たけくまメモMANIAX

2010年5月20日

ヴィレッジヴァンガードで「マヴォ」と小池桂一が並んでいた

本日は夜の7時に大学を出て、叡山電鉄から京阪電車で淀屋橋で乗り換え、心斎橋からヴィレッジヴァンガード・アメリカ村店に行って「マヴォ」の在庫を確認し、さきほど京都の部屋に帰ってきました。疲れた。

ヴィレッジヴァンガードでは「マヴォ」のバックナンバーが並んでいる隣に小池桂一のマンガ「ウルトラヘヴン」が平積みになっていて壮観でした。以前、下北沢のヴィレッジヴァンガードにも小池桂一の「かたじけない」が平積みになっていて度肝を抜かれましたが、アメリカ村店のコミック売り場主任サイさんに聞いてみたら、「小池さんのは死ぬほど売れるんですよ~」と返事が来て改めてびっくり。おそらくヴィレッジヴァンガードは、小池桂一のマンガが日本一売れるお店ではないでしょうか。

そうサイさんに言ったら、「あ。もちろんマヴォも売れてますよ~」とありがたいお言葉が。

「すると、もしも小池桂一のマンガがマヴォに載ることがあったら、ものすごく売れるのではないですかね。いや実は、小池桂一と私は30年来の知己なんですよ。今度原稿頼もうかなあ」

と俺が言ったら、サイさん「本当ですか?!」と目を丸くされていました。もちろん本当です。小池くんが16歳で手塚賞をとってから、一時的に筆を折って「消えたマンガ家」になっていた80年代初頭に知り合ったんです。

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2009年11月11日

マンガと大学教育(1)「マンガ工学部」の可能性

※以下収録する原稿は、雑誌「ちくま」2008年7月号「オタク文化の現在(17)マンガ工学部の可能性 竹熊健太郎)より転載したものである。採録に当たって、一部表記を改めた。文中に森川嘉一郎氏や伊藤剛氏の名が出てくるが、これはこの三者による持ち回り形式の連載だったからである。

●マンガ工学部の可能性

このリレー連載も「大学教育とマンガ」という現在のテーマに入って、俄然佳境に入った感がある。森川嘉一郎氏はアカデミシャンであり、伊藤氏と私はそれぞれフリーのマンガ系言論人という立場から大学教育に関係することになった人間であるので、これはそれぞれの考察を深めるいい機会だと思う。

まず私と大学との関係をざっと書いておこう。81年にフリーの編集者兼ライターとなった私は、主としてマンガ誌関係の仕事を約21年続けた後、編集・ライター業と平行して2003年から多摩美術大学で「漫画文化論」非常勤講師となった。04年から桑沢デザイン研究所で非常勤でマンガ史を教え、06年と07年には桑沢で森川・伊藤両氏とともに「キャラクターメディア研究ゼミ」講師を務めた。ゼミはまだ存続しているが、私だけ今年は抜けさせていただき、代わりに京都精華大学マンガ学部の客員教授として教壇に立つことになった。(註:2009年からは教授)

多摩美の講義は今年で六年目になるが、漫画文化論と銘打っているものの、実際はマンガ史とアニメ史を教える内容である。両方をひとつの講義でやる理由は、特に日本においてはマンガとアニメーションが強い相互影響のもとで発展してきた事実があるからだ。

一方、昨年と一昨年に桑沢で行ったゼミは、森川・伊藤氏と私がいわば「編集者」の立場となって、ゼミ生にマンガやアニメ・ゲームを創ってもらってCD付き雑誌を作り、コミケで販売までやるというものだった。これは三人ともに理論だけではなく実作教育に踏み込みたいという願望があり、ゼミ形式でそれを実現したものである(森川・伊藤氏のもとで現在も継続中)。

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2009年7月4日

ユリイカのメビウス特集号、出ています

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うっかりしているうちに出ていましたが、この5月に来日したメビウスを特集した「ユリイカ」7月号が出ています。

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2009年5月15日

教授をはじめて一ヶ月ちょい

昨日予告した「京都ならではのアレ(仮題)」ですが、現在準備中ですのでもうしばらくお待ちください。

今は神奈川県の実家にいます。昨日夜遅く帰宅したんですが、本日は午後から八王子の多摩美で講義をして、それから都心で仕事の打ち合わせがあります。GWはメビウスで潰れてしまいましたし、忙しいと頭がクラクラして、脳梗塞の後遺症がぶり返すのではないかという勢いです(まだ大丈夫です)。

「大学の正規教員になったら忙しいよ」とは聞いておりましたが、こういうものは実際になってみないとわからないものでして、それを今、実感している最中です。

神奈川の自宅と京都の往復生活も大変ではあるのですが、やはり多摩美の講義に加えて新たに準備が必要な講義がふたつも増えてしまい、週刊連載が二本同時に増えたようなもので、これが一番大変ですね。

週刊連載というのは、少し大げさですけれども。実際には、そのうち一本は実作系の講座なので、最初に課題を与えて「前期の最後までに提出して」とやっておけば、あとは学生の進行具合のチェックと、制作上の相談に乗るだけですから、まだいいんですが。

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2009年5月13日

京都ならではの企画、今週末に特別掲載

えー、業務連絡です。今は京都ですが、この週末に帰宅しましたら「京都ならではの企画」を三回連続で掲載したいと思います。それが何であるかはまだ内証ですが、アレです。たぶん土曜日の夜には載せますので、どうかお楽しみに。

えー、ついでに近況報告しますが、先週土曜日のメビウスシンポの後、噂の「米沢嘉博記念館」の中を明治大学・森川嘉一郎准教授の案内で見せていただきました。14万冊に及ぶというマンガとサブカル文献のコレクションは、まだ別の場所に保管された状態で、書棚はガランとしておりましたが、1階から7階まで書棚で埋め尽くされたさまは、それはそれで壮観でした。

最上階は森川先生の私的コレクションの置き場となっており、書棚にはアニメックやアニメージュのバックナンバーがギッシリ詰まっていて、奥の部屋にはゲーセン用ゲーム機の筐体が三つもあってその隣には1分の1綾波レイのフィギュアがご神体のごとく鎮座しているなど、まさに「オタクの夢の城」といった風情。

見て確信しましたが、必ずやここは巡礼者の絶えない日本のオタク・サブカルチャー研究の「聖地」となることでしょう。こういう施設をドーンと提供する明治大学は何を考えているのか、もとい 羨ましい限りです。

それはともかく、週末の「京都特別企画」をお楽しみにお待ちください。


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