閉じた世界…なんだけど完成された幸せ空間ではなくて傷ついて血ダバダバ流してるような不完全空間なのが一層閉じてる感を強調してて本当にオドロイタ。
     その割りに前述のように絵日記マンガではちゃんと外に開けてる、少なくとも開こうとしてたりして、思えばあれが作家と作品の落差ってものに思いをいたす契機だったかもしれません。
     余談ですが当時作家の田中芳樹氏が「子供(自作キャラクター)をホモにされて喜ぶ親(作家)がどこにいる!」と発言してやおい業界に衝撃が走った、なんて噂がありましたがそれ以外ではあまりクレームをつける作家は聞いたこと無かった。
    そういう所やっぱり日本の創作活動って懐が深いな~

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